令和六年(甲辰) 皇紀二六八四年 西暦2024年

6月(庚午) 25日(庚申 かのえ・さる)

和暦 皐月二十日 第5655回

(アマランサスが満開になり道行く人たちの目線を占領している。近所を散策すると、“同時期に一斉に咲く”という神秘――それは当たり前といえばそれまでだが、実はその奥深い生命の神秘に視点を置くとき、自分自身の生命とのつながりが見えてきて楽しいし、嬉しいし、ありがたいし、感動さえいただける)

 

【ほほえみさん】(狩野誠「ほほえみ読本Ⅰ」)

 

 だれでも、生まれたときから、ほほえみさんはいつもあなたといっしょ。

 くるしい時は勇気を、かなしいときは元氣を、さみしいときは励ましを。

 でも、歳月(とし)とともに、風雪(かぜ)に吹かれて、ほほえみさんはいつのまにか消えてゆき、苦虫(にがむし)くんがだんだん増え、たった一度きりの人生を曇らせてしまいます。

 どこにいったの ほほえみさん

 どこにいるの ほほえみさん

 ポケットの中のこの小さな本は、こころの隅から、そっとほほえみさんを呼び出して語りかけてくれます。

 そしてこの小さな本をあなたの親しい人々に贈ってあげてください。きっとどこかでタンポポの花のように、風にのってほほえみさんの花をいっぱい探してくれるでしょう。 合笑

 

 あなたのほほえみさんへ

 

【海乗の独り言】

 

 タンスの中で“生き残っていた“物の中に、この「ほほえみ読本Ⅰ」があった!「ほほえみ読本Ⅱ」は門下生からいただいていたので、これでそろった!一ページめくると、この「ほほえみさん」がとても優しく微笑みかけてくれた。

 

 厳しい現実や悲しい出来事に直面すると、いやでも“苦虫くん“に囲まれる。突然の災難に遭遇した時、直後は唖然とするばかりだが、すこし時間が経過すると、心にゆとりが生まれてきて、“ほほえみさん“が励ましてくれ、勇気をくれ、元氣をくださる。

 

 先週からプレオープンで、ゲストや門下生を新たな拠点(元氣サロン「うみのり」)に徐々に迎えているが、“ほほえみさん“が一緒に来てくださっていることが嬉しい。長い夜が明けて朝が来たように、長い雨があがり晴れ間が出てきたように、長い冬が終わり春が訪れたように。

 

 梅雨前の蒸し暑い日々の天候であるが、今日も“ほほえみさん”が集って、「協調、相互理解、婚姻の調和」の女神「コンコルディア」という命名をいただいたこの“場“にふさわしい新たな時代のスタートがきれることを心から感謝申し上げる。

 

【健康一口メモ】(塩谷信男「自在力」)

 

 正心調息法を行うと自然に背筋が伸び姿勢が正されるようになっていますから、特に腰痛には効果があります。わたしも大学時代、馬から落ちて腰椎を圧迫骨折したことから、しばらくひどい腰痛に悩まされた経験があり、腹式呼吸法に「背筋をまっすぐに保つ」ことを意識的に取り入れるようになったのは、この時からでした。

 

 建物でいえば、背や腰は人間の起立姿勢を維持する大黒柱に相当します。それをまっすぐに保つ大切さはいうまでもないでしょう。さらに呼吸法に置いて背筋をまっすぐに維持していると、空気をスムーズに肺のそこまで入れることが出来ます。背中や腰を正常に保持することは酸素を体内にみなぎらせるのに不可欠な条件なのです。また、そのことによって腰痛自体も矯正されていくのです。