九吾はお前たちの弟であることを伝えるところからスタート。

「就籍?」by八海
「そう、戸籍を作ること。コウタロウに戸籍があれば…住民票ができて、健康保険に入ったり、パスポートや運転免許も」byあつ子
「明日家庭裁判所に出しにいくんだって」by八海
「そっか、いよいよ前に進むね、良かった」by七苗
戸籍をつくることにしたんですね。戸籍新しく作った後に、思い出したら、元の戸籍に戻れるんですかね。


「帰還」by七苗
「五郎ちゃんのご帰還を記念して」「知り合いの日本酒バーのオーナーさんがすすめてくれた」「立ち飲みで100種類以上酒がある」by陽太
「何それ行きたい。今度紹介して」by七苗
お酒飲める人には魅力的なところでしょうね。

調べたら、日本酒の立ち飲みバーあるんですね。


「九吾のことで。実は正式に、この家に引っ越してくることになった。」by五郎

早くに引っ越すことを決めたんですね。

「誕生日一緒に祝ったろ?」by陽太
「あの時は一気に仲よくなれそうって思ったよ」by六月
「これから徐々に距離縮めてこう。一緒に暮らすわけなんだから。あの子じゃなくて九吾って呼ぶの。」by七苗
「そう!ねっ家族一緒、みんなでこのおおば湯を盛り上げていきましょう!」by五郎

親しみ込めて名前を呼ぶところからですよね。

「なんとかなるだろ」「いやいや今までも何とかやってきた。七苗ならやれる」by陽太
「そうだよね、うん、前の会社の協力があれば融資も通るだろうし、実際、部長との打ち合わせも始めることになったし」by七苗

 七苗は、なんだかんだでこなせる優秀な人。こういう人、実際にもいるけど、尊敬する。ダメだにしないで、行動起こすことに。


「成澤は離婚してもこのまま?」「大庭に戻すご予定は?」by久美子

「まあ、いいかな、今のままで。」by六月

どうするのかな、と思った。

名前を変えるのって、面倒だよね。


「お母さんのことあって、あんま行けなくて。何か手伝えないか聞いたこともあったけど、平気ぶるんだよ、あいつ。」by陽太

「平気ぶる?やせ我慢得意だから。お菓子とか食べたいやつがあっても必ず最後にとるし。虫とか雷とかお化け屋敷、ホントは嫌いだけど、平気ぶる。」『今も店のこと、家のこと大変だろうけど「全然平気」って、めちゃめちゃ食ってた」by陽太

 周りに平気ぶっていると気づいている人がいてくれるのってありがたいよね。

 平気ぶりすぎると、自分の身を削っていくからね。


「わりい!昼飯のことコウタロウに話したら微妙な空気になった」「まさかランチ、親子丼のあとハンバーグいくと思わなかったから」by陽太

 親子丼の後にハンバーグ食べれる七苗すごいよ。


「せっかくだから買ってく?」by七苗

「陽ちゃんとコウタロウと」by八海

「松嶋さん?」by七苗

「えっ、いやいや、彼はそういうんじゃないから。何回も、もう、上司と部下だよって念押ししてるし。まあ何か、最近あんまりあっちもそういう感じじゃないっていうか」by六月

「じゃなくて、職場にって意味で」by七苗

「えっ、何違うよ。食べよう」「うん、おいしいおいしい、3つ買っていこう」by六月

「そんな一生懸命、否定しなくても」by八海

「まあ、そんな干渉しないからご自由に」by七苗

「あのね、人って恋愛して高まってる期間って3年くらいしか続かないんだって」「もう、いまさら、そんな有効期限あるものに、ああだこうだ振り回されたくない」by六月

 恋愛して高まってる期間って3年なの⁈

 松嶋さんのことは頭の片隅にいるんですね。


「いや、そこはもうグッと気持ちを抑えて、これ以上はあまり迷惑をかけてもと、今は自分の勉強に専念してます。」by松嶋

 だから、この前飲みに行かなかったのですね。

 勉強しようと、自分を向上させているのって素敵。


「あっ僕さっき飲んじゃったんで、あの紅茶でも」by松嶋

「いつものオレンジベコ?」byコウタロウ

 突然記憶って出てくるもんなんですよね。

 頭の中の引き出しってすごいですよね。


「取ってあったのか」by五郎

「もう、てっきり嫌われて捨てられたかと思ってた」

「そんな単純なもんじゃないよ。結婚って、好き嫌いじゃくくれない。何百通りもの気持ちを味わい尽くすから。そんな簡単になかったことにはできないよね」by六月

 結婚指輪、取ってあったんですね。

 恋愛とかも、別れる気持ち単純じゃないですよね。思い出を捨てるのに躊躇します。

 

「ごめんな、みどり。一緒にいる間、苦労ばっかりかけて。俺もそっちに行ったら真っ先に詫びに行くからさ。その時は張っ倒してくれよ。ありがとう。こんなどうしようもない俺に宝物残してくれて」by五郎

 真っ先に探せるもんなんだろうか?

 あの世ってどんな感じなんだろうか?

