何度も予告を観て、興味を持ち観てきました。 

 じっとしていたら、“はじめて”と出会えない。 



 《あらすじ》公式サイトから

アメリカ(北東部)ニューイングランドの小さな池に暮らすカモの家族。父親のマックが子供達にする寝る前の定番のおはなしは「興味本位で池を飛び出したカモを待ち受ける悲惨な末路…」。マックは【池にいれば一生幸せに暮らすことができる──】と信じていた。

ある日、一家が暮らすところに新たな居住地へ移動中の渡り鳥が立ち寄る。その自由な姿に、妻のパム、息子のダックス、娘のグウェンは大興奮!「自分たちも外の世界を見てみたい!!」とマックへ熱心にねだる。安全で住み慣れた家や環境から離れることに最初は抵抗感を示していたマックだが、家族の猛プッシュもあり、はじめての大移動(お引越し)を一大決心!!目指すはカリブ海の輝く楽園・ジャマイカ!目的地へ向かう3000kmの道中で彼らが見つけたものとは!?
  

 短編アニメーション『ミニオンの月世界』が同時上映されます。第一作目で2010年に公開された『怪盗グルーの月泥棒』の後日談で、月に追いやれてしまったグルーの敵役ベクターが月からの生還を果たすべくミニオンと共に試行錯誤する映像となってます。


気弱なカモのお父さん、マック
自由奔放のカモのお母さん、パム 
好奇心旺盛で勇敢なカモのお兄ちゃん、ダックス
可愛い顔が得意なカモの妹グウェン

4羽の家族

グウェンのお願いに負けちゃうカモのおじさん、ダン


NYのワルなハト集団のリーダー、チャンプ
優しいのか?カモを食べたいのか?謎なサギのおばあさん、エリン
コックに捕まったしまったジャマイカ出身のオウム、ディロイ
ヨガインストラクターのアヒル、グーグー

 安心、安全な池に、渡り鳥たちがやってきた。

ジャマイカの海は光ことを教えてもらい、一緒に行きましょうと誘われ、お母さんのパム、お兄ちゃんのダックス、妹グウェンはとても興味をもつが、安全第一のカモのお父さんマックは、即断るのだ。

 不安と心配で、子ども達に恐怖を植え付けようとするお父さんであったが、おじさんのダンに、この池から離れないのは正解だよ、と言われるが、一人になるけどな、と言われ、一人になりたくないと、冒険に出る決心をするのだ。

 旅に出ると、はじめはお母さんのポジティブで強さが出ていたが、家族を守るために、お父さんが先頭に立って、子ども達を守るために戦っていくことになるのだ。

 お母さんが気弱になった時も、お母さんを励まして、とても頼り甲斐のある頼もしいお父さん。


 じっとしていたら、安心はあるかもしれないが、“はじめて”にいつまでも出会えない。

 色々な鳥たちに出会うこともない。


 カモの家族はとても優しい一家で、色々な鳥を助けていくのだ。

 ジャマイカに行けたことで、次の冒険が始まる。

助ける仲間ができたために。


 クスッと笑えるシーンがところどころある。

 鳥が中心の世界だから、人間はワルものである。

 コックは敵なのだ。

 いかにも悪そうなコックが出てくる。

 鳥にとっては人間は、みな、あんなワルに見えているのかも知れませんね。

 この映画を観ている時は、自分もカモになった気分で、人間に捕まるなと応援してしまうのだ。

 鴨そばが好きな私なのに。


 グウェンがかわいい。

 グウェンのセリフがかわいい。


 ハラハラする事もあるけど、安心して観れる映画ですね。みんなの勇気、背中を押してくれる映画かな、なんて思います。