しまさとです。
ここ最近、アマゾンプライムで
ハマってみたドラマ
『あなたには帰る家がある』
で、とても印象的なシーンがあったんです。
～～～ドラマ抜粋～～～
主人公の佐藤真弓（中谷美紀、以下、真弓）が、
夫の佐藤秀明（玉木宏、以下、秀明）の浮気に気づきました。
浮気相手が会社の
若い女子社員だと思っていたら、
自分より年上の主婦、
しかも客先の奥さんであることに
ショックを受ける真弓。
妻にバレて焦った秀明は
必死に真弓に謝ります。
『相手とは別れる。許してくれ。』
真弓はどんなに秀明が謝ってきても、
不倫相手と別れたことを確認しても
「許すもんか」と、
ずっと夫に怒りつづけていました。
夫の浮気を知って
ずっと胃がキリキリしていた真弓。
ある日、急性胃腸炎で倒れてしまします。
自宅のベッドに横になる真弓。
そこへ友人から知らせを受けた
真弓の母が来てくれました。
母は真弓のそばへ座り話し出します。
「そりゃあ、やってらんないわよね。
私は他の人となんて考えたこともないのに、平気で浮気されて。
そんなことで悩むなんて、負けた気がするし、
バカバカしいって。わかるわよ。」
真弓の母も昔、夫が１０年不倫していたのを見てみぬふりした挙句に離婚した経験があります。
「でも認めちゃいなさい。
あんた傷ついているのよ。
傷ついてるの。」
「なんでかわかる？
まだ秀明さんのことが好きなんだから。
負けちゃいなさい。
そっちの方が楽だから。」
ここで、ムカつくと呟きながら
真弓は涙を流します。
～～～抜粋ここまで～～～
信じていた夫に浮気される。
しかも、それが遊びではなく
本気だったかもしれない。
夫は相手と別れたけれど、
許せない気持ちが強くて怒りがこみあげてくる。
自然な感情だと思います。
でも、その
怒りだけを持ち続けるのは、
実はとても苦しい。
なぜなら、
その怒りは、
本当は傷ついた自分がいるのに
それを認めず、なかったことにして
平気なフリをしている
そんな
『自分自身への怒り』
だから
真弓のお母さんは、
そのことを分かっていて
「負けちゃいなさい」という
セリフが出てきたのだと思います。
負けちゃいなさいというのは
浮気相手にという意味ではなく、
『傷ついている自分に降参しなさい』
ということ。
夫の浮気は許せない！
と思う気持ちは持っててもいいけれど、
その前に、
自分が傷ついていることを認める
そして、
傷ついた自分のためにしっかりと悲しむ
この過程はとても大切です。
自分のために悲しんだからって、
浮気相手に負けるわけじゃない。
もちろん、
自分自身の価値は変わらない。
もし、今
夫の浮気を許せない！と思って
それが苦しいと感じているなら
まずは、
傷ついている自分を認めて
自分のために悲しむというのを
やってみるといいと思う。
悲しいよ～、傷つくよ～って
心の奥で悲しんでいる自分に寄り添ってあげる。
そこを認めると、
楽になるというのは本当です。
だって、感情は感じたら消えるから。
感情を感じたら、
自分がどうしたいかも見えてきます。
何があっても自分の感情を無視しない。
とても大切なことです。
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