 生きている時に、きちんと言わないとだよね。


「さてと帰りがてら温泉寄ってかない?」by六月

私、乳白色の温泉が好きなので、入りたいなぁ。


「疲れたろ?」「やれ引っ越しだ。ギャンギャンうるさい姉ちゃんたちに、ああだ、こうだ指示されて」「でもな、これだけは保証する。あいつら頼りになる。俺なんかよりよっぽど」by五郎

 頼りになる子どもと言える親になりたい。


「ああ待ってお父さん」by六月、七苗、八海

「菜箸使おう。貸して、入れるから」by七苗

 ちゃんと、九吾が苦手だということを思い出すお姉たち。


「いいのよ、嫌なものは嫌で。」by七苗

「そうそうそう、何か他にもあったら言って」by六月

「うん、嫌いな食べ物とかさ」by八海

 寄り添う3人


「遠慮しないで」by七苗

「無理しなくていいんだから。全部言ってねっ」by六月

「いやホントにないです」by九吾

「最後のほう、そうだった」by五郎

『俺とお母さん。そんなふうに「いい、いい」って遠慮して話したいこと話さないでぶつからないように逃げて、そのままお互い何を考えてんのかわかんなくなって、でお母さんはいなくなった?まぁ、親しき仲にも礼儀あり。まあ、でももっと親しくなりたかったら、まあたまには、本音でぶつかれ、なっ。正直に向き合うんだ」by五郎

ぶつかっても大丈夫な人はいる。

家族だから遠慮しなくていいわけじゃないけど、素直さは大事だよね。


「じゃあ、こっちも本音で、お父さん、私はもっとおおば湯に人を呼びたい。今いる常連さんはもちろん、若い人、観光客、みんながくつろげるような家みたいな場所をつくって、おおば湯を立て直したい。」by七苗

「私はそこでおいしい、かわいい料理作りたい。だから今、勉強してる。by八海

「おおば湯をさ、こんなふうにもっと楽しんでもらえたら最高じゃない。九吾は?どう思う?」by六月

「新しいおおば湯見てみたいです」by九吾

「そこまで言われちゃあな、好きにしろ」by五郎

 好きにしろって言葉って、私には苦手な言葉。

 あまり良い意味で聞いたことがない。

 好きにしろっと言った人の気持ちを汲んで考えなくてはいけなくて、言われた側が好きにやったら怒られるパターンが多い。

 なんて思ってしまった。

 ニュアンス的にはプラスの意味なんですけど。


『八海ちゃんが「七苗姉心配だから様子見にいってきて」って』byコウタロウ

「そんな子どもじゃないんだから、全然大丈夫よ、平気。ごめんね、わざわざ来させて」by七苗

「嘘、本当は怖い?約束しよう、これからは、本当のことを言う。遠慮はなし」byコウタロウ

『本当は雷は怖い。だから来てくれて嬉しい。この前、お昼食べたのに、「食べてない」って言ったのは会いたかったから、これからはちゃんと話すね。コウタロウさんは?何でも話してね。怖いこととか不安なこととか何でも」by七苗

「戸籍、作りに行けなくて、ここで新しい名前作って、住所を持って、ゼロから始めようって思ってたんだけど、ホントにいいのかなって。今までどこかにいた本当の自分、なくしていいのかなって。後悔はないのか、いつか戻れる日が来たら…」byコウタロウ

「話してくれてありがとう」by七苗

「聞いてくれてありがとう」byコウタロウ

 話してくれてありがとうって言葉大事ですよね。

 私もきちんと言えるようになりたい。

 「話してくれてありがとう」「聞いてくれてありがとう」にほんわか温かい気持ちになる。


「ねえ、九吾」「本当は野球やりたい?」「学校も教室行って授業受けたいんじゃないの?」「遠慮はなし、ホントのこと言って、私たち家族でしょ?」by七苗

「今の高校、東京に全日制があって入れたらって思ったけど、でも今より学費高くなるし準備も大変だから」by九吾

「そんなの任せてよ。いくらでも面倒みてあげる。」by六月

「お弁当も作ってあげるよ。かわいいやつ」by八海

「学校行ったら何したい?」by七苗

「部活やって友達つくって休み時間にしゃべってすごしたり、寄り道して遊んだり、テスト前焦って勉強したり、そういう何でもないことたくさんしたい」by九吾

「九吾、だったらやりな、それ全部」by八海

 青春だね。今だからできること。できる時にやちゃった方がいいよね。やりたいと言ってくれた方がありがたい。


「えっ?えっ六月さん、えっあっちょつ何で…あっすいません、わざわ…イテテテ」by松嶋

「あのぶつかったって」by六月

「はい、自転車に。あっでも幸いよろけて転んだだけで」by松嶋

「ああ、よかった」by六月

「あっ実はあの六月さんの好きなチョコを見つけて」by松嶋

「ああ、おみくじチョコ?」by六月

「あっチョコだって買って渡そう、いやいやもう迷惑だから余計なことはやめよう、でも別にチョコくらい、いや待てやっぱりウザいだろって悩んでいたら、自転車が。というわけで、これよかったら。すいません、いらないですよねこんな…」by松嶋

「も〜う、せっかく理由探してたのに」by六月

「あなたを受け入れない理由、上司だとか、バツイチだとか、もう傷つきたくないとか、何でこえてくるの?」by六月

「いいんですか?そんなこと言われたらもっと好きになりますよ」by松嶋

傷つきたくないから前に進まないように六月さんはブレーキしていたのに、松嶋さんはすごい。

人によってだけど、六月さんは心動いてくれたね。


「ギターを弾いている人を知っています」by八海

「うちの兄に似ています。会いたいです」by陽太

これでいよいよ色々とわかってきそうですね。

オレンジペコを頼む妹さんなのかな⁈


「お忙しいのにすみません。お時間つくっていただいてありがとうございます、部長」by七苗

「元気そうだな、大庭」by部長

新しいおおば湯に進めて行かれるのかな⁈


次回は、コウタロウの妹さんがでてくるようで。どんな人かわかりますね。

おおば湯もうまく行くのかな⁈