友人から、続きが気になるとメールが来ました

忙しくて放置してる間に
年も明けました

とりあえず後編、続けます

続き→
ハードル走は、午後1番目の種目。
お弁当の蓋を開けると、めいっぱい詰められた大好物のポークビッツ&
ご飯の上に海苔で書かれた「ガンバー」の文字。
お母さん、最後の伸ばし棒はいらないよNE☆
美味しいお弁当もなかなか喉を通らず…
無情にも時間は過ぎていき、
「ハードル走にー、出場する人はー、入場門にー、集合してくださーい」
とアナウンスが流れました。
いくしかない。
いくしかないったらいくしかない。
意を決して入場門を目指して歩いていると、
「おっ!マジで、うも出るん?!笑」
「うもの走り方めっちゃオモロイから最前列で見ようぜ!!笑」
「あのいつもの走り方してなー笑!!」
きた。
男子たちが囃したてだしました。
超絶いじられキャラの私は、いつもなら「やぁめぇてぇよぉ!!!」と反撃に出るのですが、
実際に私の走り方は面白いので、
「へへ…」とだけ返して止まる事なく入場門を目指しました。
そのまま1年生の応援席の後ろを通っていると、
「あっ、りょーちんのお姉さんや!!」
「りょーちんのお姉さんならブッチギリで1位やろうなぁ(^-^)」
「お姉さん、1位とってくださぁい!!」
オイ。
ハードル跳ぶ前からハードル上げるんじゃねぇ

私は 色白で儚げな顔立ち(生気がない)なので、知的でミステリアスなオネエサンだと勘違いされ、弟の友達にモテました。
……今からキミたちの幻想を壊してア・ゲ・ル♪
私は力無く微笑んで入場門を目指しました。
さあ、魔のゲート到着。
体育委員に名前を呼び挙げられ、列に並んだ私の視界に、
「あっ!こっち見てる!おーい!!!」
私の視線に気付き、満面の笑みで手を振る母と、
弟の勇姿をおさめる為に新調したビデオカメラを私に向け、親指を立てる父の姿が入りました。
これで私の無様な姿はテープに焼き付けられ、正月に親戚一同の笑いのネタにされる事が決定しました。
何も見るな、聞くな、
無心になれ、私。
ここまでくると悟りの境地。
もう心乱す事はない。
…がしかし。
私はラスト走者。
順番が近づき、顔を上げて愕然とする。
スタートのピストル係りが、
私の恋するK君だったのです。
マージかぁああ!!!!!!!
神様ッどこまで私をいじめたら気が済むんやぁぁあ!!!!!
やめてぇぇえええ!!!!!
何でも言う事きくからぁあ!!! ←
直前にして最大のパニック。
イケメン秀才性格良しのK君は、運動神経も抜群という、完璧ボーイなのです。だもんで体育委員なぞされていたのです。
なんでよりによってハードル走の担当…
これは天罰だ、運動会を呪った私への天罰だ…
私は俯いたまま、前に進みました。
遠くで男子達が期待に胸を弾ませ、最前列で既に笑っています。
弟よ、今から姉は、キミの株までもを下げます。
父 母よ、幼少期から変わらぬ私の走りを見て、せいぜい愛おしがるがよい。
K君、どうか私を見ないで。。
そんな様々な想いが交錯する中、
クラウチングの姿勢をとろうと、
スタートラインに立った時、、、、
「…うも、緊張すんなよ」
えっ?! 声のした方へ目をやると、
なんとK君が、
「大丈夫!うも 頑張れっ!」
ジャニーズ顔負けの笑顔で、
私にエールを送ってくれたのです

きゃぁぁあーー(〃ノωノ)ーー!!!
パーーーーーーーーーン!!!
ピストルが鳴ると同時にガムシャラに走った私の耳に、
もう、周りの声援や笑い声なんて届きません。
K君の 頑張れっ!がこだましていました。
ビデオカメラには、母の
「うもー!! ファイトーッ!
脚上がってないッ笑笑!おしり可愛いッ!笑」という声援と共に
案の定 無様な私が映っていましたが、
おかげで、結果は、なんとっ!!!
5位中、4位っっ!!!!! (´∀`; )
いや、快挙ですよ!
ああ、良かった、コケなかった、
走りきった、あああ、無事おわった…
ゼイゼイなってる私の元へ駆け寄ってきたK君の
「頑張ったな!」
が、何よりもご褒美になりました

というのが、
私の苦くて辛いのに思い出すとキュンとなる、
運動会の話、でした

長いっ

新年を迎え今さらながら完結

ちなみにK君とは、その後、
うふふ



おわり