法人が代表者などに生命保険をかけた場合、
保険料を損金算入できるという仕組みがあります。
保険商品のうち、一部ガン保険では保険料を全額損金算入できるというものもあります。
全額損金算入できるというのは、簡単にいえば、
利益をすべて保険料として支払えば、税金は一円も払わなくて済むということです。
そして解約した場合の払戻率が100%に近づいたとき(もしくは超えたとき)を狙って
保険を解約し、払い戻されたお金を大規模修繕工事などに全額使えば
最後まで税金を支払わなくて済むというスキームを考えていました…
「いました」と過去形で語っているのは、
このウマ味が間もなく消えてしまうからです。
今日、私に生命保険のことを指南してくださっている方が急きょ来社され、
「もう間もなく、ガン保険の保険料を全額損金算入することはできなくなりそうだ」
と教えてくださいました。
国税庁のほうからヒアリングというカタチで、そうした予告がなされたそうなのです。
全額、損金算入できなくなっても、半額はできるそうなので、
この仕組みを使うウマ味は残るのですが、
やはり全額損金算入にくらべると、インパクトはかなり落ちます。。。
そもそも、この仕組みを使って、
オーナー様が大規模修工事費を積み立てるスキームを思いついたのは、
『オーナー社長の戦略的生命保険活用術』(亀甲美智博氏著)というベストセラー本を
読んだときなのですが、こういったノウハウは、ベストセラー本が出るようになると、
行政から釘が刺されてしまうものなのですよね。
丁寧に話をしていないので、「何のこっちゃ」と思われる方も多いかと思いますが、
税制の仕組みの粗を狙おうとするのは、なかなか大変だと痛感したということです。