2024年(令和6年)8月4日-469号 ☆・・・・‥…‥─━━─‥…‥…─━━─‥‥…・・・・☆ 枯れ果てて、散るのではありません。 この世は、かりそめの宿- ならば-春さらば-と、すがしく散る、 万朶の桜のひとひらにこころ学びたいものです。 今までも、このように生かされ、 そして、生きて参りました。 師 承真尼婆子の後ろ姿を追いつ、 婆子の踏み跡を行きつ戻りつ……。 ひたすらに生きようとする、 盲目的意思を感じながらも、 深遠な真理を未だ識り得ない我が身の、 自分の愚かさに、 明けることのない夜……「無明長夜」を憶います。 だからこそ、人は心の遍歴と軌跡の中で、 心の樹海を彷徨い歩くとも、 無明長夜を照らす生きる灯火を、 心の旅を開く鍵を、 人生の道すがらに求めようとするのです。 ☆ 左藤無憂樹─生きる命をつなぐ蓮の絲……☆彡 vol.00469 2024年8月4日(日)配信 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_ 目次_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
(Rokaさんによる写真ACからお借りいたしました。合掌 )
★……『枕草子』一段 夏を詠ふ 夏はよる。 月の頃はさらなり、 やみもなほ、 ほたるの多く飛びちがひたる。 また、ただひとつふたつなど、 ほのかにうちひかりて行くもをかし。 雨など降るもをかし。 『枕草子』一段 淸 少納言 小夜夏の 闇夜に螢 飛び交ひて 魂(たま)の光跡 あはれなるかな 2024年7月28日 『 枕草子 』夏を詠ふ
・Ave Maria /Giulio Caccini ・ Vladimir Vavilov ジュリオ・カッチーニの《アヴェ・マリア》再掲 ( 珠玉のピアノ曲…… ) https://www.youtube.com/watch?v=x2ibR0puNk4
天上の青 ( 2014年8月15日 )
いつも御目に留めて頂きましてありがとうございます。 この広い日本の空の下、 どこのどなたとも存じ上げない、 常にはお出逢いできない方々との触れ合いは、 拙尼にとりまして宝ものでございます。
憶いでの小筥から……等、日々の些事の中で、 写真と短歌、時に長歌を載せていただいております。 趣味は、菜園・食べた野菜、果物から採った種を育てることです。 花芽のいのちが育っていくのが楽しみです。
四季の登山、登攀の記録は、青春時代を憶い出します。 鉄道ブログは夢を感じます。 お裁縫が好みで、身に纏うものは自分で縫ったものです。 Emi's さまの、お菓子作りのセンスに学ばせていただいております。 のかぜさまに、「泣くは人生 笑うは修行 勝つは根性」の 花登筺文学碑を憶います。
お花、風景写真の撮り方など、 皆さまの一葉が師匠でございます。 仏典のことーひと言等々は、どうぞ、今の言葉で言うところの、 スルーなさってくださいますよう。 感謝 🙏
☆彡・最新の今日のひと言 ★…2024年8月4日 今日のひと言 ─……ヒグラシの 先聲きよら いとをかし ◆佛教短歌……『枕草子』を詠ふ ★…2024年7月27日 今日のひと言 ─小夜夏の……魂(たま)の光跡 あはれなるかな ◆佛教短歌……『枕草子』を詠ふ ★…2024年7月22日 今日のひと言 ─軒滴 雷鳴遠く 香焚きぬ…… ◆佛教短歌……『枕草子』を詠ふ ☆彡・ 憶いでの小筥から……今日のひと言 ★…2019年7月15日 今日のひと言 ─ ─色即是空 空即是色 砂時計の流砂は、過去の忘却、 未来へのこだわる心…… ◆この心の動くところ…… ★…2019年7月16日 今日のひと言 ─腑に落ちずとも、その憶いを捨てきって、 手放してこそ…… ◆この心の動くところ…… ★…2019年7月17日 今日のひと言 ─これは、自分で選んだ道…… 決して、人さまに転嫁することもなく。 