「確かに私は主治医として、脳外科医への復帰には賛成しました。ですが、そんな形でいきなり手術するとはどういうことですか?危険極まりない行為ですよ。」by大迫教授

「予想できない事態が起きた時点で手術を中止すべきだったんです。」by津幡看護師長

「中止すれば患者の後遺症を改善するチャンスが失われていました。川内先生は手術ができます。やらせてないだけですよ」by三瓶先生

「記憶障害のある特殊な状況でもしも川内先生が恐怖を乗り越えられずに失敗していたらどうなっていたと思う?どうなっていたと思うんだ?患者を危険にさらすだけじゃない。彼女自身ももう二度と医者に戻れなくなっていたかもしれない。」by大迫教授

「私が軽率でした。すいませんでした。」byミヤビ先生

「気持ちはわかるけど、焦っちゃだめだ。脳外科は後遺症に悩む患者さんが多い。同じように後遺症のある君にしかできないことがあるはずだよ。」by大迫教授


「君は昔から何にも変わってないね。川内先生の記憶障害は慎重に経過を診て状態を維持している。混乱させるようなまねはするなよ」大迫教授


「私はうれしかったけどね。ミヤビが手術してるのを見て。三瓶先生グッジョブよ」by成増麻酔科医(野呂佳代さん)

「三瓶先生にとっては当たり前なんですよね。多分それがすごいうれしかったんだと思います。」byミヤビ先生

「おやおや気になっちゃってるのでは?」by森看護師(山谷花純さん)

「何か感じるかもよ。三瓶先生をみたら」by成増先生

「亮介君は左半側無視という後遺症です。」by三瓶先生

「亮介君の場合、右脳を損傷したことによって体の左側の情報を無視してしまうという症状がでています。」byミヤビ先生

「けっこう症状が重いですね」byミヤビ先生

「担当してみますか?」by三瓶先生

「主治医としてですか?」byミヤビ先生

「僕がそばにいますから」by三瓶先生


「見てて気持ちがいいね。綾野君の手術は。」by大迫教授

「何か心配事でもありますか?教授が僕の手術のぞきにくるときって、大抵何か悩んでるじゃないですか?」綾野先生

「ご本人が症状を自覚できるようになるにはまだこれからだと思います。〜この病気は頭では理解できても実感するのが難しいんです。左側を認識できるかどうか判断する脳自体を損傷しているので。」byミヤビ先生

「見えてないだけじゃなくて、亮介君の意識の中には今左側が存在していないの。」byミヤビ先生

「まずは、それを自覚できたことがリハビリの第一歩だよ。」byミヤビ先生


「あいつすげぇ努力家なんですよ。オフのときも近所の高架下でずっと練習しているし。」by朝陽

「えらいね。1日も休まずリハビリして。」byミヤビ先生

「チームのやつら待たせてるしね、早く治さないと。」by亮介

「オレは納得すれば実践できるタイプなんだよね」by亮介

「その分析力でエースになったのか」byミヤビ先生


「亮介くんボディイメージはほぼ改善しました。道に迷うこともないし、日常生活はほとんど支障がないレベルです。でも。」byミヤビ先生

「お前ら俺がいなくて勝てると思ってんのかよ。」by亮介

「普通に体は動くのに。教えてよ、分析して対応するから。」by亮介

「これまでリハビリを頑張って日常生活を送ることはできるようになったよね。でもね、検査の結果から判断すると今までどおりサッカーを続けることは難しいかもしれません。亮介くんの脳は今、イメージする段階で左側を無視してしまっている状態で。」byミヤビ先生

「もっと頑張るよ。今日やってみて、常にボールを右側に置いたらできるってわかったし。練習すればできるようになるよね。」by亮介

「その練習で大けがしますよ。リハビリで日常生活はある程度カバーできても、サッカーのように、常にボールの位置や選手の位置を把握しなければいけないスポーツにおいては…。」by三瓶先生

「サッカーのことどれだけ知ってんだよ。俺はやれるんだよ!あんたら医者の検査や何やらで俺の限界、勝手に決めんじゃねぇよ!俺は、ぜってぇ諦めねぇからな」by亮介

「私は川内先生の治療方針に口を出す立場ではありませんが余計な期待を持たせてしまえば、その分後でもっと苦しむのではないですか?」by津幡

「そうかもしれません。でも亮介君の生き方は本人が決めるものだと思うんです。後遺症で苦しんでるこの時間も亮介君の人生だから。」byミヤビ先生

 

