私は痛みに強い方です。

痛みに強いというか、身体に鈍感 というか、

自分で「あ、しんどいかも?」と思った時には、
既に体が悲鳴を上げている状態で、

前触れなく突然ぶっ倒れて周りを仰天させる、
とんだ迷惑野郎です。





昨日。


私が爆笑して前かがみになったタイミングと、
前に居た人が立ち上がるタイミングが、
きれーいに重なってしまい、

私の顔面と前の人の後頭部がクリティカルヒット☆ しまして。



誰も悪くない、どっちかっていうと19のケンジ並みに体を前後させて笑っていた私が悪い。
しかも1人で。←いろんな意味で危ない




後頭部に歯が刺さらなくて良かった、
刺さらなかった方も良かったけど私としても口の中にモシャモシャが入ってこなくて良かった。



恥ずかしさと気まずさから うつむいたまま、
確認と謝罪をしその場を離れましたが、

すれ違う人の目線の位置と、顔の違和感から、
なんとなく気付きました。



あ これ 唇なんかおかしな事になっとるな。




近くにあった喫茶店の窓ガラスに映る顔を見てビックリ、、、

ヒルみたいなものが唇に張り付いている!!!



ぎゃーーー!?!? と叫んでしまいましたが、
窓ガラスの向こうに居た人の方がぎゃーーー!?!?ですね。



自分の歯で唇を突き破っていたようで、
血と腫れですごい事になっていましたダウン





不思議なもので、状態を認識してしまったら、
どんどんどんどん痛くなってきて……


血の味もひどいし口を動かすと破れて痛いし…

ボクサーとか不良とかってすごいな、
常にこんな感覚なのかな、、、






そんな時でもお腹は減る。

何食べようこういう時って何をどうやったら食べられるのかしら、

ストローでやっとこさ飲み物は飲める状態で、
私が昼食に選んだもの。





餃子。





ドクロ絶対違うやろアカンやろ、タレしみますよ!!




分かってる、分かってるけど、
どうしても餃子が食べたかったのです。


食べられないと諦めるのではなく、
じゃあどうやって食べるか、
食べたい という前向きな感情に向き合う方が健康でしょう!
そうやって私は生きてきた!!



てなわけで餃子を食すことにしたのですが


痛いのです。
動かすだけで痛いような傷口が生々しい状態で、肉汁やタレが豊富な食物を口にしようとするのだから、
そりゃ痛いです。



でも決してやめない。
だって、そこに餃子があるから。
焼いてしまったから。




傷口は左下だから、右側から、傷口が裂けない範囲内で唇を半開きにし、そっと餃子を差し込む。


痛いのです。
しかも熱いのです。
痛みと熱さのダブルパンチの中、ふと顔を上げると、

正面にあるテレビの画面に、自分の顔が反射していたのですが、


我 餃子を頬張る姿、ゾンビがハラワタ貪るがごとし、、、笑…



なんとか肉汁を左下の傷口に当てないよう小首を傾げ、右側だけで必死に唇を開き、
肩をいからせ苦痛に顔を歪ませて咀嚼する様子は、
完全にゾンビのソレでした。



面白いから鏡を持ってきてわざわざ見ながら食してみたところ、
ロック歌手ってこんな表情で歌ったりするよなと、新しくモノマネのレパートリーが増えましたよ←どこで披露するのか







1日経って、痛みはなくなりました。
もう普通の顔で食べられます。

当たり前の事を当たり前に出来る事 に感謝しながら、
平穏無事に生活をしたいと思います。


人前で爆笑する時は反動をつけないよう心掛けます。。