この映画、予告で窓ガラスをフライパン🍳で割るシーンが強烈に残っているが、若者向けの作品なのかな?と思い、躊躇しました。私が聴く音楽でもなさそうだったし。
 丁度映画6個観て、無料で観れるなと思い、「バジーノイズ」の評判が良さそうなので観ることにしました。


 検索をしていたら、『バジーノイズ』は土日限定の入場者特典があるようだ。5月11日、12日第1弾は、完成披露のノーカット映像が視聴できるQRコードが付いたスマホサイズの特製フォトカードを配布。5月18日、19日は直筆メッセージおよびQRコード付きメモリアルフォトカードが配布され、公開前夜祭のノーカット映像が視聴可能となるようだ。

 知らなかったよ。土日に観に行けばよかった。


 でも、TOHOシネマは9日は、POP&COKE 🍿DAYで、ポップコーンとドリンクがセットで500円とお得の日。

 ポップコーンにはついバターをかけてもらい、飲み物は肌寒さを感じたので、ホットココアにしました。



 TOHOシネマのアプリ会員になると、飲食かグッズを購入すると抽選クーポンがもらえます。
 ついつい、抽選し忘れてしまうのですが、今日忘れずにやったら、何と無料チケットが当たりました。何の映画みようかな、観たい映画が色々とあるので楽しみとなりました。

 《あらすじ》公式サイトから

何もいらない。頭の中に流れる音を、形にできればそれでいい。
そう思っていた清澄は、好きなこともやりたいこともなく、他人の「いいね」だけを追いかけてきた潮に出会う。
「寂しくって、あったかい」清澄の音楽に初めて心を震わせた潮は、たくさんの人にそれを届けたいと、SNSでバズらせる。
潮に導かれバンドを組んだ清澄が、仲間と音を創り出す喜びに目覚めた時、突然、潮が姿を消す。
心に開いた空洞に、どう対処していいか分からない清澄を、音楽はさらに新たな道へと導こうとしていた──。

 《感想》

 バジーノイズのバジーの意味は、虫の羽のようなブンブンという音。ノイズは雑音を意味します。


 友達も恋人も何もいらない。頭の中に流れる音を、形にできればそれでいい。そう思っていた清澄(川西拓実さん)は、自分が住む団地の管理人の仕事をしており、それ以外は、DTMでひとり作曲と演奏に没頭する日々を送っていた。自然の中のノイズを音源にしており、だから心地よく聴こえてくるのだと感じた。

 清澄と同じ団地に住む潮(桜田ひよりさん)は、好きなこともやりたいこともなく、他人の「いいね」だけを追いかけて生きてきた。そんな潮が初めて心を震わせたのが、下の部屋から聴こえてきた「寂しくって、あったかい」音楽だった。ある日の夜中、どうしても聴きたくなった潮は、下の階の部屋のインターフォンを鳴らすのだった。下の階に住む住人は管理人さんだった。

 はじめは管理人の仕事もここからでで行かなければならなくなるので断るが、自分の音楽を良いと言ってくれて、聴きたいと言ってくれたのであればと音楽を奏でてくれるのだった。

 案の定、管理人自ら騒音問題となり、管理人をやめることなり、団地からも出て行かなければならなくなってしまった。

 潮は、はじめて自分から好きなものを見つけることができたのだ。音楽を奏でたいというので、海の近くの人通りがないところを案内する。

 音楽を聴いていたら嬉しくなり、清澄の演奏している時の映像を勝手に撮り、勝手にSNSにアップしてしまったのだ。そうしたら、たくさんの人からコメントをもらい、清澄の音楽をもっとたくさんの人に聴いてほしいと思うようになるのだ。

 独りよがりだった清澄の音楽は、潮と二人になり二人よがりの音楽へと変わっていった。

 清澄を無理やり外の世界へと連れ出す潮に導かれ、以前決裂したベーシストの陸(栁俊太郎さん)再びバンドを組み清澄は音楽の楽しさを取り戻すのだった。バンドの名前はAZUR(アジュール)。青空や空の意味。潮は海の青も入っていると言っていた。この頃の潮はいつも、空色か青の洋服を着ているのが印象的だった。

 仲間と音を創り出す喜びに目覚めた時、突然、潮が消えてしまったのだ。

 潮は清澄がどんどん遠くに行ってしまうような感じがして、潮自身、自分が傷つく前に、逃げてしまったのではないだろうか?

 または、二人よがりにはなれなくなってしまったので、自分が重荷になる前にいなくなってしまったのかな?とも思った。

 清澄は1番に聴いてほしかったのに、置き手紙を残すだけで潮の荷物まで消えていたら、かなりショックだろう。大事な時になぜいなくなるんだよ、なんて思ってしまった。

 だからだろうか、監禁に近い状態で作曲作りをさせられてしまった時に、一人でよかったんだよと、

元に戻ってしまったんだろうと感じてしまった。


 清澄と陸のバンドにドラマーとしてゲスト参加する岬(円井わんさん)が手助けし、潮、陸、航太郎(井之脇海さん)の3人が清澄を助け出しにいった時にはほっとした。


 一人で進めば「早く」行かれ、みんなで進めば「遠く」行かれるが清澄は、一人で遠くに行かれそうだと岬に言われるが、やっぱり清澄はみんなと奏た方がいいよね。

 一人からベーシストの音が合わさり、ドラムの音が合わさって、音が合わさっていくのを聴いていくと、合わさった時にゾクっと感じてくる。合わさるってすごいな、深みを感じてくる。

 

 2年後の潮は、事務仕事をしており、ブルーの服ではなかった。でも、AZUR(アジュール)を応援していて、潮が合わさってアジュールだなと感じました。

 それぞれが自分らしく生きている終わり方で良かったなと思いました。