名前:ゴブリンフィッシュ
学名:Glyptauchen panduratus
英名:Goblin Fish

捕獲海域:オーストラリア南部
捕獲水深:5-15m
飼育水温:10-18℃
食性:甲殻類
体長:15cm
販売価格:120,000円
入荷日:2010年5月11日

コメント:オーストラリア南部に生息する、一見何の種類に属しているか考えさせられる奇妙な形をした魚である。ゴブリンフィッシュは名のとおり、子鬼という意味を持つがよく観察すると、顔は鳥のように見える。調べてみると、オコゼの仲間であるが、一属一種である。頭部後方に『へこみ』があるのだが、その理由はまだ分かっていない。

$海の手配師 海のヘンテコ生物大図鑑-ゴブリンフィッシュ
名前:オオサルパ
学名:Thetys vagina
英名:Large Salp

捕獲海域:伊豆半島南部
捕獲水深:0-2m
飼育水温:15-20℃
食性:植物プランクトン
体長:20cm
販売価格:5,000円
入荷日:2010年5月21日

コメント:サルパの仲間はホヤ類の親戚にあたる。一見クラゲのように思われがちだが、むしろ脊椎門の魚類に近い形になる。概要を漂っている時たま捕獲することができるが、水槽内で飼育することが難しく、長期的に飼育できた事が無い。

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名前:ミミックオクトパス
学名:Thaumoctopus mimicus
英名:Mimic Octopus

捕獲海域:フィリピン南部
捕獲水深:10-30m
飼育水温:20-30℃
食性:甲殻類等
体長:15cm
販売価格:15,000円
入荷日:2010年5月21日

コメント:英名(Mimic:物まねする)のとおり、物まねダコである。普段は砂にもぐったり、逃げたりするが外敵に襲われた際は、イソギンチャク、カレイ、ウミヘビ、カサゴ、等に上手に姿を変え、身を守るというタコの中でも最もおもしろい生態を持っている。大きな個体であっても全長20cmほどなので食用としてというより観賞用として捕獲されている。

$海の手配師 海のヘンテコ生物大図鑑-ミミックオクトパス
名前:クルマダイ
学名:Pristigenys niphonia
英名:Japanese Bigeye

捕獲海域:駿河湾
捕獲水深:50m
飼育水温:15-20℃
食性:甲殻類など
体長:12cm
販売価格:30,000円
入荷日:2010年5月10日

コメント:寸止まりで目が飛びぬけて大きいキントキダイ科の魚である。深場で見つかることが多く、ダイビングしている時は変哲もない砂地に赤に白のストライプのクルマダイが稀に見られることがある。不思議なことに、一か所でそのクルマダイが見られると、数ヶ月同じ場所で見られることがある。


海の手配師 海のヘンテコ生物大図鑑-クルマダイ

名前:ヒレジャコガイ
学名:Tridacna crocea
英名:Crocea Sea Clam

捕獲海域:沖縄本島
捕獲水深:5-10m
飼育水温:20-26℃
食性:光合成
体長:20-25cm
販売価格:10,000円
入荷日:2010年5月11日

コメント:シャコガイの中でもオオジャコガイの次に大きくなる種類である。通常は茶色をベースに模様が入るのがほとんどだが、今回はグリーンをベースにした模様のものが入ったのはきわめて稀である。


$海の手配師 海のヘンテコ生物大図鑑-ヒメジャコガイ
名前:スイミングアネモネ
学名:Phlyctenactis tuberculosa
英名:Swimming Anemone

捕獲海域:南オーストラリア
捕獲水深:2-10m
飼育水温:10-18℃
食性:プランクトン
体長:15cm
販売価格:24,000円
入荷日:2010年4月5日

コメント:一見、ミズタマサンゴと見間違えるほどの形状をしたイソギンチャクは世界の海を見渡してもこのほかには見当たらないだろう。岩盤や朽ちたロープ等にしっかりとつかまり、浮遊しているプランクトンを捕食していると思われる。ダイビング中、手でふわっと水中に浮かせると体の周りの膨らみが大きくなり、全体として球体になりぷかぷかと浮かんでいる。その様からスイミング(泳ぐ)アネモネと名付けられたではないだろうか。


$海の手配師 海のヘンテコ生物大図鑑-スイミングアネモネ01

$海の手配師 海のヘンテコ生物大図鑑-スイミングアネモネ2
名前:スミツキアカタチ
学名:Cepola schlegeli
英名:Red Bandfish

捕獲海域:駿河湾
捕獲水深:50-100 m
飼育水温:12-20℃
食性:雑食
体長:30cm
販売価格:16000円
入荷日:2010年4月下旬

コメント:釣り採集によって捕獲された個体。日常砂地の穴に身を潜めたり、立泳ぎをするなどそのユニークな生態を観察するのはとても興味深い。

$海の手配師 海のヘンテコ生物大図鑑-スミツキアカタチ
名前:タスマニアキングクラグ
学名:Pseudocarcinus gigas
英名:Tasmanian King Crab

捕獲海域:キング島 オーストラリア
捕獲水深:200m
飼育水温:8-13℃
食性:雑食
甲長:最大で40-50cm
販売価格:300,000円
入荷日:2010年4月15日

コメント:オオギガニとしては世界最大のカニである。甲長では40-50cmの大きさになる。大型のオスの右腕は太く大きく強力な爪をもっているが、性格はおとなしくその爪の力は未知数である。現地では食用とさているものの、あまり流通しておらず、主には中国向けに出荷されている。

$海の手配師 海のヘンテコ生物大図鑑-キングクラブ
名前:エレファントスネール
学名:Scutus anatinus (?)
英名:Elephant Snail

捕獲海域:南オーストラリア
捕獲水深:5m
飼育水温:10-16℃
食性:???
体長:15 cm
販売価格:9,800円
入荷日:2010年4月15日

コメント:現地名ではエレファントスネールと呼ばれていて、もしかしたら突起がゾウの鼻に似ているからではないだろうか。また、このスネールは19世紀の博物学者たちにも注目されたそうだ。

$海の手配師 海のヘンテコ生物大図鑑-エレファントスネール
名前:スパイダークラブ
学名:Maja squinado
英名:Spider Crab

捕獲海域:オーストラリア東部~南部
捕獲水深:5-15m
飼育水温:10-18℃
食性:雑食
甲長:15cm
販売価格:18,000円
入荷日:2010年4月15日

コメント:映画『オーシャンズ」など様々映像をみた方も多いだろうが、オーストラリア東部から南部にかけてみられ、一度に何万匹の個体が集まり、カニ柱ができる事が有名である。現地では、集団で脱皮をするために限られた浅瀬に集まってくるという説が有力である。

$海の手配師 海のヘンテコ生物大図鑑-スパイダークラブ