令和六年(甲辰) 皇紀二六八四年 西暦2024年

4月(戊辰) 25日(己未 つちのと・ひつじ)

和暦 弥生十七日 第5594回

《穀雨 次候・霜止出苗(しもやんでなえいづる)》

 

(雨上がりの公園に着くと、水たまりに映る光景があった。ただの雨水が溜まっているだけなのに、その水面に映った光景を眺めて浮かんできた言葉がある。「幻」である。実体はないのにそこにあるように見える幻を見ていることに気づいていないと大変な誤解をしてしまい、取り返しのつかないことになりかねないと思った)

 

【相手の立場になって】(ウエイン・W・ダイアー「準備が整った人に、奇跡はやってくる」)

 

 人間関係の究極の定義は、「相手が何人であろうと、どんな状態であろうと、相手の立場になって、してほしいことをしてあげる」ということ。自分自身を完全に与えることこそ、人間関係の目的なのです。

「私になんのメリットがあるのか」とばかり考えるのをやめましょう。

 無条件で与え、相手の対応を無条件で受け入れましょう。

 たとえ相手がどれだけ嫌な態度を取ったとしても、憎しみに対して憎しみで開返し、怒りに対して怒りで対抗してしまうとしたら、それは相手の態度の問題ではなく、あなたの内側の問題です。

 オレンジからりんごの果汁は出てこないように。あなたの内側にあるものが愛ならば、憎しみを返すことはできなくなります。

 

【海乗の独り言】

 

 命理道、食事道を歩んでいく中で、ご縁をいただき、いろんな悩み相談を受けてきた。夫婦の家庭内別居、兄妹間の確執、依存関係に疲れた友人間の悩み、詐欺事件に巻き込まれた苦悩、ガン再発の不安を抱える奥様等々。「どうしてこのようなことになったのか?」と切るに切れない人間関係で悩む方から最近も相談がきた。

 

 「頼まれたら否と言えない」性格の場合は、特にずるずると泥沼に落ちて行くことでストレスはピークに達する。そんなとき、「あなたならどうする?」人情に流されてしまい、共にどん底に落ちてしまっては意味がない。相手を裁いても解決にはつながらないばかりか、自分自身も相手から裁かれてしまうことになる。

 

 解決の道をダイア―さんは明解にお示しになっている。

「人間関係は自分に対する自分の関係の反映でもあります。体も心も繋がっているんだという意識を持ち、自分の内側で一体感を体験した時に、他の人々もその一体感を共有できるようになります。

 

 自分に愛を持ってこそ、他の人がどのような態度を示そうと愛を分け与えることができるのです。つまり、いつまでも憎しみを抱いていれば、憎しみが愛と思いやりをもっていれば、愛と思いやりが外側に滲み出てくるというシンプルな仕組みです」

 

 『自分に対する自分の関係の反映』という部分であるが、静かに内側に入り、内なる御霊(内在神)を通して宇宙の本源から流れてくる無条件の普遍的な愛を感じ取れるようになった時に、相手の言葉や表情、その態度や行動に翻弄されることなく、その内なる本質(御霊)にフォーカスして対することで、「受け入れられる」ようになり、逆に必要で必然の出逢いであったことが感謝でならない

 

 「受け入れられない」と感じているなら、そこは相手の問題ではなく、自分自身の内側の問題だと気づくことから始まることをこのダイア―さんを通して学びを深めることができて嬉しい。相手は自分の鏡だから、自己浄化するというホ・オポノポノの魔法の言葉「ありがとう。ごめんなさい。ゆるしてね。愛してるよ」が積み重なり、御霊が磨かれ、光り輝ける存在に近づけると信じてやまない。

 

【健康一口メモ】(安保徹「人が病気になるたった2つの原因」)

 

 「過ぎたるは及ばざるが如し」であることは確かですが、細胞がガン化することをただの体の失敗と見るのか、適用現象として見るかで、病気への対処法もその人の生き方も大きく変わってくる事が分かると思います。繰り返しますが、ガンはありふれた日常の中で生まれる病気です。現代医学はそれを難しく解釈し、治らない病気にしてしまっているんです。