この世のほぼすべての金を借金で作ってしまったから資本主義社会は苦しいのです。

 

借金で出来たお金はまた借金をして返済するのです。

 

だからどんどん経済を発展して返済を無限に続けなければならないのです。

何故、資本主義社会は経済発展をし続けなくてはならないのか?という疑問がある方もいると思います。

 

もう十分社会が発展しているのに、どうしてと。

 

それはお金自体が借金で出来ているからです。100兆円の金が存在しているとする。すると返さなくてはならない借金は110兆円存在する、と言った具合に現存するお金の量よりも借金が多く存在しています。

 

これを返済するには?少なくとも利子に追いつかれず、貧乏にならないようにするためにはどうすればいいのか?

自転車操業をするしかありません。

 

110兆円の借金を返すためには更に借金をして新たなお金を作って返済しなければなりません。

当然また返済額は増える訳ですからそれを返しきれるぐらいの経済成長を行って借金をしなければなりません。

これを、ずーっとやっていくのが資本主義経済です。何かに追い立てられるように成長、成長。と言われておりましたね。

 

いつまで成長すればいいのかと疑問に思われませんか?果てが無いのです。

何故かというと借金でお金を作ってしまったから!

100兆の金を借りれば返済額が110兆円ある、さあ返済するためにもっと働け、経済成長してさらに借金をして返済しろ、と

終わりがなくずっと銀行に尻を叩かれてしまうからです。

 

だからとにもかくにも経済発展と言われるのです。金を借金で作っている限り、残念ながら終わりはありません。

休む間もなく働け、なのです。

 

だから経済成長が出来ないと苦しくなる。お金=借金は無限に増殖してくものだから

経済もそれに連動して無限に成長しなければならないのですね。

 

 

経済社会の根本的欠陥は金を借金で作ってしまったところです。

 

 

皆さん、借金は嫌いでしょう。ではなぜお金を借金で作ることしたのですか?

苦しくなるにきまっているでしょう。

 

そもそものお金の作り方、0から100万円の作り方に根本的な問題があります。

 

世の中にお金を供給する方法、それは企業や個人が信用創造で借金をするか

国家が日銀から借金をするかしかないのです。大まかにいってこの二つしかございません。

 

こんなことをしている社会が苦しいのは当たりまえです。

借金で金をつくる、借金の増加が間に合わなくなってくる、首が閉まってくる、当たり前の事でしょう。

 

利子に尻を叩かれず、経済発展を強要されない社会にするためには「借金ではない」「無利子の」お金を発行することが不可欠です。

 

そして現在ですとそもそも金を借金で作るという無茶なことをしたために、天文学的借金を作り(当たり前ですね?)それを国民が返済しろ、という意味の分からない理屈を押し付けてくるという状況下にあります

 

だから国民は借金を返すために貧乏にならねばならない、と言っていますよね?

 

そもそも借金がたまったのはお金を借金で作っているからです。そして借金で金を作った場合無限に借金が増加していくのは制度上の正道です。

 

当たり前のことなんです。それを国民が借金を返せ、というのはお金の制度の根本的欠陥を国民に押し付けようとしているのです。

 

 

景気を善くする対策として「金利を下げる」というのが言われていますね?しかし、それでは不十分なのです。お判りでしょうか。

お金は借金と同時に増えるモノなのです。金利が低ければ借金してみようかな!と思う方がいるかもしれませんが

実際に借金をしなければお金が増えないのです。つまりは、借金の値下げをしたものの借金が不要とかで

借金の額が実際に増えなければお金の量なんて増えないのです。

 

金利を下げる、ではなくて「いかに国民に対し借金をさせるか?」が重要なのです。

 

ゼロ金利政策、果たして、値下げをしたところで安いからと言って次から次へと企業や個人が借金をするようになりましたでしょうか?借金に対する需要がない事を考えなくてはなりませんね。

 

国民に借金をさせて金を増やしたい!という視点で考えるなら金利だけでどうにかするのではなくて、制度上の税軽減や優遇を入れたほうがいいように思いますね。

ただ、国民に借金をさせる、という視点ではなくそもそも国が借金をしたものを配ればいいのでは?

 

さらに言うなら、借金でお金を発行すること自体がそもそもの間違いですので、信用創造自体を廃止して無利子で発行したものを配れば世の中のお金が増え、借金だるまにもならず健全な世の中になるのでは?