宿命、運命などの言葉に、未来を左右されることなく…… ◆この心の動くところ…… ★…2019年7月18日 今日のひと言 ─ 一歩一歩、黙々と、 平々凡々に… 上りつめるのではなくして、 前に踏み出してゆく…… ◆この心の動くところ…… ★…2019年7月19日 今日のひと言 ─こころは、 まるで周波数にあわせるかのように…… ◆この心の動くところ…… ★…2019年7月20日 今日のひと言 ─この世の中には、上る坂と同じ数だけ、 下りの坂もあるのですから…… 時に、ささやかな幸せに気づき、 道の途中で立ち止まるもよし……。 ◆この心の動くところ…… ★…2019年7月21日 今日のひと言 ─この世の一切衆生、 いのちのすべてを支配しているのは、 こころ……。 ◆この心の動くところ…… ☆彡・こころの磨き砂 ★…2019年7月21日 編集後記より ─水面に浮かぶ、 睡蓮の可憐な花を見るたび…… モネが描く睡蓮の静謐な世界へと誘われ、 こころの安らぎをおぼえます。
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8月4日 極楽の 余り風吹き ヒグラシの 先聲きよら いとをかし
2024年8月4日 『枕草子』夏を詠ふ
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庭にて
姫螢 平安時代の螢といえば姫螢 (ヒメホタル)……。
(PHOTAさんによる写真ACからお借りいたしました 。合掌)
7月28日 小夜夏の 闇夜に螢 飛び交ひて 魂(たま)の光跡 あはれなるかな 2024年7月28日 『枕草子』夏を詠ふ
☆‥…─━━‥………☆彡今日のひと言……‥‥━━─‥…☆
庭にて
7月22日 軒滴 雷鳴遠く 香焚ぬ 少し涼しく 夏の夜みじかし 2024年7月22日 『枕草子』夏を詠ふ ・‥……─━━…‥…憶いでの小筥から……‥…━━─…‥‥ 7月15日 色即是空 空即是色 砂時計の流砂は、過去の忘却、 未来へのこだわる心…… 分別や妄想に束縛されず、 妨げのない、 とらわれのないこころ。 一点だけに気をとられていると、 大きな流れを見失ってしまいます。 色即是空 空即是色 空とは、何のこだわりもない心の状態…… ものごとに執着しないことです。 砂時計の流砂は、 過去の忘却、 未来へのこだわる心…… これらの憶いを捨てきってこそ、 心無罣礙 無罣礙故 無有恐怖 遠離一切顛倒夢想…… 命の本音を聴くことができるのです。 合掌
☆‥…─━━‥………‥☆彡今日のひと言……‥‥━━─‥…☆ 7月16日 腑に落ちずとも、その憶いを捨てきって、 手放してこそ…… 一旦、この手にしたものを手放す……ということは、 人間には、なかなかできないものです。 手放したものへの未練や、 過去へと押し流した残滓に、 未だにとられているとしたら、 腑に落ちずとも、 その憶いを捨てきって、 手放してこそ、 今まで見えなかった、 人生の道筋が見えてくるはずです。 合掌
☆‥…─━━‥………‥☆彡今日のひと言……‥‥━━─‥…☆ 7月17日 これは、自分で選んだ道…… 決して、人さまに転嫁することなく。 宿命、運命などの言葉に、未来を左右されることなく…… 何かを成し遂げたり、 自分自身の憶いを、 この忍土の世で実現させることの難しさや、 世間の厳しさを気づかされる時にあります。 さまざまな忍従を重ねながら、 人の境遇や、 生き方の多面性に気づかされる時でもあります。 しかしながら、 これは、自分で選んだ道…… 決して、人さまに転嫁することなく。 宿命、運命などの言葉に、未来を左右されることなく、 瑣末(さまつ)なことに一喜一憂しながらも、 人として、何が大切かを選択しつつ、 自身の弱さ、脆さをも、 自然に受容できる時が、必ずやってまいります。 自分で道を閉ざしてはいけません。 合掌
