陸奥にみちたるのみか
四方八方にひびきわたれる滝桜


都まで音に聞こえし滝桜
いろ香を誘へ 花の春風

サクラのサは山の神のことで、春になると里に降りてきて田の神になる。
里に下る途中でサクラの木に宿る。
神様が宿る場所をクラという。
山の神が宿る木という意味でサクラという名前になったという。

今年の田植え準備を始めるお知らせの滝桜に会って来ました。
毎年毎年、少しずつ周辺が整備され、駐車場から滝桜の入口までは、シャンゼリゼ通りのようにオシャレで賑やかになっております。
←シャンゼリゼ?行ったことねぇよ!!てへぺろ











畑の中にポツンと立っている桜は、三春を包み込んで守っているように見えます。
ここに来る度、日本は、農耕民族なんだと思わされます。

以前は、側まで行けたのに‥
桜までの歩道が土じゃないし…
夜になるとライトアップされるし…
拝観料を取ってるし…
山の神は、少々うんざりしているかも知れません。

しかし、頬をなでる風の冷たさの中に菜の花も一緒に咲かせ
雪をかぶった山とのコントラストを考え、花を咲かせ
見返りを求めず、無償の愛のように咲く滝桜

全国各地に似た桜は、あったと思うけど、こんなに頑張って咲いて
私どもに何を教えようとしているのだろうか…

畑中 稟と咲いてる 滝桜
争いや笑顔を沢山見て来たんだろうね…
今、我々は、どう映っていますか?