つくばゆーワールドってご存知でしょうか。
つくば民や関東の大衆演劇マニアのひとならばともかく、一般的には認知度はそんなに高くはないと思います。
つくばといいながら、つくばエクスプレスつくば駅からも常磐線土浦駅からも離れている。路線バスは1時間に一本から二本、周りには何もなくて、ロードサイドといっても栄えてるわけでもない。
よくこんなところに作ったなという場所だったり。
筑波山の帰りに立ち寄るにしても筑波山からは反対側だったりするし、筑波山の麓には温泉ホテルも一応ございます。
そして、近隣には湯楽の里グループの喜楽里まであるし、クルマで日帰り温泉にいくとしたら大多数はそちらを選ぶと思います。充実した岩盤浴もありますし。
つくばに2日連続で行く機会があって、初日は喜楽里、2日目はゆーワールドに行ったことがあるんです。ゆーワールドには夏季限定の屋外ミニプールもあって、そちらにも入ることができました。
大衆演劇は観なかったです。長谷川劇団が公演してましたが、芝居は平日昼の部のみでしたね。行ったのが夕方だったので風呂だけ入りました。まあ、浴室もガラガラでしたけど。長谷川劇団ならば観てみたかったな。
いかにも平成バブルな健康ランドといった感じで、別に悪くはなかったけど、施設としてはちょっと陳腐化した感じ。つくば喜楽里のほうが洗練されて温浴施設としては上だと思いました。
大衆演劇をふらりと観に行くにしても駅から遠いのです。つくばエクスプレスに乗れば浅草から一本ですけど、駅からのアクセスの悪さが問題でした。
川越ゆうゆうランドは本川越から徒歩圏内、川越からも歩けなくはないけど、つくばゆーワールドは流石に駅から歩いていけるレベルではないと思います。
御老公の湯も駅から離れすぎてます。施設は広くてもガラガラでした。コロナ禍で大衆演劇を一時ストップしてましたが、なんとか復活させた感じです。
このように大衆演劇の公演場所は立地に難ありであることが多いです。微妙な場所にあるから、気軽にいける施設ではない。かといって大衆演劇は一般的な娯楽ではないからそこまで集客力があるわけでもない。大衆演劇マニアも年々減少傾向にある。
川越ゆうゆうランドは一応、川越観光の拠点にはできるとは思うけど、温浴施設としてはぶっちゃけ微妙だと思います。川越周辺にある他のスーパー銭湯の方がお風呂のクオリティも高くて露天風呂まであるが、軒並み駅から離れていてクルマでもなければ行きにくい場所にございます。駅からの最寄りという点だけは優っている。大衆演劇のセンターとしては珍しく地の利のある施設です。
吉川駅前にあったゆあみは潰れましたが、大衆演劇を導入したのは閉館する少し前で後付けでした。駅前にあってもちょっとマニアックな温浴施設で一般受けはしなさそうでした。それに武蔵野線吉川駅という場所も微妙でしたね。近隣には一応、越谷レイクタウンがあるのですが、吉川駅周辺には何もない場所ですし。
川越は埼玉県随一の観光地としてそこそこ有名ですが、川越ゆうゆうランド自体はそこまで混雑してないのでまさに穴場です。近くには小江戸蔵里という道の駅みたいな施設もあるんですけどね。コエドビール飲みたければこちらで飲めます。ゆうゆうランドには取り扱いがないです。
御老公の湯はそれこそ道の駅さかいにあるのですが、境町という名前の通り県境にございます。最寄駅はないです。古河駅からも東武動物公園駅からも離れてます。ゆーワールドよりもさらにアクセス悪いです。
9月の境町花火の時は盛り上がる場所ですけど、それ以外はひとが集まることはないです。境町花火大会も駅からのアクセスがクソなので土浦花火大会みたいにふらりとはいけません。路線バスを乗るのもなかなか困難な場所で、周囲は道の駅以外何もない場所ですから。
歴史的には平将門ゆかりの場所だったりするんですけどね。隈研吾が設計した干し芋カフェもございます。
御老公の湯も一度だけ行ったことございます。橘炎鷹が公演してたけど、ガラガラでしたね。ひとが少なすぎて不気味なくらいでした。コロナ禍前の話です。
別に炎鷹が人気ないというわけではなくて、そもそも場所が悪すぎるのです。仮に大衆演劇の一人勝ち超人気劇団である劇団美山が乗ったとしても、つくばと御老公ならば敢えて行こうとはなかなか思わないのではなかろうか。川越ならばともかく。
タクシーあいのりでもしないとたどり着けない場所でしたからね。
石岡健康センターなど行く気もしません。石岡自体遠いですし。土浦のさらに先ですからね。何もない場所です。さらにそんな石岡駅からもかなり離れてます。
行田茂美の湯。モミと読みます。まだ行田の方が上野東京ラインで行きやすいのですが、いうまでもなく行田の駅前にはございません。周辺は映画のぼうの城でも話題になった忍城や、映画翔んで埼玉でも触れられた行田タワーがあるけど、敢えて行く場所でもなかったりします。川越に比べる渋くて地味すぎる場所ですね。
つくばゆーワールドは潰れても別に驚かないです。今までよくここまで持ち堪えたなと思います。つくばエクスプレス開業を契機にオープンしたと思うのですが、そもそも駅前ではないですからね。
そんなつくばはかつて万博が開催された場所なのです。当時はつくばエクスプレスなど存在しなかったので最寄りは常磐線牛久と荒川沖駅の間に作られた仮設の万博中央駅でした。のちにひたち野うしく駅として正式に開業しました。