 

 

 

 

お金の正体は債務である。

=借金で作られている

 

という事実自体が根本的な誤りでありやってはならないこと。これを堂々とやっているから苦しいのである。

 

 

 

 

 アメリカは天文学的な日本を超える大赤字ですが、貧乏な国家でしょうか?違います。それだけ多くのドルを発行しているという証になります。つまりはそれだけ沢山のお金があるのです。

借金=富と理解してほしい。

 

借金を増やせば豊かになり、借金を減らせば貧しくなります。簡単ですよね?

 

では、赤字は悪!と思っている方々、借金を減らせば景気が良くなると思いますか、どうでしょうか?

答えは借金を減らすと相殺されて金が減るので不景気になる、です。借金は悪、減らすべき。の固定観念やイメージで考え、本質から外れた誤った思い込みで考えているとろくでもない結果を生み出します。

 

 

では、日本は国債の赤字が多いから、これを減らしたい。増税して減らしたい。何が起こるでしょうか?

相殺して消したお金の分だけ、富が減って貧しくなります。帳簿はよくなるかもしれませんが、それだけですよね。


豊かになりたいなら「借金を増やす」方法を考えなくてはなりません。逆です。やることが。

 

借金を増やすとはどういうことか?経済成長をしまくって、企業が生産拡大を行うためにどんどん投資を行い、個人もローンなどで買いまくることですよね。こうやってお金=借金自体を爆発的に増やし続けることでお金自体にかかる利子を返済していくのです。

お金には利子がかかっています。つまり、とんとん、成長率ゼロはマイナスなのです。借金の支払いの分だけ貧しくなってしまいます。だから資本主義は「永久に成長しろ」と無理難題を突き付けられてしまっているのです。

 

 

いかに赤字を拡大し国債を刷り国民に配分しなければなりません。いや、借金を増やすのはおかしいだろう。と言う方もいるかもしれませんね。それが嫌ならお金を借金で作るという根本的な欠陥を解決した方が良いと感じます。何故、金は利子が無ければ発行することができないんでしょうか?

 

日本円は銀行の所有物で、日本国民も通貨を借金にすることで銀行に利子を払い続ける存在なのでしょうか。

 

お金は根本的に歪んでいます。

 

経済発展を強要させられるのは苦しい……!いつまで発展させればいいのか、働けばいいのか?と疑問の方もいるかもしれませんが、お金が利子がつかないと発行できない、異様な状況を是正しなければいつまでも続きます。

永遠の経済発展が可能なのでしょうか?

 

これだから売り上げは毎年トントンで、成長せず持続的可能な商業、とやらができないのです。

 

100万円借りたら来年には110万円かえさなくてはならない。この圧力が永遠に続くからです。もっともっとたくさんの製品を売って、売り上げを増やしていかなければ生き残れない仕組みが上手に設計されているわけです。

だからこそこの社会は高度に発展してきた背景があるのですけどね。

 

お金に利子をつけることは、近代以前、のんびりと過ごしており効率と言葉から無縁だった庶民に対し、尻を叩きせせこましく働かせるために生み出された「上手な」システムなのです。

 

 

 

 

現在のお金の発行の仕組みまとめ 

お金は信用(借金)創造で作られます。無からお金を創り出し、金利分は用意しない仕組み。個人や企業や政府の借金(債務)でしかお金は創られない。しかし、借金(債務)には必ず金利が発生します、その借金返済は既に誰かが借金した返済分から穴埋め合わせするしか無い。当然、借金返済が行われるとお金そのものが消滅(借金返済で債務が消える)する。返済があればお金が消滅する、だから借金(債務)をし続けるしかない。

最初から金利分は用意されておらず返済は不可能な仕組みです。債務で創る、この債務マネーは、椅子取りゲームの椅子が用意されていない搾取ゲームを個人や企業や政府で奪い合いを続け、その構図が社会に反映されています。借り物のお金は金利の為の人生や時間、命の浪費を行なっているにすぎません。このお金の発行の仕組みを一人でも多くの人が理解し、この問題を解決するしかありません。

 

 

 

 

何故この世が地獄めいた椅子取り搾取ゲームになっているのかというと根本的なお金のデザインが「借金」で出来ているからです。

 

これを解決するには「無利子」でお金を発行する政府紙幣に切り替えるか

利子が付着するお金を使わないようにしたり物々交換など依存度を低めるか、庶民同士の電子貨幣や地域通貨を創り出して価値の行うかするしかございません。