青物横丁駅近く、町中華の名店、樹利。


免許皆伝を「麺」に書き換えたキャッチコピーが印象的な店だった。麺許皆伝Tシャツまで作って、そのTシャツを着たオヤジさんが中華鍋を振っていたっけ。

炒飯、餃子、ありとあらゆるものが、そこそこ美味かった。絶品とまではいかないけども、まあ、美味かった。

1981年創業、44年間、青横界隈の町中華の暖簾を守ってきた老舗でした。

どさん娘ラーメンの居抜きで開店した樹利。


繁盛店として常にお客さんで賑わっていた。


青横界隈の胃袋を満たしてきた老舗、名店といっても過言ではない。


親父さんが亡くなってからは奥さんと次男で切り盛りしてきた。


44年もの間、変わらぬ味を守り続けてきた。


青横といえば、モンペリエキムラヤも閉店して居抜きはバーガーキングになったのも記憶に新しい。


そして、樹利の居抜きは、ちゃん系ラーメン。

もり中華は別にいいけど、樹利の上書きになり得るのか?無理やろ。


日高屋に天下一品、そして家系ラーメン王道家系列の裏大輝家など、青横界隈の中華事情が一変いたというのも確かにあるだろう。


変わらぬ味を届けてきた町中華も飽きられてしまったのか。オワコン化してしまったのか。


まるで大衆演劇みたいではないか。


昔からずっとあるもの、あるのが当たり前だったもの。それがある日突然、消えた。ショックである。


代々木駅前から代ゼミが消えたように。


小岩駅前から湯宴ランドが消えたように。


吉川駅前からゆあみが消えたように。


青横駅前から樹利が消えた。


もはや、青横にはカフェムジカくらいしか残ってないのではないか。


古いものが上書き保存されていく。


町の記憶から消去されていく。


何年も行ってなかったので、樹利の味もうろ覚えではあるけど。


炒飯は確かに美味かった。町中華の王道の炒飯といった感じだった。


焼きビーフンも美味かった。焼きそばも具沢山で美味かった。


餃子は小さくて、餃子同士がくっついているため箸で一個取ろうとすると薄皮が剥がれてしまう。独特の薄皮焼き餃子。


ラーメンは特に印象に残ってない。フツーの中太麺だったような気がするけど、近年ラーメンは大幅に改良、リニューアルされているみたいだった。


樹利といえば炒飯と餃子、焼きそばのイメージだった。


レバニラも美味かった。麻婆豆腐は記憶にないけど、SNSで観る限りだと美味かったらしい。


樹利で食べたのは覚えてないくらい昔なのだ。


いつまでもあると思うな、町中華。


君と好きな人が百年続きますように。


百年ってそう簡単に続けられるものではないのかもしれないね。


どこかでひっそりと復活してくれないかな?


まあ、何年も行ってなかったんだけどね。


昨日たまたまクルマで目の前を通りかかった際に気がついてびっくりしたのだ。


ショック!


ちなみに京都では応仁の乱の頃から続いていたとされる蕎麦屋がひっそりと閉店したらしい。

本家尾張屋。2026年1月11日に閉店。

終わりや。


存在すら知らなかった。昨日初めて、SNSで知った。


あの今井宏ならば当然知ってるであろう老舗。


一度くらい、にしんそばを食べに行ってみたかった。


閉店してから初めてその存在を知るというのもまた切ないものだ。


例えるならば、伊藤和夫みたいなものだろうか?