友人のお母様から、鼈甲の髪留めの磨きを頼まれました。

なんでも、叔母様のお引っ越しをお手伝いしたら、古い100年位前の髪留めをいくつか頂いたとの事。

髪留めは使わないので、額に入れて飾りたいと言うことでした。


工場をたたんだ鼈甲屋さんから、卓上のバフの小型研磨機を頂き、そのままにしていたので、自宅で研磨してみることにしました。


お預かりした簪です。

これはかなり虫食いがあります。
表面です。

裏面もかなり虫に食われています。


粗い紙ヤスリで端の虫食いを取っていきます。
表面の虫食いも削り取っていきます。
裏面の虫食いは深く、全部取ろうとすると厚みが薄く割れてしまいますので、そのままにすることにしました。
徐々に細かい目の紙ヤスリで研磨し、最後にバフ研磨します。

研磨後の表面です。
虫食いを取ったので、一回り小さくなっています。
(夜、撮影したので、照明の影ができて、少し分かりづらいですね。)
裏面は虫食いが見えます。
研磨終了です。
続きます~