久々の更新です。
世間は自粛モードが続き、DORMERもライブ活動が思うように出来ませんが、せめて動画だけでも公開できればと未公開映像をアップしました。
動画の冒頭から少しずつ解説していこうかと思います。
DORMER LIVE DIGEST
動画再生開始一曲目は「Counter」のライブリハーサルです。
この日、吉祥寺NEPOでのライブはボーカルの坂東氏が首都高速で会場に向かう際、降りるタイミングを完全に見失い横浜方面まで突き進んだ事により大幅な遅刻。
ご覧の通り不参加となっています。
その後、本番開始と共に息を切らしながらステージに上がった為、
この日のライブ開始1、2曲は彼にとって罰ゲームのようなステージになっていたと思います。
0:50〜は2019年に行われた同じく吉祥寺NEPOでのライブ動画です。
たしか、当時初めてのライブハウスであった為、どうなることか
心配をしていましたが音響の良さに感動した記憶があります。
曲は「Ether 」未公開動画になります。
DORMERではお馴染みとなる曲ですが、そのライブによって
微妙にイントロに変化をつけてアレンジしてます。
続いて1:57〜は2013年Wild Side Tokyoでの楽屋での会話です。
この日は海外からのゲストアーティストが共演してて、
その方との会話が偶然カメラに収められていた時の動画です。
会話の内容は
「君たちの音楽はツインピークスの作品をみているようだ。」
という感想に対して坂東氏が受け答えをしている様子です。
ちなみに通訳をしているのはアメリカに数年間住んでいた経験があるドラムの藤田くんです。
3:02〜は2018年に大宮ヒソミネで行われた「Vostok」のライブ動画です。
この日行われたライブは過去にどれも映像編集されていなかっ為、
今回が初めての動画公開となります。
静寂なオープニングから、徐々に音像が重なり合いリズムの鼓動が沸々と押し寄せてくる感覚が、演奏していてなんとも言えない高揚感に支配されていきます。
そして、ラスト5:30〜は2019年に吉祥寺NEPOで行われた
「Crown Shyness」のライブリハーサルの様子です。
ライブのリハーサルの映像をアップするのも今回の動画がはじめてなので、こちらもとても新鮮でした。
出音もまたライブとは異なり、各楽器の音が独立していて、
生の感覚がわかるような気がします。
「Crown Shyness」は個人的にもとても好きな曲です。
クラウンシャイネスの意味は、高くそびえたつ密集した木々の枝葉が重ならず空間を分け合い、お互いに譲り合って成長していく現象のことです。
普段は重なり合う枝葉同士が、お互いの距離感を大切にし光を譲り合っている姿から、
この曲は人間同士の在るべき距離感を表現しています。
今、現在、人々の生活にも重要視されている
「人間同士の在るべき距離感」というテーマがこの曲とも偶然にも
リンクしているような気がします。
DORMER /Crown Shyness
我々DORMERも、また以前のように気兼ねなくライブ活動ができる日を待ち望んでいます。
Photograph by Taiki Ogawa