『ico』
というps2用ソフトがあります。
とても印象深いストーリーだったので、いまでも稀にやりたくなります。
内容は生贄として謎の古城に閉じ込められた少年イコが、そこで出会った言葉の通じない少女ヨルダの
手を取り共に古城から脱出するアクションアドベンチャーゲームです。
発売されたのが2001年と大分昔の作品ですが、パラメーター表示やアイテム収集といった要素を極力排
したシンプルな作りと、あえてゲーム中にBGMを流さず、風や息遣いなどの効果音だけで表現すること
で、物語の世界観を表現しています。
その「静寂」を表すことでがより壮大な舞台の中で実際に冒険している感覚をユーザーに与えると共
に、敵の出現やイベントシーンを一層印象深いものにしています。
また、ゲーム中の台詞や文字はすべて架空の言語であり、これも独特の世界観を生み出しています。
『この人の手を離さない。僕の魂ごと離してしまう気がするから。』
素敵なキャッチコピーもさることながら、国外では高い評価を受けることとなり、Game of the Year(ゲームオブザイヤー)を始め数多くの賞を受賞していそうです。
全てをプレイした後、唯一エンディングで流れる音楽がこちら・・
作曲・編曲 - 大島ミチル / 作詞・対訳 - Lynne Hobday / 歌 - Steven Geraghty
環境音や声のみのBGM展開だったのに、最後の最後でこの美しくも儚い素晴らしい『音楽』が出てくるとは・・ゲームといえども感動して涙が出そうになった記憶があります。
現在、プレイステーション3への3D+HDの移植版が開発中とのことです。
ICO PlayStation 2 the Best/ソニー・コンピュータエンタテインメント

¥3,150
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