令和六年(甲辰) 皇紀二六八四年 西暦2024年

6月(庚午) 17日(壬子 みずのえ・ね)

和暦 皐月十三日 第5647回

 

(早朝の散策ができるまでに徐々に平穏な日常へと落ち着きを取り戻しつつある。今朝は神田川沿いを進んでいくと、見たこともない紫色の小さくて可愛らしい花が目に留まった。調べてみると、ムラサキツユクサという名前だった。まだまだ名前を知らない花たちが多くある。名前を付けた先人たちに感謝!)

 

【人のねうち】(坂村真民)

 

おのれが尊いのではない。

おのれをおのれたらしめるものが、

おのれのなかになるから尊いのである。

だからこのおのれたらしめるものを見出さなくてはならぬ。

自覚しなくてはならぬ。

そのことなくして人は人としてのねうちがあるとは言えない。

花を花たらしめるもの、

光を光たらしめるもの、

香りを香りたらしめるもの、

その存在をはっきりと知ることが大切である。

 

【海乗の独り言】

 

 今朝目覚めて、スマフォを開いた。珍しくショートメッセージの新着に気づいた。開いてみると先月までお世話になった当時の隣家のご主人様からで「水道管が破裂しているらしい。水道局には連絡済」との文面に驚いた。すぐに、駆け付けると、散水のホース器具と水道をつないでいる連結部分が外れて水が出っ放しだったことが分かった。元栓をせずに、出口のONとOFFの切り替えボタンに頼っていたために起きた事故と判明。

 

 ツイツイ元栓を閉めることを面倒くさいとしなくなっていたことを大いに反省させられた。帰って、真民さんの一言を開くと、「人のねうち」だった。「おのれをおのれたらしめるもの」という「いのちの本質」に戻らねば空しい人生になってしまいかねない、と深い反省をさせられた。

 

 以前、相談にこられた勤続26年の女性管理職の方が、「最近、社長のために、会社のためにと全力でストレスを抱えながらも無我夢中で戦ってきたが、これで本当に良いのか」と自問させられると漏らしていたことを思い出した。「原点に戻れ」とのメッセージをいただいている令和六年(甲辰 きのえ・たつ)である。

 

 元栓を閉め忘れたことで気づきをいただいた。「おのれをおのれたらしめる存在」という目に見えないけれども一番の「いのちの本質」に意識を向ける日々の静かな時間を新たなる拠点での再スタートのベースとしてしっかりと位置付けることを肝に銘じた。

 

【健康一口メモ】(塩谷信男「自在力」)

 

 ①宇宙には無限の力が存在している。宇宙力である。

 ②宇宙には無限の叡智が存在している。宇宙智である。

 ③宇宙には万物の形成要素である超微粒子が満ちている。幽子である。

 

 これが宇宙の三層原理であり、宇宙智が宇宙力を使って、幽子を素材として全宇宙を創った。私はそういう仮説を立てています。本書で宇宙無限力とはこの三つの原理を統合したもので、単に①の物事の生成エネルギーだけを指すものではありません。無限の知、力(エネルギー)、素材、この三つが兼ね備えてられたものが「宇宙無限力」なのです。