ひたち野うしく駅から万博会場までも距離があったので、当時はシャトルバスでピストン輸送していたようです。
もしも万博開催時につくばゆーワールドが存在したら、拠点になっていたかも知れません。当時は周囲には宿泊施設が少なくて、仮設のバンガローが作られたり、上野駅から夜行列車を出して、車内で寝泊まりできるようにしたそうです。
つくばゆーワールドもかつては宿泊できたみたいですが、そこまで需要がなかったのか深夜営業は取りやめにしたみたいです。周囲には何もない場所ですからね。
つくば駅近くには万博記念公園があるのですが、太陽の塔みたいなモニュメントはないので、単なる広い公園です。一応、万博メモリアル施設みたいなのはありますけどね。
万博など終われば更地になるのが基本なのです。太陽の塔がある万博記念公園にしても残されているのはごく一部ですし。それでも太陽の塔のインパクトがレベチだったので、半世紀前の万博の象徴としていまだに燦然と輝いているわけ。別格ですね。
花博が開かれた鶴見緑地にしても愛・地球博が開かれたモリコロパークにしても跡地はひっそりとしてますからね。
夢洲にしても露骨に70年の大阪万博のイメージを引きずってましたし。その土台には高度経済成長期の日本の成功体験がありました。夢よもう一度の夢洲でした。終わってしまえば寂しい限りです。
木造の大屋根リングを全部残すのは荒唐無稽のような気がします。はじめから仮設を前提とした建物でしたからね。
70年のエキスポにしてもエキスポタワーも沖縄海洋博のアクアポリスも結局は解体しました。残そうとはしたものの老朽化には抗えなかった。沖縄海洋博跡地には美ら海水族館がございます。
そもそも開発途中の夢洲に万博を開催したのも無理くりでしたし、IRにしても会場の北側に建設予定なので、会場跡地とは干渉しないんですよね。実は何にするのか未だに未定なのだとか。タワマン建てるにしても地盤は脆弱ですし。サーキットにしようだとか適当な案は出てるみたいですけど、本決定ではないのだとか。
夢洲自体、開発が滞っていた場所で、IRありきで地下鉄まで通したけど、結局その後はどうなるのか怪しいです。かつての大阪テクノポート構想が頓挫した場所、それが夢洲ですから。
万博を開催したまではいいけど、テクノポート構想という黒歴史を上書きできるほどのものは現時点では提示できてないというのが夢洲の実態です。
IRだって未知数ですからね。もし滑ったとして維新が責任を負えるとも思えません。
臨海副都心の建設としてウォーターフロント計画が立ち上がり、お台場では都市博が開催される予定だったけど都市博中止を公約に掲げた青島幸男が都知事に就任するとそれをぶっ潰した。それでもゆりかもめとりんかい線が開業して現在のお台場になった。
夢洲はアクセスの悪さと地盤の脆弱さによって開発が阻まれてきました。万博とIRによってそれが動き出すのだろうか。かなり微妙なところだと思います。
万博だって黒字アピールをしていたけど、実態は少し赤字だったみたいで、万博基金からそれを補てんするみたいですし。明るいニュースといえばミャクミャクがヒットしたくらいでしたから。結局は後世には何も残せないような感じになりそうです。
大衆演劇の夢の跡として数々の潰れた劇場、センターについて。
北千住にはかつて寿劇場という場所があったそうです。寿劇場が地上げにより閉鎖されることになり、その代わりにできたのが浅草木馬館なのだとか。
小岩の駅前には湯宴ランドがございました。現在、跡地にはマンションが建ってます。
柏みのりの湯の跡地にはドラッグストアなどが建ち、吉川ゆあみの跡地はマンション建設中でした。
かつてのストリップ劇場十三ミュージアムの居抜きでオープンしたのが木川劇場だったそうです。最後は呆気なかったみたいですけど。緞帳おろし公演さえしなかった、できなかった。
つくばゆーワールドのラストは章劇みたいです。25年間ありがとう、さようなら公演になるみたいです。
新潟の古町演芸場も栃木の南平台もコロナ禍で大衆演劇からは足を洗うはずだったのが、新たな活用法も見当たらず、結局は大衆演劇公演をとりあえず復活させたみたいです。とりあえず。
※南平台みなみ座は今月末で終了みたいです。復活させてはみたものの、やはり無理だったみたいですね。ホテル自体、お客さんが減ってるのかも知れません。
そもそも興行自体が厳しい現状だったりしますからね。新宿歌舞伎町劇場があっさり三年で大衆演劇からは撤退したように。歌舞伎町いいながら区役所の裏側ですけど。繁華街のど真ん中ではないのです。
まあ、歌舞伎町のど真ん中にある歌舞伎町タワー自体が厳しそうですからね。その背景には日本経済の衰退という現実があるわけで。
高市早苗はそれを台湾有事発言でいたずらに中国を煽り、対外危機に問題をすり替えようとしてます。高市早苗が有能だというのであれば、それこそ経済再生にこそ本腰を入れるべきなのですが、やつにはそんな力量はないと思います。
大衆演劇は次世代のスター不在というのがそもそもの問題なんですけどね。四十代からアラフィフの座長で業界を牽引していくしかないのが実情です。
二十代から三十代がパカ抜けしてますから。劇場の数よりもむしろそちらの方が深刻だと思います。知る限りでは片手で足りるくらいしか実力のある座長や役者はいないですからね。
カムイどうでしょう?
おまけ
ひとはそんなに変われないし、変わらない。
ワンチャンあるだろうか?ねえだろう。






