帰りの船内は余韻に揺れる | 菅生雅文

帰りの船内は余韻に揺れる

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苫小牧発、大洗行きの夕方便は、
バイクの数、およそ20台。
みな、船内では疲れたような顔をして
ぼーっとしている。
それだけ充実していたのだろう。
みんな、お疲れ様。
自分も例外に漏れず、疲れが溜まっていたのか
10時間ぶっ通しで眠ってしまった。

眠りながら、ツーリングの続きをし、
起きて道内の日々を反芻し。

帰りの船内は北海道の余韻に浸る、
少し切ない空間だ。

下船し、一路、自宅へ。
薄汚れたF6B、最後、
夕張のあたりで降られたのだ。
北海道の雨の汚れが何とも愛おしい。