人気俳優の窪田龍臣(河合我聞)は6年前に結婚していたことが最近発覚した。ミコがコメンテーターを務める情報番組『朝キュン』でもその話題を取り上げた。
「まあ、6年も結婚してたこと隠し通せるってすごいと思うな。まあイケメン俳優さんだからファンに考慮してってことなんだと思うけど。まっ幸せそうなんだしほっといてあげれば?」とミコはコメント。
南條理沙(アンミカさん)と窪田は公にはしていないが恋仲にあったのだ。理沙は、テレビで窪田が結婚していたことを知ることになる。
窪田は謝る。
「かわいらしい奥さんやね。幸せそう。私と付き合ったんが7年前。結婚したのが6年前。ドンかぶりやん。」と理沙は言う。
「ここに写ってるケトルもトースターもオーブンレンジもエスプレッソマシンも全部私のプレゼントやんな」と理沙は言う。
「トースターは自分で買ったけど…。」と窪田は言い返す。
「俺としては今後も君との関係は続けていきたいと思ってるんだ。」と窪田は言う。
「えっ?ホンマ?奥さんと別れてくれんの?」と理沙は答える。
えっ、そう答える?奥さんになりたい?
結婚している時点で、私なら信用できないと思う。自分大好き人間なだけじゃん、なんて思ってしまったよ。
「いや…。今までよりももっと大人の関係っていうか」と窪田は伝える。
「大人の関係?」と理沙は聞き返す。
「もうちょっと割り切った感じのさ。君だって恋愛経験豊富だし今までだって言ってみれば大人の関係だったでしょ、俺たちってさ。」と窪田はいう。
「そうやね」と答えてしまう理沙。
「来週の収録で返事聞かせて。」と窪田は伝えた。
着替えて『ナンリサチャンネル』を収録する理沙だった。
黒羽ミコは、BS放送の恋愛トーク番組「ナンリサ・窪タツの『恋するクリニック』にゲスト出演することとなった。ミコとは因縁がある恋愛小説家ナンリサと人気俳優の窪田龍臣がMCを務める番組で視聴者からの恋愛に関する悩みに答えていくものだ。
ミコは理沙が苦手。番組出演をおっくうに感じていた。テレビ局入り口で理沙に会う。
バトルを繰り広げているのに、初田さんは仲良くみえたらしい。
「トーク、めっちゃ弾んでましたよ」というのだ。
「皮肉と嫌味しか飛び交ってないでしょ。」とミコは答える。
「私、ずっと恨まれてんだよね、南條さんに。」と初田に話すミコ。
「10年くらい前のファッション誌でさ、美人小説家特集っていう企画があったんだけど、私と南條さん取材受けたの。でも私の方がちょっとだけページの扱いがおっきかったったんだよね。」とミコは話をする。
写真の大きさちょっとだけではないようだけどね。でも、ミコさんが決めたことじゃないからね。
「それだけで?うわっ嫉妬深いな〜。」と初田は同情するが「じゃあ私はここで。」と帰るのだった。
理沙は窪田との2人のツーショット写真を捨てると同時に、窪田からメールがくる。
「この前の話、返信聞かせて」
「じゃあ、いつもの場所で15分後に」
と理沙はメールを返す。
「島谷ちゃんごめん。ちょっとお願い。」と本番で使うネックレスからまってしまったから解いてほしいとお願いする。
理沙は、自分のチャンネルの動画撮影を行うからと「ごめんやで。よろしく」といい、パーテンションの後ろに行くのだった。
動画の撮影をするふりして、以前撮った動画を流し、理沙は変装する洋服持って後にする。
監視カメラに映らないようにして、大道具の倉庫に向かった。
「ホンマ秘密主義やね。一緒に7年も番組やってて、スタッフの誰も私たちの関係に気づいてへんのやから。」と理沙は話をする。
「この前の話、考えてくれた?」と聞く窪田。
「うん、考えた」とニコッとする理沙。
理沙はリップクリームを落とす。
「ごめん、取ってくれへん?」と窪田にお願いする。
転がってしまったので、棚の下に入ってしまい取りづらそうだ。
「考えたけど、やっぱり許されへん。」と理沙は言う。
「えっ、何?」とリップクリームを取ろうと手を伸ばしている状況で理沙を見れない。
