取り壊しまであと1ヶ月あるのに、なぜ、使わせないようにするのだろうか?


 ホールがない市って、なんか寂しいですよね。誰かを呼んでコンサートとかやらなかったのでしょうかね。

 使いたい市民がいるのに。

 ちゃんと市民の声を聞いているんだろうか?

 市長選で晴見文化ホール取り壊しを掲げて当選したのだろうか?
 もし、そうなら仕方がないことなんですけど。

 前市長が建てたというなら、前市長はかなり長くやられた方ということなんですね。新しい風が欲しくて、白石さんが当選したんですかね。

 はるみんだいふくしか、名物がないのだろうか?

 色々な名物になる原石はあるんではないだろうか?


 散り散りオーケストラ、これから身近に音楽を感じる晴見市になりそうですね。
 みんなでできることを考える、ワクワクしてきますね。

 「アパッシオナート、情熱を忘れずに。晴見フィル最後の日まで楽しんで駆け抜けましょう。ボッカ・ルーポ」と伝える俊平さん


 響は「練習し過ぎも考えものだよ」と天音さんに声をかける。
 響は、今までなら声をかけなかっただろう。少しずつ変化を感じる。
 「どんな夢でも背中を押してくれたとも思う」と話す響。
 海が書いてくれたキラキラ星を教えてと響に話す天音さん。
 響は「基礎ができてないと無理だよ」と伝える。「自分で勝手に練習するから」と天音がいうと「どうぞ、ご自由に。ボッカ・ルーポ」という響。

 お父さんの口癖が出たのかな?


 晴見フィルの活動をなぜ、あおぞら文化ホールの取り壊しと一緒になくさなければいけないのだろうか?赤字財政だからですか、音楽はお金にならないからって。


 なぜ、学校教育に音楽はあるのでしょうか?

 本来は、心の情操教育なんですよね。

 一人一人の心を豊かにしてくれる時間なんですよね。みんなと一緒に演奏、一緒に歌う楽しさを教えてくれる時間なんですよね。


 白石市長にとって音楽が無駄な時間と思わせているなら、出会った学校の音楽の時間が問題ですか?

 音楽の時間、私もみんなの前で歌わなきゃいけない時には苦痛でした。音痴でしたからね。作曲家の方々の名前を覚えるの、曲名を覚えるのも苦手で、こんなの覚えて何になるんだろうか?なんて思っていました。

 

 学ぶことの楽しさを教えるのが学校なのに、なぜ、学びを嫌いにする人を増やしてしまう教育なんだろうか?なんて思います。

 嫌いな教科は無駄なものと認定してしまったり。

 確かに、社会にでると必要だったのかな?なんて思うこともあります。でも、知るきっかけがなければ知らないで終わるのだろうから、学校というのは、色々ときっかけをくれるものだな、なんて思います。

 学ぶって本来は、ワクワクするものなのに。

 成長することって嬉しいことなのに。

 なぜ、ただ、良い学校に入るための勉強になっているんでしょうか?

 人生に必要なことを教えてくれる場所はいったいどこなんでしょうか?なんて思います。

 

 視野の狭い市長だな、なんて思ってしまいます。
 市長は音楽を聴く機会はなかったのだろうか?癒された時はなかったのだろうか?

 白石市長はなぜ市長になろうと思ったのでしょうか?名誉のためですか?奥さんに負けないためにですか?何を大事に生きているのでしょうか?


 市長が白石なのは婿養子だから、選挙用に地元の苗字を使っていたのですね。お母さんは、東京で議員をやっている。お姉さんも東京にいることを天音さんは海に話す。田舎に住みたかっただけと伝えるのだ。

 でも、本当の気持ちを聞くと辛いですね。


 娘さんを「おい、お前はなにをしていると声をかける」市長さん。

 とても天音さんが厄介なんでしょうね。

 天音さんが大事だったら、お前とはあまり呼ばない気がするんです。

 苦情が来ているんですか?

 今、天音さんがヴァイオリンを弾いていること知ったのに?

 うたカフェも、夏目さんも、やはり敵だったのか。

 お父さんが選んだ大学に入ることが晴見に来る条件だったろって。

 なぜ、お父さんが選んだ大学じゃなきゃいけないのだろうか?

