老後の資金がありません~❗
じゃないけど…

従兄弟の嫁さんが神戸に帰ると言う。
従兄弟は、茨城出身。嫁さんも茨城だが、長いこと神戸に住んでいた。
阪神淡路大震災の時に手に障害の残る火傷をした時から
「叔母が1人茨城に住んでいるので、定年になったら、養生しながら茨城に住もうか」と考えたらしい。

茨城に住んで、叔母の介護をして送り出し、やれやれこれから夫婦2人で田舎暮らしと思った矢先に従兄弟が旅立った。


車の免許を持たないで済む神戸市内にいたので、交通の不便さは痛いほどだったのだろう。
「茨城の家を別荘のようにして、神戸に帰ろうと思うの」と言われた。
「売るにもバカみたいな金額しかならないし、景色のいいのを縁側から味わえる家は、時々でも使って楽しんでいるのもいいと思うよ。
景色のいい分、便は悪いのがネックよね。
別荘みたいに使う、そういう考えもありじゃない?」
「そうだよね。子どもたちがいる所の方が身体も安心だし」
「そうだよ。慣れた土地、慣れた医療機関の方が通院していてもいい方向に向かうよ」
「背中押してもらえたし、帰るわ」
「そうして。茨城空港から1時間ちょっとで着くんだから、東京の八王子辺りに住んでるより近い感じじゃん。それに、神戸往復は結構便が出てるから、すぐ帰って来れるわ」



そんなこんな会話をして、彼女は明日拠点を神戸に移す。
人生後半、伴侶に先立たれ不慣れな土地で生きて行くのは、しんどいだろう。
田舎の親戚は、代わってやることも出来ないのにヤンヤヤンヤと言うだろうが、私はこういう選択も1つだと思う。
例え、このまま茨城に帰って来なくても、自分自身が心地よく生きていける所に住むべきだと思う。
「もし、訳の分からない事を言って来る親戚がいたら『しゃらくせぇことを言ってんじゃねぇよ❗』とまくし立ててやるわよ。だから、心配しないで神戸に帰りなよ」


そう、口では何とでも言える。代わりにやってくれないのにね…
もう、『いい年』の中に入ったなら、好きな事をすればいいのよ。
生きてく途中には、毎日ように大なり小なりの選択がある。
その選択をしただけだろう。
いい年で、いい選択をしたと思うよ。
勝手知ってるところではあるけど、ワクワクして希望も出来るだろうよ。


さぁ、送り出す私も何かちょいと大きめな選択をしたくなった←感化されやすいタイプ😄
多分、少額の年金での生活なんて飛んでいっちゃうような、何かワクワクするような選択やって来ないかなぁ。
あっ、2つ選択してるわ😆
まぁ、許されるなら生活も楽じゃないから、働ける限りは愚痴を沢山こぼしながら働こうと思う。
その少額の年金では生活出来ないから、宝くじを買おう。
ほら、案外前向きだろう?

I say it's fun to be 20   
You say it's great to be 30  
And they say it's lovely to be 40 
But I feel it's nice to be 50
I say it's fine to be 60      
You say it's alright to be 70   
And they say it's still good to be 80
But I'll maybe live over 90
I say it's sad to get weak
You say it's hard to get older 
And they say that life has no meaning 
But I still believe it's worth living 
~竹内まりや『人生の扉』より~