「争い事をしたいなら、説得を用いるべし」相手の意見や行動を直す為に説得を用いるのはとて... | 辻斬り海ねぇさん

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アウトドア業界、釣り業界初のおねぇこと海ねぇさんが、妖棒肉雨片手に腐った世の中を前立腺から叩き直す!わよ♡

「争い事をしたいなら、説得を用いるべし」 相手の意見や行動を直す為に説得を用いるのはとても愚かな行為である。 なぜか。 説得には常に相手への軽視と軽蔑があるからだ。 常に自分の方が正しい、という暗黙の主張のうちに為されるのが説得である。 自分のことを軽視し軽蔑する相手の言うことなど、誰が聞く耳を持つものか。 非効率の極みである。 説得とは事実上のお説教なのである。 いくら理を解き、論を尽くし、事実や真実、データや数字を積み上げても、説得しようとする限り、人の意見や行動を変えることは決してできない。 相手を見下しているのだから、相手はそれを感じ取り、言いなりになろうなどとは絶対思わないだろう。 仮に、論を尽くし事実を積み上げ、「説得」できたように見えても、「説得」された側には、やり込められた感や敗北感が募るだけだ。 説得出来た側には満足感があるだろうが、ただそれだけのことである。 相手の翻意や行動の変化という真の目的は達せないままだ。 説得しようとすればするほど、相手はますます頑なになり、問題は複雑化し、解決は困難になっていく。 また説得とは暴力的である。 人間は言葉で自分の世界に意味を与えている。 なのに、言葉を以って、相手の世界観、価値観を壊そうとするに等しい説得という行為はなんと野蛮なことか。 そして、その行為を平和的と勘違いしている者のなんと多いことだろう。 夫婦喧嘩、親子喧嘩、友人同士の言い争い、そういったものの多くは説得することに原因があるのだ。 真に必要なのは、相手を尊重する態度で臨む対話である。 相手を受け容れ、相手の能力を信頼し、相手を理解しようとする態度で話し合うことでこそ、相手の変化を促すことができる。 相手を見下し相手の世界を破壊しようとする説得は、物理的肉体的暴力以上に暴力的である。 争い事へ最短距離で向かいたかったら、説得を用いるのが一番効率的なのだ。 #説得 #対話 #アラスカ #alaska #glacierbay #グレイシャーベイ国立公園

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