愛着あるもの | 菅生雅文
長く愛用していた、アイアンハートの
もっともベーシックなブーツカット。
さすがの21オンスデニムも
7年も穿けば穴が開く。
今週、リペアしてもらった。
その丁寧さに感動。
裏地を当て、色落ちしたデニムの色に
合わせて糸を選び、
デニム生地の畝に沿うよう
ミリ以下の正確さでミシンをかける。
新品のとき以上に愛着が湧く仕上がり。
その手仕事に脱帽、感謝。
しかも、お代は不要と。
自社製品に誇りを、
買ってくださったお客様に誠意を。
これぞアイアンハート。
デニムは第二の皮膚。
馴染んだ生地、そのダメージの具合は
単なるファッションじゃない。
これからも大切に、
そして、雑に穿きたい。

