令和六年(甲辰) 皇紀二六八四年 西暦2024年

7月(辛未) 21日(丙戌 ひのえ・いぬ)

和暦 水無月十六日(満月) 第5681回

 

(昨日、友人の作品が出品されている展示会に行ってきた。最終日で、油絵、水彩画、鉛筆画等々の作品たちが、僕たち、来場を待っていてくれた。想いを絵にして伝える絵画の芸術で、想像力が創造力となって、作者の想いの波動が作品に留まり、鑑賞する者たちの魂を震わせてくれる素敵な時間をいただいた。「牛たちへの贈り物」とのタイトルの干し草の大きな束が立体感あふれる構図で迫ってきた。広い北海道の草原と大空、白い雲のワンポイントが作品全体に書かせない!)

 

【愛は死を越えて】(アンリ・ポ二エ「愛は死を越えて」序文)

 

 どうか、涙を怖れないでいただきたい。カトリーヌの死、そして彼女の告白に涙していただきたい。とりわけ、自分たちに起きたことをフィリピンに書くように勧めた時のカトリーヌの言葉、つまり

 

「絶望している人たちに希望を与えるために書くの。死は人を永遠に飲み込んでしまう大きくて暗い穴だと考えているような人のために書くの。死は愛しあう者同士を引き裂きはしないってね。再会も、理解しあうことも、話し合うことも、互いに助け合うこともできるって教えるの」

 

という言葉に、涙していただきたい。流せる涙を全て神聖だ。そして本書を読んで流された悲しみの涙は、やがて喜びの涙と変わる。愛の力によって、愛という神秘よって、行間からに徐々に溢れ出す幸せによって。カトリーヌがほのめかすあの世の真実によって。そして彼女があの世から私たちにもたらす保証によって。

 

 私が言いたいことは彼女の次の言葉に尽きると思われる。「人は理解を越えるものや押し付けられたものには、いつだって反抗するものよ。でも理解し、受け入れれば、人は感謝する」と。

 

【海乗の独り言】

 

 18年前になるが、その当時の門下生のご主人様が定年後半年たたないうちに、まさかの末期癌が見つかり、余命三か月と診断され、そのような最後をむかえることになった。これからの老後を夫婦で旅行に行って楽しもうと思っていた矢先だったわけで、その訃報の連絡を受けて、駆け付ける日の早朝、郵便受けにあった「朝刊」を手に取り、電車に乗った。

 

 電車の中で開いた新聞の二面下方の広告欄に掲載されていた書籍がハート出版「愛は死を越えて」(フィリップ・ラグノー著)だった。その新聞広告の宣伝には

 

「常軌を逸した書物か!?愛の極みか、死は永遠の別れではない。悲しみの涙はやがて喜びの涙に変わる。存命中に約束したとおり、夫とのコミュニケーションをとり続ける亡き妻。身近な人の死に直面しているすべての人に読んでもらいたい本。数々の賞に輝いたフランス・マスコミ界の重鎮が語る、癌で逝った妻と夫の愛の交流記録」

 

 著者のフィリップ・ラグノーはドゴール大統領から「フランス解放勲章」を授けられた英雄で、長所と徳を存分に具えた人間だから、見えない天界と見える地上界との魂の交流記録を晩年に書物として出版することがどれほど抵抗したことかと思われる。しかし、癌で旅立った妻カトリーヌからの天界からの強烈なアプローチは夫フィリップ・ラグノーをして常軌を逸脱させてしまった。

 

 この真実をノンフィクション「亡き妻との魂の交流」として読んだ時の衝撃は忘れられない。見える世界からすると、見えない世界は見えないのだから、「存在」しないということになるが、見えない世界からすると、見え世界はそのまま「存在」しているから、両者はかみ合わない。

 

 「どうして最近は一人でコーヒー淹れて飲んでるの。私の分を入れてくれないの」というカトリーヌの声(頭の真ん中に響いてくる不思議な声)にフィリップ・ラグノーはどれほどの驚いたことだろう。今までの常識が覆るほどのこの書物に出会わされた意味はその後の18年の歳月を経た今だからこそ、僕の心に深く強く影響をいただいていることが分かる。

 

 新型コロナの「パンデミック」以降、高齢者の突然の死が増えているという。ターボ癌で急激に悪化する話も聞いている。お風呂場で心不全、転んだことがきっかけで急逝された話も「ワクチン」の後遺症が大きな要因だと思えてならない。見えない天界からのメッセージをしっかり受け取り、生かされている今日一日の“いのち”の尊さにただただ感謝を捧げながら、今世のお役割を全うできるように、内観を深めてまいりたい。

 

【健康一口メモ】(井上明・日本総合医学会理事、健康セミナーから)

 

 “国民の命より経済を優先する社会“


 国は経済優先で福島県に新工場を造ってワクチンの生産を始め、欧米諸国が失敗・撤退したワクチン産業で起死回生を持っています。本来、マスコミは国のワクチン政策に警鐘を鳴らすべきなのに、テレビ・新聞は事実(重篤なワクチン後遺症死者2000人以上。新型ワクチンは旧型ワクチンよりも20倍以上の死者被害者を出している)を報道しません。