拷問器具といえば Iron Maidenn
あのHMバンドのバンド名の由来で昔 調べたよな
『顔のない殺人鬼』(1963)
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原題 La Vergine di Norimberga
監督 アントニオ・マルゲリーティ
音楽 リズ・オルトラーニ
出演 ロッサナ・ポデスタ、ジョルジュ・リビエール、クリストファー・リー
         ジム・ドレン、アニー・デッリ・ウベルティ
 
夫マックスの実家 ドイツにある古城にやって来たメリー(ポデスタ)
マックスの先祖は死刑執行人だったということで
城には今も当時の拷問器具が展示されている
嵐の夜 女の悲鳴、うめき声で目覚めたメリーは展示室へ
そこにあった拷問器具 Iron Maiden "鉄の処女” 
(人の形をした棺桶のような箱 フタの内側には無数のトゲトゲが…) の
フタを開けると中には目がつぶされた女性の死体 メリーはその場で失神した
翌朝マックスはメリーの話を悪い夢だと聞き入れない
女中のマルタは夜は部屋から出ないようにメリーに忠告
300年ぶりに死刑執行人が戻ってきたと話すマルタ
その夜 展示された先祖の人形そっくりな人物に襲われそうになったメリーは
怯えながらも自分が見たものは悪夢なのか
それとも現実なのか確かめるかのように
この不思議な城の中を調べ始める…
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今回初めての鑑賞 イタリア作ジャーロ映画
後年 『黄金の七人』のお色気全開の美女 
ロッサナ・ポデスタがまだお色気なしで熱演
Mr.ドラキュラ=クリストファー・リーが顔の半分に傷のある
展示室の管理人(先代に仕えてた男 戦争で顔に傷を負っている)
という役で存在感
目を潰された美女の他にも飢えたネズミの入ったカゴに顔を入れられ
鼻を食われる美女なんてシーンもあって なかなか怖~い作品
ドイツ=ヒットラー 戦争が生んだ悲劇ってものが作品のテーマになっております
しかし 恐怖に怯える弱い女性なのかと思ってたら
ただでさえ不気味な城の中を動き回るポデスタの強いこと 強いこと
サントラを担当してるのはリズ・オルトラーニ
このサントラってのは未所有
冒頭メリーがIron Midenの中の美女を見つけ失神した直後
タイトルバックに流れるサウンドは
作品の雰囲気とちょっと違った感じの明るい目のジャズ
でも この曲がなかなかオシャレなオルトラーニ節
全編通して 作品の暗さをオルトラーニのスコアがカバーしてる感じ
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気に入ったんで 早速Amazon検索してみたら
サントラありました 伊CAM社から
『Casanova Company』とのカップリングでリリース
ただ 中古でも結構高額になってますわ 残念
 
【La Vergine di Norimberga】