代ゼミがオワコン化したのは少子化が理由とされていますが、果たしてそれは正しいのでしょうか?


代ゼミがオワコン化したのは代ゼミのアイデンティティ、レゾンデートルである講師を棄てたからではないでしょうか?


校舎を縮小しても講師まで切るべきではなかった。講師まで大量リストラしたのがオワコン化した理由だと思います。


河合塾のように講師よりもテキストや模試などのカリキュラムをウリにしているような予備校であれば、多少講師をリストラしたところで落ちなかったと思います。


駿台のように上位層狙いならば、多少生徒数が減ったとしてもそれなりの需要はキープできたような気がします。


代ゼミの最大のウリはモチベーターとしてのカリスマ講師の存在であり、カリキュラムよりもスター講師による講義こそが最大のウリだった。


予備校バブルの時代はそれが他の予備校、中小予備校にまで波及していた。


後発である東進はそれをコンテンツ化することで業績を伸ばしていった。いわゆるジェネリック代ゼミみたいなものではあるが、後発であるがゆえに小回りの効いた営業戦略がハマり、代ゼミを駆逐していった。


河合塾と駿台は残ったが、代ゼミが凋落したのは後発の東進が代ゼミの美味しいところをほぼ全部取ったからに他ならない。コンテンツ化することでサテライト化を効率よく進めていった。


生授業は河合塾が、コンテンツは東進が、その残りを駿台が取ることで、代ゼミは三大予備校から押し出されてしまった。

代ゼミはどこで舵取りを間違えたのだろうか?


代ゼミが中途半端に上位校向けにシフトしようとしたのがマーケティングミスだった。サピックスを買収するまではともかく、代ゼミまでサピックス化する必要はなかった。上位層を確保している河合塾や駿台と対峙したところで代ゼミが後発になるだけだった。



サピックスから中受で進学校に通っていた生徒が代ゼミに行くことは多分ない。いくとしても鉄緑会あたりに行くと思われる。武蔵高校の生徒が武蔵大学には進学しないだろう。サピックスと代ゼミは武蔵高校と武蔵大学みたいに一貫性に乏しかった。


窮屈そうではあるが。数学ヤクザと同じ匂いがする鉄緑会教務。

濱学園と駿台、四谷大塚と東進は効果があったのかは謎だが。


かつての代ゼミの強みだったモチベーターとしての役割が映像コンテンツに流れてしまったというのが最大の失敗だっただろう。東進以上に多様な講師を抱えていた代ゼミが選択と集中により校舎のみならず講師まで切ったのが失敗だと思う。


モチベーターといっても映像向けの講師もいれば、生授業向けの講師がいるのも確かである。東進は映像にほぼ全振りしてしまったが、代ゼミには生授業で東進や河合塾を凌駕することは不可能だったのであろうか?


サテラインによる代々木校中央集権化により講師の格差を作ってしまい、地方校舎が痩せてしまったのは否めない。


それならば、生授業に拘らなくても映像でもいいからね。東進、マナビス、スタサプ、ただよびなどなどに至る。


衛星授業が性に合わないカリスマ講師も多々いた。金ピカ先生も菅野祐孝も原秀行も田村秀行もサテラインじゃない方の講師だった。


生授業ならば大延長も可能だった。中には夜の10時近くまで延長していた講師も存在した。サテラインだと延長は許されない。アンパンマンの西谷、日本史の八柏、古文の椎名守など、延長先生は本部から始末書を書かされることもあったらしい。


駿台の福井は衛星とは無関係だったので延長し放題だったみたいだが。駿台はそもそも衛星授業に乗り気ではなかった。サテネット21という超絶ダサい名前で一応、やっていたけども。


コンテンツ化するということはきっちり授業を尺に納めるということに他ならない。生でダラダラ授業をするようなおおらかな時代ではもはやないのだ。


河合塾では講師オリジナルのプリントを配布することで授業の差別化を図っていた。テキストは均一でもプリントによって個性を出していたのだが、いまやそのプリントさえ禁止されているらしい。今どき紙媒体はオワコン化しつつあるみたいだ。


四谷学院の55段階はいまだに紙でやっているのだろうか?


デジタル化により、生授業というものもいずれ無くなるかも知れない。そうなれば、校舎も不要になるのではないか。


オベリスクと呼ばれた代ゼミのタワー校舎はどうなるのだろうか?タワー校舎を存続させるために地方校舎を損切りしたような気がしなくもないが。


代ゼミが復活するためには講師中心による生授業の復権しかないような気がする。


もはや、受験生にとどまらず、社会人や元代ゼミOB、OGなども巻き込んだコンテンツを作っていくべきではなかろうか?


