オタクの終活ってどうするのだろうか?


子どもの頃から、若い頃から溜め込んで来ているだろうオタクグッズ。おそらく、処分できないだろうし。


ゲーム、アニメ、アイドル、などなど。溜まる一方ですよね。


オタクとひと口に言っても、生産者と消費者では雲泥の差がある。


ゲームやアニメなどを生産するクリエイターがいて、それを需要するコンシューマーがいる。問題にしているのは、大量生産されたものを大量消費している消費者としてのオタクである。


やがて大量投棄せざるを得ないのだが、それは勿体無いような気がするし、その価値がわかる人が一体どれくらいいるのかという話でもある。独りよがりの趣味ならば、その価値がわかるひとなど限りなくゼロに等しいだろうし、刺さる人にとっては喉から手が出るほど欲しくなるものだろうし。


収集している最中は終活など考えてないだろう。集めている大切なグッズをいつかは投棄なり放出しないといけない時が来るなんて想像だにしてないはずである。


オタクにとって人生のほぼ全てといっても過言ではないだろうからね。


まあ、いい年したおじさんがオタクグッズを処分できないというのもなかなか悩ましいタネである。


30年、40年前の少年はおじさんである。二十歳を過ぎてオタク趣味はやめてスッキリするというのであればともかく、捨てられない漫画とかゲーム、推し活グッズなど大量に押し入れだとか本棚、トランクルームなどに抱えているひとはたくさんいそうだ。


オタクとは少し違うが、大学教授などは大量の文献なり書籍を持っていると推測される。自宅には書庫があるだろうし、床が抜けそうなくらいの本が廊下にまで積んであるなんてことは想像に難くない。


一部は大学や図書館などに寄贈するなりするとは思うけど、これらの集めた貴重な文献などが散逸するというのもいささか勿体無いとは思う。


みうらじゅんのスクラップブックとか様々な収集物は一体どうするのだろうか?


先日亡くなった経済アナリストの森永卓郎は玩具などを大量に収集していたと思うが、それらのコレクションはどうなるのだろうか?


オタクは40過ぎたらぼちぼち終活について動き出した方がいいと思う。気力も体力がなくなってからでは動き出せないだろうからね。大切なコレクションをどうするのか。


中には恥ずかしいコレクションもあるだろうからね。アダルトグッズとか。そういったものを然るべきところに持っていくなり、処分するならした方がいいとは思う。


ジジイが亡くなって、遺品整理の際に娘とかにアダルトグッズだとかAVだとかがネットに晒されてるのを見かけたことがある。死人に口なしだが、死してなお辱めを受けることにもなりかねないのだ。


また、オタク趣味など一般人にはその価値など理解してないだろうし、フツーに粗大ゴミに出されて終わると思います。オタクの皆さんは40過ぎたら断捨離を始めた方がいいと思います。


あの世までオタクグッズは持ち込まないからね。たとえ、それなりにお金を持っていたとしても。


いっそ、古墳を作って、その中に入れておけば、何百年後にそれが歴史的価値を獲るかも知れません。まあ、保存状態が良好でなければただのゴミになると思うけど。


なので、やはり信頼できる人なり場所に引き継いでもらうか、いっそ処分した方がいいと思うのだ。


ニッチすぎる趣味ならば、なおさら困るよね。オタク同士うまくマッチングしてシェアできたらいいのに、とは思ったりもする。