石井ゆかりの教則本がたまたま手元にあって、しばらくそれをながめている。

もともと本格的な占いごとにはあまり積極的なほうではない。
しいたけ占いと石井ゆかりの占いを熱心に読んだり読まなかったりするくらい。
見ず知らずのひとにじぶんのことを預ける気にはあまりなれないし、スピリチュアルというよりはセルフカウンセリングの一環として考えているところがあるので、ことばや感性の持ちかたになにかしらぴんとくる人物にお願いしたいと思う。たとえば、べつの分野でたくさんのインスピレーションをもらっていた知り合いの女性がたまたま星占いができる人で、彼女からもらったテキストはいつでもお守りのように持ち歩いている。

そんなわたしが、このところ熱心にホロスコープをながめている。
いままで誰かのことばで手渡されていた星の様子をじぶんの目でたどりなおすと、あらためて驚いたり、安心することが多い。
現実がけっこうわちゃわちゃした状況にあり、あたまのなかがすっかり煮詰まってしまったので半分ふざけた感じで星を読み始めたわけだけれど、捉えなおしや、どこから手を付けたらいいかわからないことへのアプローチ、そのきっかけ探しとしてホロスコープに頼ることは有用なのかもしれないなとあらためて思う。
星の位置と本を見比べていると時間が過ぎてくれるし。気候やらなんやら、不調で役に立たない日が多いので、いまのわたしにはとても好都合(もはや脳死状態)。
いつまで続くかわからないけれど、春を越えるための時間つぶしとして、活用したいと思う。