令和六年(甲辰) 皇紀二六八四年 西暦2024年

6月(庚午) 29日(甲子 きのえ・ね)

和暦 皐月二十四日 第5659回

(雨が上がり、今朝、下高井戸おおぞら公園に入ると、八重咲ムクゲが一斉に開花していたことに気づいた。 ネット検索すると、「花の少ない夏を彩る代表的な木で、花言葉は繊細な美。 花は1日花で次から次へと咲く」とあった。曇り空でその輝きは感じられなかったが、この夏の楽しみがまた一つ増えた!)

 

【 道 】(あいだみつを「ほほえみ読本Ⅰ」)

 

長い人生にはなあ

どんなに避けようとしても

どうしても通らなければ

ならぬ道というものが

あるんだな

そんな時はその道を

だまって歩くことだな

ぐちや弱音を

吐かないでな

だまって歩くことだよ

ただだまって

なみだなんか見せちゃだめだぜ

そしてなあ

そのときなんだよ

人間としての

いのちの根が

ふかくなるのは

 

【海乗の独り言】

 

 今朝、「ほほえみ読本Ⅰ」を開くと、この「道」という詩を拝読した。どなたの詩?と思って検索してみた。すると、あいだみつを!以前にも読んだことがあったと思うけれども、その詩を味わうことはなかった。令和六年(2024年)6月29日に拝読するので、その味わいは深く噛みしめることになった。

 

 先日、2か月ぶりにズーム命理道講座をした際、巡りくる10年に一度の「甲(きのえ)」の年について解説させていただいた。30年前の1994年の脱サラ、20年前の2004年の会長解任事件、10年前の2014年の冤罪事件、そして今年2024年の漏電火災事故。振り返り客観的に眺めるときに、実に味わい深いメッセージを受け取ってきたが、「どんなに避けようとしても、どうしても通らなければならぬ道というものがある」との言葉に、今朝共振した!

 

 そのときにどんな思いで受け止めるのか?が、その後の運命の選択を決めることを体感してきたわけだが、その時に「いのちの根がふかくなる」貴重な避けがたいシナリオだったことに気づくにはある程度の時間が必要である。10年に一度の大きな試練であるが、その時々にふさわしいシチュエーションで、その演出が凄すぎることを体感してきただけに、満68歳という年齢でやってきた「原点回帰」だからこそ、乗り越えられる道なのかと思う。

 

 今日の干支は六十干支の最初の「甲子(きのえ・ね)」である。一番長い教室の面々をお迎えして新拠点での第1回目の命理道講座となる。「原点回帰・共振突破」の機運を活かせるように仕組まれた「宇宙のからのメッセージ」を感じ取って、今年の折り返し地点となる7月1日に備えたい。

 

【健康一口メモ】(塩谷信男「自在力」)

 

 ぽっくり行くのが老人の希望だと冒頭に書きました。それには何も早く死にたいということではなく、下の世話も自分でできないような痴呆状態になり家族や周囲に迷惑をかけたくないという切実な思いが背景にあるのです。痴呆症状の原因は脳血管障害とアルツハイマー型の二つが全体の80%を占め、残り20%には数え切れないほどの原因があると言われています。

 

 脳血管障害には要するに、脳血管の動脈硬化が引き金となって脳細胞全体に十分な酸素が行き渡らなくなるために起こる症状で、脳出血や脳血栓による脳軟化引き起こしたりします。アルツハイマー型の原因は未だに不明ですが、脳細胞の数が著しく減少して、脳の機能ががっくりと落ちてしまうことから引き起こされる症状です。