「俺、本当にサッカーできなくなったんだ」by亮介


「川内先生を主治医にしたのは三瓶先生ですよね。もう、ここまでにしてはいかがですか?川内先生の自分探しのために患者さんがいるわけではありませんよ」by津幡看護師長


「亮介君がやめるまでやめないよ。」byミヤビ先生

「もう、いいよ。なんなんだよ、ここまで」by亮介

「私も脳に障がいがあるの。休憩しよ。明日も起きたらびっくりするんだと思う。今日のことも記憶障害があるってことも覚えてないから。毎日ね、日記読んでこれまでのこと覚え直すの。」byミヤビ先生

「マジかよ。」by亮介

「亮介くんのことも毎日覚え直してる。ごめんね。記憶障害の脳外科医なんてありえないよね。それでもね、私は医者でいたいと思ってる。だってさ、障がいがあるからって、自分の人生諦めるのって悔しいからさ。亮介君も自分の可能性は自分で決めたいよね。」

「俺は…。あいつらと全国大会にいきたくて。努力すれば必ずかなうって思ってた。できないやつは、努力が足りないんだって。ずっとそうしてきたんだ。でも…。左がないのに左を意識しろって無理じゃん。そんなの…。サッカーやめろって言ってるのと一緒じゃん。」by亮介

「そうだね。でもさ、サッカーを好きでいることまで諦める必要はないと思うよ。」byミヤビ先生


「亮介くんも頑張ったもんね。みんなのプレー分析してアドバイスも書いて。」byミヤビ先生

「決勝対策ノート」by亮介

「うわ〜マジか、お前。」by朝陽


「俺、やっぱ、サッカー諦めきれない。練習続けるよ。自分が納得するまで。」「また会いにくるよ。先生が俺のこと忘れても俺がずっと覚えてるから。」by亮介


「ここは1年半前川内先生が事故を起こした場所です。自分の車を運転していて、この街灯に突っ込んだ。ここで全てが変わってしまった。」by三瓶先生

「えっ、なんでそんな話をするんですか。」byミヤビ先生

「僕に1度、川内先生の脳を調べさせてもらえませんか。」「これからいうことは日記に書かないでください。事故の少し前、僕と川内先生は出会っていました。僕たちは婚約していました。」by三瓶先生


 次回につづく。



 綾野先生がミヤビ先生に話しかけると三瓶先生は追い出す。なんかあるんですね。

 綾野先生と西島秘書(生田絵梨花さん)の政略結婚、一緒に暮らせるのかしら?割り切るにしても、これから、子どもを産んだりして、跡取りを育てないと

いけないのかと思うと。

 新婚旅行の行きたい場所も別々だから、別々って。病院のための人生なんて。

 綾野先生は、いいかもしれないが?いや、いいわけないか。医学博士になるために論文書いたり、大学病院のために生きていくんですもんね。

 西島秘書はどうなんだろうか?ずっと冷めた人生を送っていて、西島会長(酒匂芳さん)のために生まれてきたのかな?

 西島会長はかなり癖があるね。まぁ、酒匂さんが演じるってことは癖がありそうですもんね。

 ミヤビ先生と三瓶先生はそういう仲だったのですね。渡米していたのは、ミヤビ先生の障がいを治せたらってことでしょうか?

 ミヤビ先生が事故を起こす前に一緒に働いていた人たちは、三瓶先生とお付き合いしていたことを知っているって感じですかね。

 障がいのために人生を諦めるのではなく、生き方を変えなきゃいけなくなるのが、受容するまでが辛いですよね。

 好きだったことだったし、努力して手に入れられていたものだと、辛くてしょうがない。

 辛いままでいるわけにはいかない、頭ではわかっていてもなかなか切り替わりできない。 

 でも、とことん付き合ってくれる人が側にいてくれたら、それは最高な時間に変わるね。

 自分の人生だから、納得するまでやりたいし。

 受容するというのは、自分に対しても相手に対しても難しい。

 でも、このドラマは自分にも相手に対しても受容の仕方を教えてくれる。受容する声かけの仕方も。

 次回も楽しみです。