 お父さんが選んだ大学が1番良い人生を歩めるのか?

 長続きしない習い事も、全部親に振り向いてもらいたかったんですね。


 うちの子もそうです。

 色々な習い事やめました。我が家の場合、自分が思うように上達できなかったから。楽しむより、自分の出来なささに、プライドが傷ついた感じかな。アドバイス通りにできないから。今でも会話がアドバイスと感じたらダメ出しされたになり、怒り爆発です。


 天音さんを見ていると、ぜんぜん、お父さん心配しなくていいのでは?なんて思ってしまいます。

 全く問題なく育ってますって。

 まず、毎日、学校行っているじゃん、なんて思ってしまいます。


 我が家は、通いの通信高校だが家にほとんどいますよ。親が悪い、世の中が悪い、希望が持てないようにつくった大人が悪い、こんな世界にしたのが悪いって。


 高校適当に選んで、こんな学校が悪いという。

 大学行きたいなら、経験を活かして探すのかと思って黙って見てたら、見学に行くわけじゃない。努力なしで、行きたいのだ。都合よく、楽しい学校があったらいいな、なんて。宝くじのようだ。

 真剣に探さないのは、探さない方が、都合良いんでしょって思ってくる。

 結局、家にいたいだけじゃん。


 ゲームは時間潰しのため。楽しむためのものじゃないから、怒りの声ばっかりで、机や壁に八つ当たりしている。こんな生活だから、子どもは出かけないで1日家にいることに私は優しさなんて生まれてこない。なんで文句言われなきゃ行けないんだよ、なんて思ってきてしまいます。

 

 天音さんは「好きでお父さんについて来たわけじゃない。お母さん、ねぇちゃんのことしか見てない。二人と一緒にいるのがしんどいからここに逃げて来ただけ。どうせ、私なんかお姉ちゃんみたいに運動も勉強もできない。どこに行ったって存在無視されるんだから、二人に無視されるなら、一人に無視される方がマシ。だから、ここに来ただけ。」とお父さんに伝える。

 お父さんは「すぐに返して来なさい」と言って、天音さんの気持ちは届かなかったようだ。


 天音さん、あんなに楽しいものに出会えて、音楽を奪われてどうなるんでしょうか?

 好きなものを見つけようとしているだけで、良いと思いますけどね。


 響は天音さんのお父さんのことどう思うのだろうか?応援しないお父さんがいること。ヴァイオリンやりたいのにやれない人がいること。

 お父さんが天音さんにヴァイオリンを教えていたのか?と聞かれた時に黙っていましたね。


 海はいつも人の気持ちを読む飲むが得意な人ですね。「親がどうとか関係ないじゃん。やりたいことやれよ」と伝える海。

 「どうせ、私には無理だから」と伝える天音さん。

 いつも、自分がこれ以上傷つかないように諦めていたんですね。天音さんはぐいぐい行くタイプではなかったんですね。

 音楽が自分を変えるきっかけだったのですね。



 ドイツの憧れであった名門交響楽団から俊平さんに常任指揮者のオファーがあったことを鏑木さんから聞かされる俊平さん。
 失われた5年間を取り戻しに、今すぐにドイツに行きましょうと鏑木さんは言うのだ。

 響は「行くべきでしょ。この先指揮者とやっていくならば」と海に話す。
 海は、「ぺーとはさよならってこと」と響に話す。

 響は、お母さんに相談する。

 お父さんが憧れていたドイツの交響楽団で常任指揮者のオファーがあったことを。

「断る理由はないよね。この街にいる理由も」と響はいう。

「理由があるかどうかはパパが決めるんじゃない。

パパの人生だし」とお母さんは伝える。


 お父さんはドイツに行くことではなく、四国に行くことを悩んでいた。

 この街でやりたいことがあるから、ドイツ行きを断るのだ。1度目は5年前。2度目は、やりたいことを見つけたからと。


 3度目のチャンスはない。俊平さんはよくても、ぼくにとっても、みんなにとってもよくないと鏑木さんはいう。

 あなたは最高の舞台で最高のオケとかけがえのない音楽をつくれる人。音楽を聴いた人たちに、一生忘れられない時間を与えられる、宝物のような時間を与えられる、そんな特別な人なんです。そして、夏目俊平の夢だったじゃないですか?

