滝に打たれて三千里。その壱
オッス!!オラ○空!
今、現金玉作ってんだ!!
地球のみんな、オラにちょっとずつ現金を分けてくれ…
最近、心の中の兄貴が「最近だらしねぇな。」と
何遍も繰り返しアッー!!するので
気合を入れるために行ってきた。
そう、僕はなぜか期待に胸膨らませ
あらん限りの力で車を漕ぎ出した。いや、運転した。
向かうは轟の滝、そうここは名水が湧き出る場所。
所謂“滝”である。では滝で何を行うのか。
もちのろんで“修行”(荒行ともいう)を行うためだ。
この腑抜けな精神を滝に打たれることによって
スーパーサ○ヤ人のようなクオリティーにするのが目的だ。
滝に着いた。僕は海パンを用意していたが
なぜかそのまま来たままの姿で滝に向かう。
滝はその壮大な姿で僕の前に現れる。
僕はおもむろに滝に指先を触れる。
…ちべたい。無理。ありえない。
こんなん浸かったらまっすぐ召される。
いや、しかしここまで来たんだからせめて足くらいは…。
そんな想いが走馬灯のように浮かんでは消え
“ちべたい”を心の中で連呼する僕の目の前を
あざ笑うかのように何かが横切った。
人だ。あれは人だ。
そう、一人の勇気ある青年が僕をあざ笑うかのように
颯爽と滝つぼに飛び込んだ。
「なんてヤツだ、アイツはバケモノか。」
そう呟く赤い彗星的な僕を一瞥することも無く
彼は泳いだ。ただひたすら泳いだ。
彼は滝の下まで泳ぎきった。
まったく顔色を変えることなく泳ぎきった。
そして僕が打たれるはずだった滝を独り占めした。
彼はまた顔色を変えることなく滝に打たれた。
「これが無我の境地!?」
そう呟く貧弱な僕を尻目に彼は打たれた。
そう、滝に打たれまくった。
その姿は光り輝いていた。
まるで何か悟りを開いたかのようなその表情は神々しかった。
そのとき僕の頭の中では延々と
“暴れん坊将軍”のテーマが鳴り響いていた。
なぜかはわからない、いや、意味が分からない。
つまり彼はそのくらい壮大なスケールだってばよ。
言葉の使い方を間違ってるとかそんなものが
どうでもよくなるくらい彼は猛々しかった。
~後半に続く~

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