予告を観て気になった。ピアノの演奏がある映画に惹かれるんですよね。

 この映画も何度か近日公開の映画のチラシをみていたのに、チラシを持ち帰りしなかったようだ。残念だ。


 
 《あらすじ》

過去の出来事からトラウマを抱えた大学生・湊人(みなと)は、どこか謎めいた雰囲気のある大学生・雪乃(ゆきの)が奏でるピアノの音色に導かれ、運命的な出逢いを果たす。自然と惹かれ合い、雪乃の明るく純粋なピアノの演奏は、湊人が抱えるトラウマを癒し、やがて2人で過ごす日々は愛おしくかけがえのないものへとなっていく。しかし、ある日突然雪乃は湊人の前から姿を消してしまう――。


 《感想》


 第一弾の特典
6月28日(金)〜30日(日)の3日間
『言えない秘密』オリジナルカード
“Secret” QRコード付<完成披露試写会舞台挨拶ノーカット映像>

 第二弾の特典
7月5日(金)~7月7日(日)の3日間
QRコードから特典映像が先行視聴できる【オリジナルカード】
特別映像には、先日の上海国際映画祭のときの様子が収められているという。

 第1弾特典同様、スマホサイズ(89×63mm)のカードなので、ご自身のスマートフォンケースなどに入れて持ち歩きが可能とのこと。

 観に行った日は、特典がない日だったので、残念です。


 この映画は、2007年公開の台湾映画でジェイ・チョウが監督、脚本、主演、音楽の4役を担当した『言えない秘密』を原案とする作品のようだ。

 2007年の映画は観ていないし、本も漫画も読んでいないので、予告だけしか知らずに観ました。


  予告を観た時に、内藤雪乃(古川琴音さん)は、樋口湊人(京本大我さん)にしか見えない人なんだろうなとは思っていた。時を超えて会っていたとは。最初に目が合った相手だけに見えるとは。あの秘密の曲がキーだったんですね。

 湊人の幼馴染の浅野ひかり(横田真悠さん)が一度だけ雪乃が見えたのもなかなか面白い展開だ。


 京本さんは、独学でピアノを習得されたとのこと。クランクインの3ヶ月前から週1、2回の練習をしたとのこと。古川さんは、幼少期にピアノを習っており、15年間ぐらいのブランクはあったが身体が覚えていたとのこと。撮影の1ヶ月半前からピアノの講師のもと本格的なレッスンを開始し、演奏のみでなく、映像でよりリアルに且つより美しく印象的にみえるようにと、手の動きや視線に至るまで猛練習を重ね撮影に挑んだという。

 また、連弾シーンはお互いの音を聴き演奏する難しさが加わることから、撮影に入ってからも待ち時間を含め本番ギリギリまで練習に励んだという。

 二人の演奏は素敵だったし、二人の連弾を聴いていると楽しさが伝わってきて、私もピアノが弾ける才能を持って生まれたかったなと感じ、私も誰かと連弾したかったな、なんて思ってしまう。

 ピアノの音色は、やっぱり好きだなと感じる。


 湊人がもう少しで生まれてくる頃に、雪乃は喫茶店に行っていたんですね。そして、雪乃は湊人に「生まれてきてくれてありがとう」とお祝いを渡していたストーリーは、想像できなかったので、驚きと切なさと愛を感じました。

 湊人は、この先、どんな人生を送ればいいんだろうか?想像つかない。留学先でピアノ弾くのが怖くなってしまい帰国。雪乃に出会い、一緒にピアノ弾くことで、楽しさを取り戻していったのに、今度は弾くたびに、切ない思いとなってしまうのではないだろうか?なんて思ってしまうのだ。

 弾くたびに、一緒に弾いているような感覚が蘇ってくるのかしら⁈

 切ないラブストーリーで、こういう設定のストーリーを観た時って、どう受け止めたらいいのかしら?なんて思ってしまう。


 でも、素敵な演奏だったなと思う。素敵な演奏を聴かせて下さいましてありがとうございますと伝えたくなる映画でした。