好きなトンネル工法はNATM。こんにちは、海芝浦です。
国立国会図書館に開館すぐから閉館ちょっと前までずっとこもってました。
何をしていたのかと言うと、
『上越線水上石打間工事誌』
『新清水ずい道工事誌』
『北越北線工事誌』
『北陸本線電化工事誌』
以上の資料をまとめてました。旅m@s の分にと自分の趣味の分と。
いやぁ、ラーメン(構造)やらNATM(工法)やら大好きな用語がどんどん出てきて思わずニヤリとしてしまったり。
さて、今回は調査していた中の『新清水ずい道工事誌』で気になる記述があったので紹介したいと思います。
第2編 横坑および斜坑
第3章 連絡横坑
第1節 概要
新旧ずい道は、土合~土樽間でほぼ平行しているため、保安上の連絡通路と施工中の換気および中心測量のチェックのため連絡坑を設けた。(下略)
(※新旧ずい道=清水Tと新清水Tの事)
第2節 施工
2.第3工区
(上略)新潟支社との打ち合わせの結果、第3工区の146k831m70の連絡斜坑を保守のための通路として使用することとした。(下略)
そうです、清水トンネルと新清水トンネルが繋がっているのです。
この連絡横坑ですが、『第2工区(※土合斜坑方)142k436m70、第3工区(※土樽方)の146k831m70、148k039m20、149k247m00』に4つ建設されており、『そのほとんどは旧ずい道内のマンホール内(※退避坑?)に貫通させた。』と記述があります。
全部残っているのかどうかは判りませんが(埋め戻したとか記述が無いため)、第3工区146k831m70は存在しているはずです。
なおこの146k831m70は、新清水T内新茂倉信号場内に当たります。
考えもしなかったな。連絡横坑。
頭を思いっきり殴られたような衝撃を受けました。この記述を発見したときは「え!?」と叫びそうになりました。
これはまた個人的に再調査に出る必要がありそうかも…。