軒下にて | un-callのブログ

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やわらかい、あたたかい絵本の中で遊びます。

『リトマス―紙/紫―面上の水滴』は



早いもので、本日最終日を迎えてしまいました。







飴音傘下です。あまねさんかです。書いた人です。



落下するあめの痛みを、傘で避けてる甘っちょろいやつです。







Tiny。





Alone。





Empty。





紫陽花のお話。こころのお話。


雨が落ちる、そのことについて書いたら、



三人のてるてる坊主が現れました。



彼らは、晴れをもたらす、のではなくて、


むしろ、雨でもって生きながらえる、そう、紫陽花なのだけど。






紫陽花のお話。こころのお話。



これは、とある女の子のこころの中で、水滴の音がはじけるだけの、それだけの話。



はじける音が、25のこころで異なる音を立てる。色をもたらす。それだけの話。



当たり前、の、話。




当たり前のことを、忘れていく。


紫陽花たちが、こころたちが、どれだけ高く育っても、


あの子が気づくまで、伝えられない。


Tのこころが海を運ぶまで。


忘れている。忘れていく。悲しいことで。こころが傷んだ、その痛みを、忘れていく。





忘れることも、思い出すことも、ここでこころを覗くことも、ゆめものがたりも。



また、咲く日まで。 いったんおしまい。







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un-call p.6



『リトマス―紙/紫―面上の水滴』



作・演出 飴音傘下



小川美都
大橋昌広
中三川雄介
村澤美穂




10月19日(日) 16時



相生坂ギャラリーにて



料金無料



ご予約は

hirame4ever@hotmail.co.jp まで

お名前・ご連絡先・ご希望日時・枚数を明記の上、ご連絡ください。


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HP http://hirame4ever.wix.com/un-call






僕が書いたお話が舞台に上がることは、今後もうないので、




今日が終わったら、主宰と副菜にお返しします。






T・E・A・R