海は、お母さんだとわかったけど、お母さんは何とかその場をしのいだのですね。
 お話しできたのかと思っていました。
 海は察したようで、内緒にしてくれるようですね。海は人間関係を円滑にするのが上手いですね。
 
 志帆さんは、俊平さん、響、海が自分の力で生きていく準備期間のために離れたのですね。


 

 指揮者になるためには、「ままならない楽器と向き合う演奏者の気持ちを知る必要がある」という台詞。


 これって、人間関係でもそうだなと感じます。

 自分以外は、ままならない。人間関係を良くするには、相手の気持ちを知る必要があるということ。どんな物事にも当てはまりそうですね。


 羽野蓮は、響の演奏に出会ったのは5年前なんですね。音楽が恐怖になるちょっと前に聴いたということでしょうか⁈


 「不協和音は面白い」

 それぞれの実力、レベルがあるのでみんなが一つになって演奏するのは大変ですよね。指揮者によって、同じ曲でも違って聴こえてくるのかな⁈なんて思いました。オーケストラの聴き比べをしたことがないからわかりませんが、ベートーヴェン先生の「田園」を色々と聴いてみたいなと、この作品を観て思いました。みんなが楽しく演奏していたら、伝わってきますよね。ギスギスしていたら、どんなにそれぞれが上手くても聴くのが辛い。良くしていこうという気持ちは大事。でも、指摘するより、楽しい、楽しんでもらいたいの感情が大事。この感情が伝染し、その場にいる人達みんなが一つになって、楽しめるんだなと思います。


 海は、ピアノをやっていたんですね。

 指揮者になりたい谷崎天音とは、同じ学校。これから、手助けをしていく予感の出会いと思ってみています。


 「俺が悪いわけじゃない。あいつの耳が良すぎるんだよ。大体、合ってりゃいいでしょ」森大輝の台詞。


 持って生まれた才能に努力で追いつけるか、合わせられるかってなかなか難しいことですよね。努力が足りない。練習が足りないと言われても難しいことはあります。持って生まれた才能がある方には、わからないことでしょうけど。


 「山登りと一緒です。楽譜を読むことも、楽器を奏でることも。一歩一歩目の前の音を楽しんでいれば、気がついた時には小高い丘の上にいて、麓に広がる美しい村が見える」という夏目俊平の台詞。


 これは、人生も同じことが言えそうと思いました。

 一歩一歩、毎日丁寧に暮らす。そうすると自分が成長し、心が豊かになり、色々なことが受け入れられて、美しいと感じることが多くなりそう。どんなことも、一歩一歩しか進めることができないんですよね。


 演奏会の日に定期点検を入れてくる。

 響は、伝えなきゃいけない。

 板挟みですよね。

 「私を恨まないでよね」に対して、お父さんは「伝えにくいことを君に伝えさせる君の上司に腹が立っている」と言ってくれる。

 ほんと。部下は嫌なことを仕事する人じゃない。使い走りのためにいるわけじゃない。自分で伝えろよ、なんて思う。

 

「響が幸せかどうか気になっている」と言うお父さん。

「幸せじゃないことを勝手に決めつけないで」

「音楽と無関係で生きている人たちもいる」

「時間がかかっても他の生き方を見つけようとしている」と答える響。


 音楽から離れたい、離れたい、必死だったんですね。音楽は自分の人生にはいらない。無関係だったら良かったのに。こんなに苦しまずに過ごせたのに。とにかく、離れた人生の方が私は生きやすいんだ。でも、音楽以上の他の生き方に出会えていない。感情を蓋して?無にして?一生懸命生きていたのかな⁈お父さんと接しないことが音楽に触れずに過ごせる時間だったのでしょうね。

 

 「娘が一人で自分と向き合っている時間を台無しにしているのかもしれない」「5年前に、家族が去った後、いつでも会いに行けたのに行けなかった」

「音楽にも、娘からも逃げません」と言うお父さん。

 志帆さんのアシストで、動き出すことができた。 向き合うきっかけって、自分からって難しいことある。誰かが背中を押すことで、誰かが強引に動かすことで動き始めることってある。ただ、時間は必要。タイミングが合ったんだなと思う。

 音楽と向き合う、娘と向き合うためには、5年必要だったんだなと。


 聴いてくれる人、場所があれば、音楽はどこでも楽しむことができる。

 チェロとトランペット、二人での演奏。ちょっとした実験。

 チェロは、合わせるチカラ。

 トランペットは、心から歌うこと。

 合わさった時に、また、新たな音楽が生まれる。

 音楽って、面白いなぁって思いました。


 志帆さん、黙って見てられない性格のようですね。俊平さんとは違う天然さがあるのかしら?

 古谷さんと志帆さんの関係は、何かあるのかな?

 志帆さんは、3人が自分の力で生きていくことを願っているのは、志帆さんは志帆さんで自分の人生を生きていきたいと願っているということでしょうか⁈

 次回、古谷さんは俊平さんに隠している秘密があるということは、なんだろう⁈

 志帆さんは、子どもを連れて日本に戻り、色々大変なこともあったでしょう。志帆さんの心の支えになってくれたのは、古谷さんだったのでしょうか⁈

それとも、志帆さんは天然で、古谷さんの気持ちに気づかず、ただ、3人の幸せを願い奮闘しているだけですかね。


 もしかして、古谷さんは、俊平さんに隠していることって、志帆さんが日本にいることですかね。あの時、古谷さんは、俊平さんが志帆さんを見かけたことは知らないですよね。俊平さんは、志帆が日本にいることを知らないだろうと思っている。だから、隠している秘密になるのかな、なんてふと思いましたので、追記しました。

 

 「人生のほとんどを頭の中で音楽が鳴っているよな時間を過ごして、嫌気がさして、離れて、でも、触れてしまったら最後、思い出す。それでしか味わえない感覚を。素晴らしい演奏を聴けば余計に、どうしようもなく、心が乾く。地獄に落ちるとわかっていても、止められない。奏でたくなる。自分の音を」と心の声のナレーションの後、素晴らしい演奏が始まった。


 響にとって、音楽は地獄であり、でも、最高な気分をくれるもの。音楽は与えられたものになってしまったのかな。

 心から弾きたいと思い始め、自分の演奏ができる喜びとなっていくのかな。

 父と娘の物語なので、志帆さんはただただ応援しているという姿でいてほしいな、なんて思います。志帆さんには志帆さんの人生がありますが。


 第四話も楽しみです。