☆‥…─━━‥………‥☆彡今日のひと言……‥‥━━─‥…☆ 7月18日 一歩一歩、黙々と、 平々凡々に… 上りつめるのではなくして、 前に踏み出してゆく…… 一山行き尽くせば一山青し このように、山を越えると、 また青い山が、 遠山のようにゆく道を阻んでいる……。 越えても越えても、山また山。 人生にもしばしば起伏があり、 紆余曲折の長い坂だけれども、 まだまだ道半ば……。 何のために、 なぜ生きるのか……等など、自問自答しながら、 人は、今生かされていることに心を止めて、 自分で選んだこの人生の細道を、 一歩一歩、黙々と、 平々凡々に、 上りつめるのではなくして、 前に踏み出してゆく……これしかないのです。 合掌
☆‥…─━━‥………‥☆彡今日のひと言……‥‥━━─‥…☆ 7月19日 こころは、 まるで周波数にあわせるかのように…… こころは、 まるで周波数にあわせるかのように、 関わる相手や環境によって、 動いてゆくのです。 朱に交われば赤くなると申しますのは、 朱色が混じれば赤味を帯びていくように、 ものごとの良し悪しによって、 善悪どちらにも感化されるのです。 様々な人との出逢いと、選んだ道筋に従って、 どんな運命を開拓してゆくか― この世の道は、人それぞれ……ですが、 自らがその扉を開いて、 自らの意思で以て、道を選んで歩いていくのです。 合掌 ☆‥…─━━‥………‥☆彡今日のひと言……‥‥━━─‥…☆ 7月20日 この世の中には、上る坂と同じ数だけ、 下りの坂もあるのですから…… 時に、ささやかな幸せに気づき、 道の途中で立ち止まるもよし……。 この世の中には、 上り坂と同じ数だけ、 下りの坂もあるのですから、 ある時には、 長い坂道を、 あれやこれや思案しながら、 時に、道のささやかな幸せに気づき、 道の途中で立ち止まるもよし……。 いわば人生の激流の中に、 その身を置くことをも厭わず。 逆境や、困窮、この道の難儀さが、 人の心を練り、人の心を育てるのです。 平坦な道などありません……。
合掌
☆‥…─━━‥………‥☆彡今日のひと言……‥‥━━─‥…☆ 7月21日 この世の一切衆生、 いのちのすべてを支配しているのは、 こころ……。 この身に、 過分な憶いを願うところに、 執着、嫉妬、妬む心が、湧いてくるのです。 この世の一切衆生、 いのちのすべてを支配しているのは、 こころ……。 粒粒辛苦、 愁いを重ねる日々の暮らしにあっても、 こころに言われるままに、 支配されるのではなく、 心を導いてゆかなければならないのです。 合掌 ───────────────────────────── ■ 「 こころの磨き砂 」 水面に浮かぶ、 睡蓮の可憐な花を見るたび…… モネが描く睡蓮の静謐な世界へと誘われ、 こころの安らぎをおぼえます。 モネが生涯に描いたという、 生涯、描いても描いても、 描き尽くせなかった睡蓮…… 200枚以上もの画布の睡蓮のそれぞれ……。 いつかは目にしたいと願いながらも、 東京ブリヂストン美術館所蔵の「睡蓮の池」も、 パリのオランジュリー美術館に展示されているという、 横幅17mを超えるという大作も、 未だに一度も鑑賞したことがありません。 モネの初期の作品は、 印象主義的な手法でしたが、 晩年の作品は、筆触や色が、 いわゆる表現主義的ともいえるもので、 まるで鑑賞者が、池の中から観ているかのような、 強い感動を受けるとのこと……。 水面に浮かぶ睡蓮の神秘的な美しさを、 いつの日にか、 この目で見てみたい……と、 ひそかに憶っているのです。 合掌 ───────────────────────────── ☆彡・編集後記 ★…御身お大事になさいますよう……不乙 ※記事に掲載されている文章、和歌、画像は既に出版されている ものもあり、無断転載・引用はご遠慮下さいますようお願い申し 上げます。どうぞ、おくみ取りくださいまして、 よろしくお願いいたします。 :*:・'゜・。・☆彡'゜・。:*:・'゜・。・☆彡'゜・。:*:・'゜・。・☆彡'゜・。:*:・'゜・。・☆