「達臣は私のこと何もわかってへん。私のこと、何にも…!」といい、石こう像を窪田の上に落とす。
リップクリームをゴミ箱に捨てる。
ちょうど、子役のオーディションしにきている子にみられてしまった。穂乃ちゃんという名前の子だということがわかった。
収録が終わった風に見せかける。
「ネックレスどう?」と島谷さんに聞く理沙。
「あっほどけました」とネックレスを渡される。
ミコのところに島谷さんがやってくる。
「本日の収録中止になります」と伝えられる。
「MCの窪田さんがお亡くなりになりまして…。」と言うのだ。
ミコはドッキリだと勘違いし、カメラを探す。
「本当なんです」と伝えられる。
酒井さん、昔子役だったんでということを知る。
設定が面白い。
「ミコさん、亡くなった窪田さんの番組のゲストだったんですよね。引き寄せますね〜。おはらいとか行った方がいいレベルですよ」と酒井さんに言われてしまう。
水田さんは、最近趣味でおはらいを始めた、設定もすごい設定すぎる。
森野さんが登場する。今回は現場にくるのが早い。調子が良いらしい。
ミコは頼もしいと思うのだった。
理沙はさっきの子役がどこまで見ていたのか気になる。
亡くなった時刻にこの倉庫を出入りしていたのは、窪田さんだけだったようだ。
「え〜事故かな?状況何か特殊すぎない?」とミコはいう。
「まあ、確かに出演者の窪田さんが大道具倉庫にいるのは不自然ですね。」と森野も不思議と感じる。
「森野よく気づいた。調子いい」と伝えるミコ。
手の傷に気づく森野。
棚の下に血がついていることに気がつく。
島谷さんは理沙さんを探す。
「刑事さんが楽屋でお話聞きたいことそうです」と伝えるのだ。
倉庫にいた子役を探している理沙だった。
森野は理沙さんに窪田達臣さんの件で聞きにきた。ミコも取材で同行するが、理沙は気に入らないので、ミコからの質問は無視する。
「15時から15時30分の間は何をされていましたか?」とアリバイ確認をする。
「動画撮影でここにいました。APの島谷ちゃんも一緒やったから確認してもらえたら。」と答える。
「じゃあそろそろいいですか?私あんまり時間なくって。」と森野に伝える理沙さん。
「収録のはずだったのにどうして時間がないんですか?」と聞くミコ。
無視されてしまった。
「何か怪しくない?南条さん」とミコは森野にいう。
「だって私の言葉無視するし、泣いてる顔も鼻につく。」というのだ。
「それ、もうただの悪口ですよね?何か南条さん嫌いだから言ってません!」と森野に言われてしまう。
「私が捜査に私情を挟むと思う?」と聞くと「思います。何か疑う根拠あるんですか?」と聞き返す森野。
「あるよ。香水。」とミコは答える。
「南条さんっていつもきつめの香水つけてんの。でも今日は何もにおわなかった。エレベーターの中でも。それってにおいを現場に残さないためなんじゃない?あと、楽屋の衣装が少なかった」とミコは伝えるのだった。
「南条さんってファッションにもうるさくって、もっとたくさんの衣装を用意させるイメージなの。あんなに少ないのは、今日の本番が中止になること知ってたから。」とミコは話す。
「窪田さんのスマホを調べたところ、亡くなる直前にメッセージアプリでやりとりしていた履歴があったので、これがそのスクショです」と樋口は森野に見せる。
「何か意味深。愛人的存在がいたってこと?」とミコは思うのだ。
「いや、それより前のメッセージ消えてるよね。」森野はそこに疑問をもつ。
「はい、秘匿性の高いメッセージアプリを使用してるようで相手も特定できていません。」と樋口は話をする。
「そんなアプリ使ってる時点で愛人でしょ。」と言い切るミコ。
島谷さんに話を聞きに行く森野とミコ。
「ずいぶん前に南条さんと一緒に大道具倉庫から出てくるのを見たことがあって。」という話を聞く。
「南条さんと窪田さんできてたんですか?」とミコは聞くと「いや、収録中距離が近いなって思うことはありましたけど、付き合ってるとかはないと思います」と答えるのだった。
