今回は、息子ではなく我が家の猫の話です。
ブログのカテゴリーとは少し違いますが、
同じように悩む飼い主さんのために記録を残しておきます。



手術と抜歯のこと

我が家の4歳の愛猫。
先日、左下の犬歯の歯茎が赤く腫れてしまい、病院で「歯肉腫」と診断されました。
腫れを切除する手術を受けたのですが、いざ切ってみると歯が割れていたそうで、そのまま犬歯を抜歯することに。

全身麻酔の手術を終えて帰ってきた猫。
「よく頑張ったね」と声をかけながらも、これからの“ご飯問題”にドキドキです。

先生からは「きっと痛がるからウェットフードか、ドライフードをふやかしてあげてね」と言われていました。



普段のご飯事情

うちの猫の主食はドライフード。
おやつはチュールぐらい。
ウェットフードはというと、なぜか“汁のみ”。中身は残して、スープ部分だけをきれいに舐めとるタイプです。



術後1日目:なにも食べない

カリカリは見向きもせず、ふやかしたカリカリもダメ。
モンプチ、カルカンのウェットフードも少し舐めただけ。
頼みのチュールも、ほんの少しだけ。

食べた後は口をぺろぺろして、気になる様子。
痛そうで、見ているこちらが胸を締めつけられました。


術後2日目:チュール拒否、でも希望の光が

この日も日中はチュール拒否。
ウェットの汁だけ舐める日が続きました。
「せめて水だけでも」と思っていたら、ようやく水を飲んでくれた!

ネットで見つけた「ドライフードを砕くといい」という情報を信じ、ジップロックに入れて綿棒でトントン。(なんだか即席の実験みたいでした)

夜、砕いたドライフードを出してみたら……食べた!その姿が嬉しすぎて思わず涙しました。



術後3日目:通常運転に戻る

この日、ついにドライフードをそのまま食べました。水も自分から飲み、表情も少し穏やかに。
それからはいつものように、カリカリをカリカリと。

まだ少し口元をぺろぺろしていますが、痛みも落ち着いてきたようで、食べるコツをつかんできたようです。

普通のドライフードを食べられるようになったので、前日の夜にひたすら砕いたドライフードは無駄になりました(笑)



不安と、ひとつの山越え

なかなか食べてくれないとき、「このまま腎不全になったらどうしよう」と心がざわつきました。

でも、ウェットフードの汁にもちゃんと栄養があるはず、と信じて、できるだけ心を落ち着かせていました。

今は、ひと山越えたようです。
食べる姿って、こんなにも安心をくれるものなんですね。

なかなかご飯を食べてくれない時、「気長に待つ」ということはなかなか難しいですが、心を落ち着かせて待つことは大切だと思いました。