令和六年(甲辰) 皇紀二六八四年 西暦2024年

6月(庚午) 27日(壬戌 みずのえ・いぬ)

和暦 皐月二十二日 第5657回

 

(可燃ごみ六月最終日、半焼した旧家屋の裏庭に置かれた鉢植えのミモザが季節外れに開花していた。50センチほどの苗を鉢に植えて数年、すくすくと伸びて3mを越え、今や2階の窓に届いている。名残惜しい最後のミモザの花をこのタイミングで咲かせてくれた宇宙の「生命」の現れに触れて心穏やかにおれない)

 

【望むことは選べる】(ウエイン・W・ダイアー)

 

 「運動神経が鈍いのは父親譲りだ」「父方のおじいさんが音痴だった。隔世遺伝だね」「お母さんもおばさんも内気だったけどそっくりね」――こういったまことしやかなレッテルが、心の中に「大きな嘘」を育ってしまうのです。

 

 科学者たちはDNAを通じて情報は遺伝すると言いますが、そこで私たちがすべきことは、与えた情報をしっかりと捉え、それを最高の内容に活かしていくことです。内なる世界は自分だけの全く自由な場。そこで、あなたは多才で、知的で、自身にあふれ、楽しさを満喫できる人間になれるのです。何の限界もありません。

 

 たいていの人の中には、遺伝や血統を信じ込む気持ちが潜んでいますが、そうした思い込みはもう捨てること。世の中には、遺伝とは関係なく困難を乗り越えて、素晴らしい人生を送っている人がどれほどいるでしょうか。

 

【海乗の独り言】

 

 先日、一卵性の双子の姉と妹にご縁をいただいた。見た目はそっくり。生年月日はもちろん同じ。生まれた時刻も10分違い。両親のもとで同じ家庭環境で育った。同じような服を着て、同じものを食し、同じ部屋に寝る。違いは何かといえば、お名前である。家族や友達、先生から呼ばれる名前が違う。そして、それ以上に異なるのが「みたまさん」(魂)である。必然的に前世が異なる。

 

 高校生くらいから徐々に違いがでてきた気がするとの姉の言葉がとても新鮮に入ってきた。社会に出て、職場環境が変わる。交友関係が変わる。そして、好きな人が各々できる。結婚後、更なる異なる環境が各々の運命を変えていく。身体を構成している遺伝子は同じ、その素質、能力も同じであるにも関わらず、それを動かす主人公の「魂」が自由な選択でその身体を駆使していく。

 

 ちょうど、購入したスマフォが同じ機能を持つ同型の色違いを持った所有者の趣味や職業によって、使うアプリが異なり、活用のスタイルや結果が異なることに似ている。食べ物の違いや飲む水の質で血液の材料が異なるので、血液の質は当然変わる。呼吸が浅い時と丹田腹式呼吸の時とでは入ってくる酸素の量に大きな差が生まれ、全身に供給される酸素の量の差が、細胞の元気度にかかわってくることは自明である。

 

 金婚式を迎えた老夫婦の夫がある時呟いた。「この50年、同じ食生活をしてきたにも関わらず、病気がちの妻と元氣いっぱいの僕とでは健康にこれほどの差が起きているのはどうしてだろう?」「そうですよね」と返答する他はなかったことを思い出す。遺伝、血統、生活習慣の差が健康の差の要素であることは否定できないものの、だからこうなるとは言い難い。

 

 今朝、ダイアーさんの「望むことは選べる」とのメッセージはとても腑に落ちた!「思い込みはもう捨てること」(本当にそうだね)世の中には、遺伝、体質、血統とは関係なく困難を乗り越えて、素晴らしい人生を送れることを後押ししてくれる。「思い込みの妄想を捨てる」ことから「望みは叶う」とのメッセージに感謝!

 

【健康一口メモ】(塩谷信男「自在力」)

 

 だから抗生物質をはじめとするさまざまな薬や治療は、あくまで生命体の防御機能をサポートする補助手段と考えるべきです。それらが直接ウイルスなど病気の原因をやっつけるのではなく、生体に備わっている治癒力や免疫機能を刺激し、高めることによって、病気を排除する能力を強化するという、一種の迂回作戦をとるのです。

 

 主役はあくまでも生体にあり、それらが持つ自然治癒力や免疫力にあります。生命力自体が低下していては、いくら優れた薬品や治療法を駆使しても効果は上がりません。生命体に本来備わっている力、宇宙と呼応する無限のパワーを呼び覚まし、活性化することが生命本来の生き方といえます。