横浜の仲乃湯は大野智主演ドラマ「世界一難しい恋」のロケ地にもなった銭湯です。
番台形式の銭湯で露天風呂まであります。番台でクイズに答えて正解すると景品が貰えます。
来年二月末に閉店するそうです。
またひとつ、横浜市から銭湯の火が消えます。
幕が下りますっていう表現、まるで緞帳下ろしみたいですね。三吉演芸場を意識しているのでしょうか?
横浜橋商店街の奥、信号を渡って三吉演芸場のさらに奥を進んだ住宅街にポツリとある銭湯です。
来年二月には新宿歌舞伎町劇場も大衆演劇の常打としての営業を終了します。
新宿の大衆演劇は結局3年も持ち堪えられなかったけど、仲乃湯は77年で閉店となります。1949年創業、8年後の1957年に改築して現在の姿になったのだとか。露天風呂はさらにあとにできたものだと思います。かつては銭湯に露天風呂を作ることは禁止されてましたから。法改正以降になると思います。
三吉演芸場も元々は銭湯だったみたいですけどね。銭湯の2階を貸しホールとして開放したのが始まりだそうです。その後、映画館になったり紆余曲折を経て大衆演劇の劇場になったのだとか。
大衆演劇は古いのか新しいのかよくわからない世界ですが、銭湯はかつては日常の一部でした。毎日のことでしたし、あるのがあたりまえだったものです。それが人知れず消えていくというのもなんだか寂しいものがございます。時代の移ろいを感じます。まるで、古いものはとっととひっこめと言わんばかりです。
麻生太郎は日本の民主主義と政治の成熟化とその健全さを取り戻すためにも高市早苗とともにとっとと引退した方が良さそうではあるけども。あっそう。
大衆演劇はそこまで惜しまれることがあるのかというのもありますけど。一般的にはなくなっても別に困らないですし、どうでもいい存在ですよね。界隈くらいしか関心のない世界です。
三吉演芸場は持ち堪えることができるのでしょうか?年寄り返しの階段と立地の悪さなどが重なって、界隈からも忘れられがちな劇場ですけど。
川崎にも一応あるんですけどね。大島劇場という小さな劇場が。駅から離れているし、通りからも外れているので、三吉演芸場以上に危なそうな劇場ですけど。劇場というよりも芝居小屋か。
それにしても、仲乃湯まで閉店するとは。寂しくなりますね。町の銭湯といった感じで、大衆演劇同様、遠くからわざわざ来るほどのものでもないのですが、ファンやマニアの視点からみればまた違って見えますからね。そこらへんは解像度の違いだと思います。
仲乃湯の見どころは破風の屋根と高い格天井です。銭湯の王道ですね。古き良き時代の庶民の生活、文化の鏡だと思います。
大衆演劇の見どころは特にないです。人それぞれですからね。当たりはずれもありますし、一概に言えない世界です。
銭湯はとりあえずカラダがきれいさっぱりすれば一応完結しますが、大衆演劇はこれさえあれば良いというものでもないですし。それゆえにうまく説明しにくい世界です。いいとも言えないし、悪いともいえない。万人受けするものでもないですからね。
新宿歌舞伎町劇場はインバウンド受けを狙って滑った感じです。ロボットレストランみたいにはいきませんでした。上の階の飲食店は露骨にインバウンド狙いですけどね。盆踊りレストランとかさすがに無理があると思います。そもそも盆踊りは夏ですからね。
日本人にさえウケないものをインバウンドならばウケると思ったその心はなんでしょうか?大衆演劇はカリフォルニアロールではございません。ポップカルチャーからも微妙に距離ありますし。サブカルウケする世界でもないのです。
大衆演劇とサブカルとの距離をどうするのかを考えてみても良さそうです。