 自分に嘘をつき続けるんですか?と伝える。


 俊平さんの夢がぼくの夢だった。俊平さんは勝手に投げ出した。ぼくの気持ちを考えたことがありますか?

 ぼくの夢も、応援しているみんなのことも全てを裏切ったんです。

 鏑木さんの言葉は、響にとっても辛いだろうな、なんて思った。

 

 鏑木さんが言ったこと私、同じこと思っていると響はお父さんに伝える。ここで何をやっているの?才能に恵まれている人が然るべきところで才能を発揮しない人をみているとイライラすると伝えるのだ。


 才能がある人は、大変だ。

 才能がある人は、凡人には味わえない喝采があるんでしょうが、凡人で生きることは、ある意味自由だな、なんて思ってしまう。


 夏目さんの母校から創立100周年のイベントに夏目さんを招きたいと市にオファーが届く。
 18歳で家を飛び出してから一度も家に帰ってないという俊平さん。今も家出中だった。

 

  二朗さん、人生初のリーダーライブを考えている。

 しかし、二朗さん、リーダーライブの練習がなかなか上手く進まない。「私の演奏、誰も期待していないし、飲み会の余興にもなるかならないかわからないもんね」と瑠李さんに泣き言をいう。

 「そうはさせない。オケのみんなと話し合いトップクラスのコーチがいないと初リーダーライブは崩壊すると結論に至った」と伝える瑠李さん

 「みんな楽しみにしているの。文句言いながらも。最初で最後のリーダーライブなんでしょ。とことん付き合うから。お祝いガチでやろう」と励ましてくれる。 

 ハグは、ちゃんと演奏できたらと約束。

 「楽器は一つに絞ろう」

 どれもこれもは何事も難しい。 

 

 リーダーライブまであと一日というところで、二朗さん倒れる。

  めちゃくちゃ元気で良かった。


 倒れてしまったので、唄カフェでは、リーダーライブができない。

 俊平さんに、面白おかしくやってくださいと大輝さんに頼まれてしまうのだ。

 

 鏑木さん、二朗さんにマネージャークビになってしまったことを話す。

 モーツァルトの「ドン・ジョヴァンニ」のレポレッロのように、俊平さんのレポレッロになるのが夢だった。

 俊平さんに乗っかっただけの独りよがりの夢だったのですかね、という。

 片思いは苦しいですね。

 二朗さんは、音楽に振られっぱなしと話をする。

 最初に惚れた楽器はクラリネット。

 どんな楽器も楽しいのは3日だけ。

 マエストロが現れて、仲間たちのぴちぴちとした演奏を聴くたびに、俺の人生も満足した演奏をしたいと思うが、神様は、ずっとサボり続けていたから夢の舞台を用意してやるかと、倒れたざまだ。結局片思い。後悔していない。楽しかった。振られっぱなしでも。

 

 二朗さんも、鏑木さんも、二人は振られっぱなしでも楽しかったという。


 77歳のバースデイライブを病院で開催。

 患者さんも嬉しい機会ですね。

 みんなの楽器が繋げていく。

 音楽って、一人で全部できなくったって、楽しい音楽になる。奏でるのだ。

 仲間の大切さを教えてくれる。

 

 響さんも楽しそうに聴いていて良かった。


 俊平さんの夢は、ここにある。

 ついていきますよという、鏑木さん。  


 晴見フィルの助成金が難しいのであれば、今、俊平さんはタダで働いているんでしょうか?

 ドラマだから突っ込むなって感じですかね。 


 海に天音さんの連絡先を聞く響。

 音楽は、人を救うと言う言葉に、動きだす。

 

 俊平さんに、親父さんに会って来な、と背中を押す二朗さん。


 「仙台のコンペに出よう」と誘う羽野さん。

 少しでも何かを残すことを考えている。

 敗者復活となるか?

 海に手伝ってもらって、ギリギリ、コンペに応募することができた。

 これが、どう繋がっていくのか楽しみですね。

  


 今回のテーマは、それぞれの片思いだったんですね。


 長文をお付き合いして下さいました方、ありがとうございました。