令和六年(甲辰) 皇紀二六八四年 西暦2024年

8月(辛未) 1日(丁酉 ひのと・とり)

和暦 水無月二十七日 第5692回

(百日紅が満開!神田川沿いの下高井戸八幡神社近くに見事な紅色の花がきれいに咲いている。真夏に咲いているので、色合いが暑苦しく感じてしまうので、「白や紫色のサルスベリのほうが愛でるのにいいね!」と失礼なことをつい口にしてしまった。ごめんなさい)

 

【すべては光る】(坂村真民)

 

光る

光る

すべては

光る

光らないものは

ひとつとしてない

みずから

光らないものは

他から

光を受けて

光る

 

【海乗の独り言】

 

 8月を迎えた。2月4日の立春から半年が過ぎようとしている。8月7日が立秋となるが、「秋が立つ」と書くのでこれから涼しくなると思いきや、残暑が長く続くので秋はずいぶん先に感じられる。甲辰(きのえ・たつ)年の後半スタートが近づいている。

 

 今朝、自飛を開くと、「笑顔、それは光輝」(愛の4)を拝読した。

 その後、開いた「坂村真民一日一言」の8月のページを開くと、

 「いつも瞳は

    澄んでいよう

    濁ってしまっては駄目」

とあった。次のページをめくると、「すべては光る」だった。拝読して、繋がった!

 「みずから光らないものは 他から光を受けて光る」

 

 赤ちゃんはみずから光らないが、優しい笑顔で語りかける母親の愛の光を受けて笑顔で応えている。7月から始まった月9「海のはじまり」を家族で見ているが、登場する「海ちゃん」という7歳の女の子がいい笑顔で出ていて、ドラマの名脇役を見事に演じている。その愛くるしい笑顔の瞳は澄み切っていて、観る者の心の闇が消えてしまうほどの光を放っている。まさに、「笑顔、それは光輝」である。

 

 人生の師匠である神渡良平先生の直筆サインを初めて目にしたのが2002年2月16日で、僕の誕生祝にと、当時の玄米酵素の岩崎輝明社長から贈られてきた「下坐に生きる」(致知出版社)に書かれていた言葉が、「笑顔は天の花」であったことを思い出した。今回の“漏電火災”事故で、焼失してしまったが、その愛は僕の心に深く刻まれている。

 

 天地に愛され、人に愛されて一人一人、笑顔の花を咲かせ、光り輝く存在になれるのだと教えていただいた。猛暑、酷暑が続く8月であるが、笑顔の花を咲かせて、「海ちゃん」のように澄んだ瞳を輝かせたいものだと思う。今月もよろしくお願い申し上げる。

 

【健康一口メモ】(内藤裕二・京都府立医科大学教授「致知2024-8」)

 

 私たちは今、“簡単に死ねない“時代を生きています。いくら長生きでも不健康であればたくさんの医療費が必要になり、次の世代に負担をかけてしまいます。日々の心がけで少しでも健康維持できるように努め、最後まで社会に貢献しながら生き生きと生きて行くことが大事だと私は考えます。

 

 本稿でご紹介した食事を意識して、腸内環境を良くしていただくこと、そして何より「自分のことは自分でやる」という気構えを持って生活していただくことによって、一人でも多くの方々が健康長寿を実現し、有意義な人生を全うされることを心から願っています。