8/27 今日のひと言―だからこそ、人は、人の哀しみに、瞑目し、憶いをよせ…… | 左藤無憂樹―生きる命をつなぐ蓮の絲…いのちの記憶

左藤無憂樹―生きる命をつなぐ蓮の絲…いのちの記憶

この流転する娑婆世界に、重荷を背負いながらも、
懸命に道を尋ねる心魂に、微細ではあっても、
生きる命をつなぐ蓮の絲……。

然(さ)ればこそ、
生きているよろこびも、心を塞ぐ哀しみも……
ともどもに、心にとどめて、
この娑婆世の道を歩いております……。

8月27(水)

 

 

 


2014年8月25日  病院慰問の帰りに




 


 

人は、様々な感情を、


心の底に抱きます。

 

 

殊に、

 

取り戻し難い、人間関係の不調や、

 

 

突然、身に降りかかった災難による、

 

どうにもならない哀しみと、

 

 

ままにならない、

 

行き場のない怒り……。

 


そして、断絶や、拒絶……。



 


心の底に沈潜する哀しみと、


どうにもならない怒りを、

 

 

どこまで理解できるか……などと、

 

推し量ってはならないのです。



 

人は、同じような体験をしない限り、


その人の心情は、分からないのです……。

 


順調な人の世など、あるわけもなく、


 

だからこそ、

 

人は、人の哀しみに、瞑目し、

 

憶いをよせ、

 

誰の心にもある、


 

涙を流す、記憶の深い結び目、


 

この心情を、

 

忘れてはならないのです……。






          合掌         

 

 

                



 

 


 

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