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『雨のしのび逢い』(1961)

監督 ピーター・ブルック
出演 ジャンヌ・モロー、ジャン・ポール・ベルモンド
   ディディエ・オードパン

フランスの田舎町 製鉄工場長の妻アンナ(モロー) 
子供のピアノのレッスンの最中に女性の叫び声を聞く 
レッスンを終え通りのカフェの前を通ると中には女が死んでいる 
そして女に愛撫する男性の姿 
その光景を見たアンヌは異常なまでの衝撃を受ける 
何不自由のない生活そして何も変わらない毎日 
殺人を犯した男のような情熱などまったくない夫…
翌日アンヌは工場で働くショーヴァン(ベルモンド)と出会った 
事件の話をするうちにお互い心ひかれていく 
”会わないでおこう”と思いながらも二人は毎日会い続けた
7日目 自宅でのパーティーを抜け出したアンヌは
ショーヴァンに会いにカフェへ向かった…

メロドラマであり心理ドラマって感じ
自分が今いる現状に不安・不満を抱く女 
愛するがために殺人まで犯してしまう情熱
夫そして上流生活への不満…
原題『MODERATO CANTABILE』は
”普通の速さで歌うように”の意
カフェで安いワインを上手そうにがぶ飲みするアンヌ 
そして号泣シーンは強烈な印象を残す
監督のピーター・ブルックは
アラン・ドロンが出てる『スワンの恋』の脚本にも絡んでたみたいやね

音楽はオーストリアの作曲家であるアントン・ディアベリの曲を使用
彼の代表曲「ソナチネ」が全編に流れてる 
この世界はよく分からないんやけど
この「ソナチネ」ってピアノの練習曲なんやてね
公開時本国フランスではEP 日本でもシングル盤がリリースみたい
このサントラは所有してないなぁ 
作品通してピアノの調べが静かにそして美しく流れてます