令和六年(甲辰) 皇紀二六八四年 西暦2024年

6月(庚午) 6日(辛丑 かのと・うし)

和暦 皐月二日 第5636回

(昨夜、8時過ぎに長男から写メが送られてきた。訪問先の9階から撮れたネオンが美しいスカイツリー!「闇夜を照らす一灯になれ」との師匠のお言葉を思い出し、ありがたい気持ちが湧いてきた)

 

【こころ】(坂村真民)

 

こころを持って生まれてきた

これを尊いものがあろうか

そしてこの心を悪く使う

これほど相すまぬことがあろうか

一番大事なことは

このこころに

花を咲かせること

小さい花でもいい

自分の花を咲かせて

仏さまの前に持ってゆくことだ

 

【海乗の独り言】

 

 昨日はお世話になっている会社の社長から温かい「おこころ」をいただいた。今回の体験で形あるものは焼失し、水没し、消えてしまった。けれども、ご縁をいただいた御霊さん達の見えざる「おこころ」をたくさんいただいた。今朝、真民さんのこの詩「こころ」を拝読し、「心」ではない「こころ」という表記に初めてその意味の違いを知ることになる。

 

 「心」は3次元の世界で、「こころ」は4次元以上の世界だという表現に納得。永遠の生命なる「こころ」をいただいて今世、この地に産声をあげた僕たちである。その僕たちが一人一人が持つ「心」と「体」は今世の肉体に存在しているが、その「心と体」の背後にある「こころ」について論じることは少ない。

 

 一生保管して持っていたかった「はがき」や「写真」がはかなくも姿を消してしまう体験を通して、「より本質に生きよ」とのメッセージだと思えた。「小さい花でもいい、自分の花を咲かせる」ことが人生の大事なお役目であり、「自分にいただいた今世の使命にもう一度焦点を定めて、再スタートをしなさい」とのメッセージだとありがたく感謝申し上げる。

 

【健康一口メモ】(森信三)

 

 「人はめいめい自分の体に適した健康法を突き止めて、それを実行するのが本当である」と実際健康において、大事な点は、それがその人の体なり、体質なりに、どこまでぴったりと合うか、否かという点にあるというべきでしょう。

 

 同時にお互い人間は、自分の体にぴったり適用するような健康法を突き止めて、それを守ってゆきさえすれば、どんな人でも、少なくとも70歳前後までは仕事ができ、また寿命としてはだいたい80歳前後までは、生きられるものと言ってもよいかと思うんです。