CB223S | 菅生雅文

CB223S

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このCBは、いい意味で普通っぽいというか、

よくできた「単コロ」だなあと思った。

普通のものを作るというのは

突飛なものを作るよりも難しいことなのだと思っている。

「普通」は「普遍」に通じる。

コンパクトで扱いやすいし、キビキビ走る。

まあ、一般路をわずか一時間少々走っただけなので

あくまでも軽めのインプレッションなのだけれども。

フェンダーが樹脂という点が安っぽくて

いまいちだが、実際のところ価格は安く

抑えられているわけだし(それはいいことだ)、

足まわりに軽快さを与える意味もあったのだろう。


ただしこれまたXR230モタード同様、

高速巡航速度は110キロぐらいらしい。うーむ。

試乗後、開発陣に提案してみたのは

この速度のことと、デザイン上の、

たとえばフロントフェンダーを小型化し、

タンクのマークも小さな立体エンブレムにしたら

相対的にエンジンが大きく見えて

よりバランスのいい見た目になるんじゃないか、

質感が増すんじゃないかとか、

そういったことと、

あとはやっぱり荷かけフックの位置。

へなちょことはいえアウトライダー歴22年の私である、

この件に関しては非常にウルサイ。


画像は純正カスタム車。

なかなかやるじゃないかこのこの~、という感じ。

なんにせよ、一言で表現すれば

「好印象」の一台。

もしいま仮に自分が免許取立てだったら

欲しがるに違いない。

ほめすぎ?