「ちなみに15時から15時30分の間、島谷さんはどちらに?」と森野が質問する。
「南条さんの楽屋です。南条さんからネックレスが絡まったからほどいてほしいって頼まれて。」と答える。
「その間、南条さんは?」のミコの質問に「ついたての奥の方で動画撮影をしていました。」と答える。
「間違えありません?」に「ええ。ずっと声が聞こえてきてたので。」と答える。
「そのついたての奥には行きましたか?」に「いえ、撮影の邪魔になるので」と答える島谷さんでした。
穂乃ちゃんを見張る理沙さん。
トイレに行くので、追いかけようとしたところで、ミコと森野に声をかけられる。
「あれっ?南条さん」とミコ
「帰られてなかったんですね。」と森野。
「ちょっと忘れ物してもうて。」と答える理沙。
「えっ…何忘れ物しちゃったんですか?それぐらい教えてくれたっていいだろ。」とミコ。
「あの〜南条さん、もう1点確認したいことがありまして?」と森野は伝える。「動画撮影の件です。念のため、今日撮影したスマホのデータを見せてもらえませんか?」とたずねると、「何でですか?」と理沙さんは聞き返す。
「動画の撮影時刻を確認したいんです。」と伝えると、「撮影時刻?」と理沙さんに聞き返される。「動画の撮影中、APの島谷さんには南条さんが撮影している声が聞こえたそうなんですけど、実際にその姿は見てないんですよね。ですから、もしかしたら、事前に撮影した音声だけを流している可能性もあると思いまして。」と話をする森野だった。
「うん…じゃあ楽屋にあるんでついてきてください」と理沙さんに言われて一緒に楽屋へ向かった。
確認すると、15時42分だった。
「ですから、そう言うてるじゃないですか。こういう録画時刻って操作して変更できませんもんね。」「私のこともしかして疑ってはるんですか?」と言われてしまった。
「大丈夫、今日調子いいから。」とミコは森野を励ますが、「いや、ちょっと…すいません…。」とイップスが発動してしまった。
トイレからでてこない穂乃ちゃん。
理沙さんはトイレいる穂乃ちゃんの個室をノックし、話しかけるのだった。
そこに、ミコがやってくる。
理沙とミコが話している間に逃げ出す穂乃ちゃん。
森野にメールするミコ。
風通しのいい場所で少し休んでるとのこと。
調子良かった分反動がきてしまったようだ。
森野も南条さんが怪しいって思ってるんでしょ?と確認する。
ミコは1人で動いてみるといい、防犯カメラのモニターを見たいと警備室に行く。
ミステリー作家の黒羽ミコで、トリックの参考にしたくってと警備員さんにお願いするのだった。
「作家さんって勉強熱心な人が多いね。前も、あの南条理沙さんって作家さんが見に来たよ。」と話をしてくれた。1週間前ぐらいに見に来たようだ。
衣装室に行き、話を聞く。10ポーズぐらい用意させるようだ。今日は1種類でしたよねと話をすると、今回は前回の収録時に前もって衣装を決めていたようだ。初めてのことのようだ。
ドッキリに会うミコ。
カメラが仕掛けてあるので、それを見せてもらうことにする。
子役の女の子とお父さん、そして、もう1人映っていた。犯人らしき人物かもと解析に回した。
ベンチで休んでいると、子役の穂乃ちゃんがやってくる。
おじさんは、警察の人と森野は穂乃ちゃんに話をする。
気分転換している話をする。
穂乃ちゃんは、オーディションが嫌で隠れているという。
携帯2個を持っている穂乃ちゃん。
ヒントをもらう。
ミコのいるところに森野が帰ってきた。
南条さんが携帯いくつ持っているかを聞かれ、「2つ」と答えるミコ。
「アリバイ崩せるかもしれません」と森野は言うのだった。
理沙は穂乃ちゃんをみつける。
「私のこと覚えてる?」と聞くのだ。
「あっ…うん」と答える穂乃ちゃん。
「覚えてるか。大道具倉庫で会ったもんね。あそこね、入っちゃいけない場所なの。もしあなたが勝手に入ったことがバレたらすっごく怒られるの。」と伝える理沙。
