『ライムライト』の曲が聞こえて来た気だるい午後に思い出したあのこと。
茨城の県南にたった一つのデパートに映画館があった頃の話。
デパートは、今でも『たった一つ』だけどね…
おいら「チャップリンのライムライトだ!! 一度見て見たかったんだ。一緒に行く?」
映画の上映予定を見ながら彼と話していた。
見に行った時は、確かに彼と一緒だった!
気にもせず、映画に没頭。
後半になるにつれて、涙々の大洪水!!
自分のハンカチでは足らなくなってきた頃、隣の彼からハンカチを手渡されて涙を拭っている時
『ん??』
…このハンカチ、女もんやんか!
ええ匂いもするやんか!!
けど、隣は彼。確認は、明るくなってからでいっかぁ…
チャップリンの演じるカルヴェロの隣に居合わせているかように映画の中に入ってしまったおいら。
涙は止まらず、嗚咽まで出そうになってしまった(//∇//)
その状態の中で背中をさすってくれた手。
…彼って、こんな気が利くんだっけ?…
また違和感をおぼえたが、明るくなって確認でいいだろうと流してた。
…けど、ハンカチの香りが女の子の使うコロンの香りなんだよなぁ…
もう涙の大洪水で終わった私に「出るよ~」の掛け声。
…彼の声って、こんなに遠くに聞こえるんだ…なんて思っていた。
手を握られ、明るくなった映画館。
握られた手の持ち主を見上げると…
「何でノンちゃん、ここにおんねん?」
つい、大きな声が出てしまった(+。+)
「やだん、ライムライトが見たかったから、来たのよん。
そんなに泣いたら、お顔グジャグジャじゃない?
ダメよん。彼といるときは、泣いても気を抜いちゃいけないわん♪分かった?」
「分かんないけど、分かった。で、いつ席が変わったの?」
聞けば、始まって10分くらいで、彼と私の間に入って来たという。
「何で違う席に座らなかったの?」
「この映画は泣くのよ。だから、美香の泣き声が大きくなった時に止められるのは、私だけでしょう?だから来たのよ」
…さいですか( ̄∇ ̄)…
「ノンちゃん、映画でそんなに泣かないよ」
「何言ってんの。この後、どこにも行けないお顔になっちやってるわよ。まだらなお顔よん。」
そんなことを言われ、彼はお茶をして待っててもらい、おいらとノンちゃんは化粧品売り場で顔の修理(^^ゞ
サンプルのところで、どこそこのブランドのお姉さんが
「優しいお兄さんですね~。」なんて声掛けて来たけど、ノンちゃんのメイクテクニックを見て呆然と立ちすくんでしまったのは言う間でもない。
「はい、出来上がり!! 可愛くなったわん♡ 私は、あんたのおかげで映画に没頭出来なかったので、また見てくるわ。じゃあね♪」
その後、彼の待つ、今で言うカフェに向かうと
「美香って、ちゃんと化粧すれば、スッゴく女の子らしくなるんだね。」
満面の笑みで毒を吐いた彼に
「そうかい。こんなに塗ったくったら、誰でもそれなりに見えるがな。あんた、アホちゃう?」(--#)
つい、カチンと来てハッキリ低音で言ってしまった(-ω-;)
ノンちゃんが来ることを知らされてないことにもイラついていたと思う。
「えっ!?」
…いっけねぇ!!つい地が出ちまったぜ!!…
「ううん、何でもない~♪ 私もお茶を頼もうっと」
可愛い女の子を演じるおいら。
いつまで続いたんだっけなぁ?
茨城の県南にたった一つのデパートに映画館があった頃の話。
デパートは、今でも『たった一つ』だけどね…
おいら「チャップリンのライムライトだ!! 一度見て見たかったんだ。一緒に行く?」
映画の上映予定を見ながら彼と話していた。
見に行った時は、確かに彼と一緒だった!
気にもせず、映画に没頭。
後半になるにつれて、涙々の大洪水!!
自分のハンカチでは足らなくなってきた頃、隣の彼からハンカチを手渡されて涙を拭っている時
『ん??』
…このハンカチ、女もんやんか!
ええ匂いもするやんか!!
けど、隣は彼。確認は、明るくなってからでいっかぁ…
チャップリンの演じるカルヴェロの隣に居合わせているかように映画の中に入ってしまったおいら。
涙は止まらず、嗚咽まで出そうになってしまった(//∇//)
その状態の中で背中をさすってくれた手。
…彼って、こんな気が利くんだっけ?…
また違和感をおぼえたが、明るくなって確認でいいだろうと流してた。
…けど、ハンカチの香りが女の子の使うコロンの香りなんだよなぁ…
もう涙の大洪水で終わった私に「出るよ~」の掛け声。
…彼の声って、こんなに遠くに聞こえるんだ…なんて思っていた。
手を握られ、明るくなった映画館。
握られた手の持ち主を見上げると…
「何でノンちゃん、ここにおんねん?」
つい、大きな声が出てしまった(+。+)
「やだん、ライムライトが見たかったから、来たのよん。
そんなに泣いたら、お顔グジャグジャじゃない?
ダメよん。彼といるときは、泣いても気を抜いちゃいけないわん♪分かった?」
「分かんないけど、分かった。で、いつ席が変わったの?」
聞けば、始まって10分くらいで、彼と私の間に入って来たという。
「何で違う席に座らなかったの?」
「この映画は泣くのよ。だから、美香の泣き声が大きくなった時に止められるのは、私だけでしょう?だから来たのよ」
…さいですか( ̄∇ ̄)…
「ノンちゃん、映画でそんなに泣かないよ」
「何言ってんの。この後、どこにも行けないお顔になっちやってるわよ。まだらなお顔よん。」
そんなことを言われ、彼はお茶をして待っててもらい、おいらとノンちゃんは化粧品売り場で顔の修理(^^ゞ
サンプルのところで、どこそこのブランドのお姉さんが
「優しいお兄さんですね~。」なんて声掛けて来たけど、ノンちゃんのメイクテクニックを見て呆然と立ちすくんでしまったのは言う間でもない。
「はい、出来上がり!! 可愛くなったわん♡ 私は、あんたのおかげで映画に没頭出来なかったので、また見てくるわ。じゃあね♪」
その後、彼の待つ、今で言うカフェに向かうと
「美香って、ちゃんと化粧すれば、スッゴく女の子らしくなるんだね。」
満面の笑みで毒を吐いた彼に
「そうかい。こんなに塗ったくったら、誰でもそれなりに見えるがな。あんた、アホちゃう?」(--#)
つい、カチンと来てハッキリ低音で言ってしまった(-ω-;)
ノンちゃんが来ることを知らされてないことにもイラついていたと思う。
「えっ!?」
…いっけねぇ!!つい地が出ちまったぜ!!…
「ううん、何でもない~♪ 私もお茶を頼もうっと」
可愛い女の子を演じるおいら。
いつまで続いたんだっけなぁ?