予告の時には、絶対に観たいなとまでは思っていなく、気にはなるという感じでした。でも、実話に基づく物語ということ、ポジティブになれる映画だから観てきました。

 《ストーリー》
 2014年「ネクスト・ゴール!世界最弱のサッカー代表チーム0対31からの挑戦」としてドキュメンタリー映画化もされた、奇跡の実話を基に、少し大袈裟に作られた作品。ワイティティ監督が監督兼脚本を務め、独自の世界観とユーモアを盛り込みつつ描く感動の物語。
 2001年、ワールドカップ予選史上最悪の0対31の大敗を喫して以来、1ゴールも決められていない米領サモアチームに、次の予選が迫っていた。あと4週間のところで、失業か米領サモアチームのコーチになるか二つの選択どちらかだと言われる。破天荒な性格でアメリカを追われた鬼の白人コーチ、トーマス・ロンゲンは、仕方なく就任するのだ。何度もコーチ自身が挫折しては、立て直しを図る。米領サモアの希望は、1ゴールを決めたい。果たして、1ゴールできるか?というお話し。



 米領といえども、お国柄、思想の違いがある。

ロンゲンは、自分がコーチである。俺のメゾットを教えられる人材でなければ、サッカーは無理だという。


 でも、相手にも事情があり、思想、価値観がある。 そして伝統もあるのだ。

 米領サモアは、自分たちを否定はしないという考え方だ。

 ロンゲンは異文化交流をしていかなければならないのだ。

 

 アルミ缶は、色々と役に立つ話や魚もはじめは、料理になるだろうなんて思って生まれてきているわけではない。色々なスパイスが入ることによって美味しくなると、サモアの人たちは、ロンゲンにアドバイスをしていくのだ。


 物事を伝えることも大事だけど、一番大事なことは、楽しむことだ。楽しまなきゃ意味がない。

 一点を取るためにはと考えてしまうと身体は力み、思うようには動かない。

 やるだけのことはやった、あとは信じて、楽しんで、やることが大事だ。


 米領サモアの人たちは、誰かに思い(想い)を伝える時に神様を通して伝える。

 自分の文化にはないので、直接ではなくなるのがなんかいいな、と思いました。

 

 ジャイヤという第3の性を持ちながら、サッカーをしている代表選手がでてきます。

 米領サモアでは、男性に生まれながら女性として、あるいは女性のように生きることを選んだ人を“ファファフィネ”と呼ぶ。

 ちなみに、女性に生まれながら男性として、あるいは男性のように生きることを選んだ人を“ファファタマ”と呼ぶ。

 知りませんでした。


 サッカーをあまり知らない私でも楽しめました。また、米領サモアの美しい景色とポジティブな考え方に、生き方を学ぶことできる映画です。

 

 エンディングの後も牧師さんが出てくるので、最後まで観た方がいいですね。


 映画観る前、パニック症状が出ていて、調子が悪かったんです。家に帰ろかなと思ったりもしたのですよね。時計で心拍数を確認したら115でしたし。頓服半錠追加して、カッサで腕や頭、首をマッサージして握ってみてたら、落ち着きを戻し、集中して映画を観ることができて良かったです。