『大丈夫、黙っててあげる。その代わり約束してほしいの。もし大人の人に大道具倉庫に行ったか聞かれたら「行ってない」、私に会ったことがあるかって聞かれたら「会ってない」そう答えて。いい?絶対、私の言ったとおりに答えてな。絶対に。」と言うのだった。
森野は「南条さんが犯人である証拠を見つけないとですね。」とミコに伝える。
ミコは理沙さんに会いに行く
「お疲れさまです。ああミコさん。まだおったん?」と理沙
「南条さんの方こそ、ずいぶん長く残られていたんですね。」とミコ
「気持ちを整理する時間が欲しかってん。あれっ?さっきの刑事さんはどこ行ったん?」と理沙
森野はパーテンションの後ろのソファに行く。
「窪田さんの件についてもう少しお話よろしいですか?」と聞く森野
「またですか?事故やったんでしょ?」という理沙。
「いいえ。」「それはあなたが書いた筋書きです。でも本当のストーリーは違う。」と話すミコ。
「窪田さんは殺されたんです。」そして説明するのだ。
気になっていた3つの点は、三脚用のバミリだったようだ。同じポジションで撮る必要があったからだ。
アリバイは崩れましたとミコは理沙さんに伝える。
しかし、「それも全部あなた方の想像でしょう?」と理沙はいうのだ。
穂乃ちゃんにきてもらう。
「穂乃ちゃん、今日、大道具のある倉庫に行った?」と森野が聞くと、「行ってない」と答える穂乃ちゃん
「じゃあさ、穂乃ちゃんね、この女の人に会ってない?」と森野が聞くと、「会ってない」と答える穂乃ちゃん。
「これがどこが証拠なん?結局、何の証拠もなかったってことやね」という理沙さんだった。
「すいませーん。お子さんの生まれた場所はどちらですか?」とたずねるミコ。
「あっ、東京の練馬区です」と答える穂乃ちゃんのお父さん。
生まれてからずっといるそうだ。
「ねえ。どうして今関西弁で答えたの?」と聞くミコ。
『「行ってない」も「会ってない」も関西弁のイントネーションだった。あっ、ご両親は関西出身ですか?」と話するミコ。
「いえ、私も妻も東京出身です。」と答える穂乃ちゃんのお父さん。
『となると誰か関西弁の人が彼女に「行ってない」「会ってない」と言うように指示を出したんじゃないのかな?」と疑うミコ。
「ホントのこと言える?もう大人の顔色うかがわなくていいからさ。」と森野は穂乃ちゃんに伝える。
「私、大道具の倉庫に行った。」と伝える穂乃ちゃん。
「駄目!待って!言わんといて!」といい、パーテンションを開けて入っていく理沙さん。
「はい、子ども威嚇しない!」と穂乃ちゃんを守る森野。
「私、見た、このおばちゃん。リップクリームをゴミ箱に捨ててた。」とはっきり伝える穂乃ちゃんだった。
「そっか。もう大丈夫だからね。」と伝える森野だった。
「ええ…。私がやりました。」と理沙は伝えた。
「南条さんならこんなことしなくても、もっとすてきな恋愛見つけられたと思います。」と伝えるミコ。
「みんな何も分かってへんね。恋愛小説家やから恋愛経験豊富ってイメージつけて。達臣は私の初めての恋人やったのに…。若い頃から男の人が苦手でね。実際に恋をしたことがない分、必死で想像してそれを小説に落とし込んでた。そんな私にとって達臣は心を開ける数少ない男性やった。大人の関係なんかやなくって、本気で愛してた。いつか一緒になれるって本気で思ってた。だから…。どうしても許されへんかった。」と話をする理沙だった。
「これ、弟が弁護士やってます。お役に立てたらって思って。あなたのこと正直苦手でした。でも…。作品は好きでした。またいつか…。新作書いてほしいです。」と伝えるミコ。
「私もミコさんのいつになるか分かれへん次回作楽しみにしてるわ。」と伝える理沙さん。
森野は、坂浦さんが話していた言葉を思います。
「私の執筆よりも森野の完全復活の方が早そうだ。」と話をするミコだった。
最後に十字架がでてきた。
『歪の十字架』模倣事件を触れたのは、ちょこっとだけでしたね。ラストまで少しずつしか明かされないのかな⁈
次回へ続く