『魚が出てきた日』 (1967)
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原題 The Day The Fish Come Out
監督 マイケル・カコヤニス
音楽 ミキス・テオドラキス
出演 トム・コートネイ、キャンディス・バーゲン、サム・ワナメーカー
   コリン・ブレークリー
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1972年 エーゲ海カロス島近くに軽爆撃機が墜落
2人のパイロット(コートネイ、ブレイクリー)は
原爆2個と金属の箱とともに脱出
原爆は海中へ 箱は島に落下 パイロットたちはカロス島に泳ぎ着いた
彼らは全て極秘にしなければならず 金もない彼らに軍への連絡手段はなかった
軍の関係者たちがホテル開発グループに変装し 島にやって来て
海中の爆弾を引き上げたが 本当の目的である
金属製の箱は行方不明 この中には放射線物質が入っていた
箱の行方はといえば山羊飼いの男が拾って家に持ち帰っていた
島に箱があるのは間違いないと確信する
軍のリーダー エライアム(ワナメイカー)は
島を半分買い取ると言い出した 島には観光地として次々と人がやって来た
ホテル建設地と称していた土地から遺物が発見され 
今度はエレクトラ(バーゲン)をはじめとする
考古学者たちまでもが 島に集まってきた
そんな状況になってるとは全く知らないパイロットたちは
金策のため 島をうろつき 箱を持ち帰った山羊飼いは
いいものが入っているに違いないと箱をあけるのに必死…
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不思議なタイトルのせいもあって この作品の存在は早くから知ってたな
放射能の怖さを皮肉りながらも描いた 未来への警鐘を鳴らしてるかのような
とってもブラック でも 今の世の中にピタッとハマっちゃう作品かも
雑誌であらすじ読んで昔はあんま関心持つこともなかったんやけど
ラジオでサントラ聴いてからかなぁ 妙に気になる作品になった
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そのサントラを担当してるのはミキス・テオドラキス
『Z』や『死んでもいい』『戒厳令』他で独創的なスコアを聴かせてくれるが
この作品のサウンドはそれら以上に 飛びまくってる感の音
ロック・テイストたっぷりなサウンドを中心に構成
ジェット機のサウンドが響き ジェット・ダンス! 
不思議でチープなサウンドがカッコいい!
これ聴いて 一度作品観てみたいなって思いだしたんよね