旅力
『アウトライダー』の兄弟誌、グッド・ルッキン!な
カスタムバイクを扱う『ロードライダー』に
コラムを連載している。
連載タイトルは、「旅力」。
読み方は「タビヂカラ」でも「タビリョク」でも
どっちでも構わない。私の造語なので。
意味は、
1)ツーリングを経験することによって得た能力
2)ツーリングするときにあると便利な能力
というようなものだが、
連載も数えてみたらもう16回目で、
よくもまあこんなに続いたものだと思う。
(途中、空振りもたくさんありましたがね)
今回のテーマは、
「年々進化しているバイク本体に対して
なぜ荷かけフックだけはおざなりのままなのか」
というメーカーへの問いかけと、
「そんなバイクにうまく荷物を積むための
細引きで作ったループのご紹介」
である。
たとえばこんなふうに使うわけです(一例)。
こういう創意工夫もまた「旅力」であると。
一昨年の大阪モーターサイクルショーで
私が講師を務めた「ツーリング講座」の
内容をコラムにしたものだが、ホントにね、
どうして荷かけフックは使い勝手の悪いまま
ずっと放置されているのだろう。
荷物の積載がいい加減では
走行安定性だって損なわれるのに。
明日からロケだというのに天気予報の
降水確率は90パーセントだ。
ま、負荷が大きければその分だけ
旅力も鍛えられると考えることにしよう。
ん? 荷かけフックの使い勝手が悪いのは、
ライダーの旅力を鍛えんがために
メーカーサイドが与えた試練?
そんなわきゃないよなあ。
さて、明日の準備、明日の準備と。