令和六年(甲辰) 皇紀二六八四年 西暦2024年

6月(庚午) 21日(丙辰 ひのえ・たつ)

和暦 皐月十六日 《夏至》 第5651回

(小雨が降る中、荒玉水道を下っていると、先月まで見事なバラが咲いていた道路際の花壇にノリウツギが咲き始めていた。この花言葉は「臨機応変」で、ノリウツギの一種である、「ライムライト」などが、時間が経つにつれ黄緑からクリーム色、クリーム色からピンクや赤へと七変化する様子からきていると言われている)

 

【 本 氣 】(坂村真民)

 

本気になると

世界が変わってくる

自分が変わってくる

変わってこなかったら

まだ本氣になっていない証拠だ

本氣な恋

本氣な仕事

ああ

人間一度

こいつを

つかまんことには

 

【海乗の独り言】

 

 昨日、十年ぶりに旧友とお茶を飲んだ。8月にアフリカに医療奉仕団の一員で行くために黄熱病のワクチンを打ちに都内に出てきたタイミングだと聞いた。感染症のリスクを乗り越えて、海外医療ボランティア活動に従事しようとするその本氣な波動に圧倒された。

 

 20名ほどのメンバーの中で最年長らしく、若い元氣な仲間に交じって体力の衰えを感じながらも、それでも行きたいという熱い想いが魂のレベルで沸き上がってこなければ、なかなかできることではない。22歳で上京した時のことが懐かしく思いだされる。社会経験がない大卒で、怖いもの知らずの若者だった故に乗り越えたハードルを、今超えることは考えられない。

 

 それでも主体的に、積極的にさまざまなリスクを承知の上でチャレンジできるのは、その使命をいただいて天から派遣されているからに他ならない。5月14日の「事故」から37日目のタイミングで天はこの出会いを仕組んでくださった。「命拾い」を体験した直後だけに、「海外奉仕」に行く純粋な魂の持ち主の旧友との再会と、この「本氣」の詩はわが魂に響いた。

 

 今日は夏至。一年の大きな節目の日である。昨年末の「冬至」から始まった「陰から陽へ」の流れのピークを迎えた。今日から「陽から陰へ」の流れに変わる。静かな時間をつくり、原点回帰・共振突破の機運を感じながら、次なるステージへの準備を始めたい。

 

【健康一口メモ】(塩谷信男「自在力」)

 

 人間の健康とは実は、体の健康だけで成立するものではありません。体だけは大きく丈夫であっても、ナイフで人を刺したり、賄賂を受け取っておきながら平然とシラをきるような人間に対して、わたしたちはけっして健康というイメージをもちえません。これは非常に正しい感受です。体が健康でも心が歪んでいたら、それは不健康なのです。