AIが発展すれば、過去のカリスマ講師による授業も復活できるかも知れない。


代ゼミは授業などコンテンツのアーカイブ化にはそこまで積極的ではなかったみたいだが、昔の授業を受けてみたいという予備校マニアなどもネットにはちらほら見受けられる。


そういう人たち向けに往年のカリスマ講師による授業をAIで復活させることができれば、盛り上がるかも知れない。それは東進を凌ぐ強みだと思われる。河合塾や駿台にもない強みではないか。


駿台の伊藤和夫をAIで復活させたとして、大半の受験生にとっては睡眠学習になりそうな予感しかしない。まあ、往年の伊藤和夫信者には大絶賛されるかも知れないが。


今はもう受けられない伝説の講義をAIによる復活というのはアリかも知れない。


まあ、手間がかかる割には費用対効果がそこまであるのかというのも。


とりあえず、代ゼミは講師を育てる気がもはやないような気がする。


80年代後半から90年代にかけて人気を博した講師はいまだ現役なので、辛うじて予備校としての体裁は保てているが、彼らも還暦を過ぎているのだ。ぼちぼち後継者となるべき講師を輩出しなければいけないのに、予備校の顔になるほどの講師は残念ながら出て来ていない。


英語ならばスタサプの関正夫が真っ先に上がると思う。本来ならば、関正夫みたいな講師が代ゼミから出てくるべきだった。あのもりてつも代ゼミOBである。本来ならば、ただよびではなくて代ゼミでスター講師になるべき逸材だった。世界史のすずゆうなど代ゼミ信者も武田塾あたりでくすぶっている。もう、彼らを代ゼミに迎え入れるだけの気迫も今の代ゼミにはなさそうである。


あの福崎伍郎が代ゼミに移籍したのに、数年で東進に出戻るくらいである。なぜ福崎伍郎がオワコン化以降の代ゼミに移籍したのかも謎だし、今さら東進に出戻りしたのも謎である。移籍するならば、西岡、薬袋らフォーラムメンバーと一緒のタイミングではなかったか。福崎伍郎の御乱心だと思う。


今井宏の代ゼミ復帰は仲本がいる限りあり得ないのは言うまでもなく。今井宏にはパラグラフリーディングを大成する義務があるのではないか。散々パラリーで予備校英語をかき回しておきながらとんずらしてしまった。パラリーとは一体なんだったのだろうか?


代ゼミ、後継者がいないよね。英語講師もすっかり小粒になってしまった。いまだに富田、西谷を超える講師が不在なのだ。今井宏が太鼓判を押していた水野は駿台に移籍してしまった。中畑佐知子も消えてしまった。ロジカルリーディングの横山も予備校界隈から足を洗ってしまった。


リーマンショックの影響も大きかったのかも。


さらに二軍半の中堅講師がごっそり抜けてしまった。往年のスター講師頼りになっている。



まるで大衆演劇みたいではないか。大衆演劇も座長の高齢化という問題がある。若手に有力な役者が乏しいのだ。現状では指で数える程度しかいない。


古文もかつてはつっちーみたいなお笑い系から椎名守に元井太郎など様々なタイプの講師がいた。そもそも、古文なんて配点が低いのだ。アチョーなんてハイテンションになってパフォーマンスするほどの科目ではない。暴走族がメンチ切りながら助動詞を唱えるほどの科目でもない。


そんな古文みたいな地味な科目でも盛り上げていたのが代ゼミである。古文といえば大学ならば國學院、予備校ならば代ゼミだった。知らんけど。


今の代ゼミの古文って誰やねん。代ゼミが古文を棄てた時点で既に終わっているような気がする。


いっそ、二丁目からオネエでもスカウトしてきて、オネエ古文とかはじめてネットでバズらせるくらいのことをしてみてもいいかも知れない。マドンナ、暴走族と来たら、次はオネエではなかろうか?


菅野祐孝の立体パネルを最新の技術で3次元化できないだろうか?スマホやタブレットから飛び出してくるような板書だとか。そういうバカらしいことに本気で取り組むようなノリこそ代ゼミには必要な気がする。


むっちゃんを復活させてもなぁ。ネトウヨは大絶賛しそうではあるけど。そんなに面白くもないし。代ゼミはあのタイミングで土屋を引き抜いて正解ではあった。


また、東進は基本的には自前で講師を育てない。他所で実力をつけて知名度を上げた講師を引き抜くスタンスだ。その最大の供給源が代ゼミだった。代ゼミが痩せたら東進も痩せる。講師のAI化は東進こそ次の一手としては悲願なのかも知れない。


今井宏や暴走族はともかく、ポレポレの西を東進に出したのはどうなんだろう?ポレポレ自体は代々木ライブラリーから出し続けているけど。


代ゼミを辞めた副産物としてポレポレの解説がYouTubeで無料で観れるというのもある。まさにただよびである。今井宏のパラグラフリーディングもYouTubeで解説したらどうなんだい?


吉野敬介の雑談YouTubeはいつの間にかやめてしまった。予備校講師のYouTubeはいろいろあるけど、コンテンツとしてはなかなか魅力的だったりもする。他の講師もぜひやってほしいものだ。


教育系のみならず仲本のなっかんチャンネルはエンタメに振り切ってるが、そういうのもあっていいと思う。元河合塾のメシアこと豊島のセーラー服コレクションとかあってもいい。元河合塾の坂田アキラは飼い猫を使ってなんかやっていたけど、フツーに雑談の方が面白いと思う。


木原太郎とかロジリーの横山とかもYouTubeやればいいのに。


いっそのこと、スタサプをリクルートから買収して、代ゼミブランドでやってみるとか。リクルートもぼちぼち持て余してそうだし、今なら代ゼミが買収できるかも。まあ、費用対効果がそこまであるのかは謎だが。


そもそも、少子化で受験産業自体が斜陽だからね。斜陽ではあるけど、無くなることはないだろうし。少ないパイの奪い合いになってる。また再編があるかも知れない。


例えば、駿台が代ゼミと合併したりして。そうなると、予備校名はどうなるのだろうか?駿台代ゼミ?駿台ゼミナール?本部は御茶ノ水と代々木どっち?代々木駅前には既に存在しないけども。